市長記者会見 令和2年5月15日

 

ページ番号1029757  更新日 令和2年5月28日 印刷 

5月市長定例記者会見
【令和2年5月15日(金曜日)午後2時~】

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市長発表事項

発表項目

昨日、緊急事態宣言が和歌山県も解除されました。ひとえに市民の皆様、医療関係の皆様、生活を支えていただいている事業者の皆様のおかげでございました。ただ、我々も楽観できる状態じゃないというのは全国の方がおっしゃっている通りで、これからも気を引き締めて、新型コロナとの共生というより、しっかりと拡大防止対策をやっていかないといけないと思っています。

新型コロナウイルス感染症にかかる本市の状況について

そんな中で和歌山市の状況でございます。全国の基準が出されて、直近、1週間当たりの新規の感染者が0.5人ということで、これは府県レベルの話ですけども、ちなみにこれを和歌山市に当てはめてみました。なかなか和歌山市に当てはめるのは人口的に厳しい状況ではあるんですけども、当てはめてみて、今、和歌山市で人口10万人当たり、直近1週間の感染者数っていうのがしばらく0だったんですけど、先日1人出たってことで0.28になりました。これが直近1週間で2人出てしまうと0.5を超えるということで、この人口規模に当てはめると非常に厳しい状況ですけども、ご覧のように4月の上旬にピークが来たものの、ほぼ安定している状態でございます。このグラフは医療体制がどうなっているかというものでございます。医療体制については県全体ではベット数で5月1日現在117床が確保されているということで、県全体でも余裕があります。和歌山市の入院者数は現在1名になっていますが、ピークが14名のところです。それ以降はずっと下がっています。そういう意味では医療機関についても今のところ余裕がある状態にはなっています。次のグラフについてPCRの検査数が全国的に少ないって言われているんですけども、和歌山市、県もほぼ一緒で、もともと国の基準を満たさなくてもやっていました。大体、国は帰国者・接触者外来からのPCRの検査の依頼になるんですけども、和歌山市の場合は、それ以外の医療機関からが約35%を占めています。これは軽症者であるとか、CT等のレントゲン映像で医師が必要だと判断された方ということで、そうした方の受け入れも、PCRの検査もずっと行ってきています。そういう意味では和歌山市ではPCRの検査体制も十分充実しているという状況でございます。ちなみに本日、PCR検査能力の高い新しい機器が1台、和歌山市の衛生研究所に入ることになりました。夕方4時くらいに来ていただければ、設置していますのでご覧いただけると思います。これにより、和歌山市は今まで1つの機械で20検体、2台で40検体の能力だったんですけども、さらに28検体増加することになりました。68検体をまわせるということになります。理論上は旧の機械であっても6時間ぐらい、新しい機械では処理も入れて4時間半ぐらいですので、理論的には、1日で人員の関係等も考慮して、最大でそれらの倍くらいは可能であるんじゃないかと考えております。そんな中で、感染状況や医療体制、またPCR検査体制をについて、今後気を緩めずにさらに、充実させていきたいと思っています。

和歌山市PCR検査センターの設置について

和歌山市に新たにPCR検査センターを設置させていただくことになりました。これは和歌山市の医師会から要望が高かったものでございます。診療所・医院等でPCRの検体採取をすると非常に時間もかかるし、いろんな危険性も出てくるということで、簡単な診療、あるいは電話等の遠隔診療をして、必要があれば市の方へ依頼できるよう、PCR検査センターを作っていただけないかという要望がありました。これを受けて和歌山市の中央保健所の地下にPCR検査センターを設置することになりました。ドライブスルーでもできますので、非常に受けやすくなります。医師からは紹介のみで可能ということで、医療機関への負担と受けられる方の負担も小さくなります。そうしたことと合わせて、これからさらにPCRの検査数を増やしていくことができます。ちなみに、患者数とPCR検査数の関係についてグラフを入れています。赤色が示す部分は大阪、和歌山県、和歌山市のそれぞれ患者数の人口10万人当たりの比較になります。大体、和歌山県で大阪の3分の1くらい、和歌山市も3分の1くらいの患者数になっています。この差はいろんな理由が考えられるんですけども、まず4月10日、5月10日のPCR累計検査数を比較してみました。4月10日が黄色なんですけども、やはり県も和歌山市も、大阪の3倍くらいPCRの検査をやっていることになっています。PCRの検査数が陽性者数と感染者数の減にもつながっているんじゃないかと思っていますんで、これからさらに、PCRの検査体制を充実させていきたいと思っています。

妊婦さん応援事業について

和歌山市独自の市民の方への支援事業っていうことで、妊婦さん応援事業を始めることになりました。特別定額給付金は10万円なんですが、4月27日までに出生されている方になっていて、28日に産まれた方は、対象になっていないということでございます。妊婦さんは緊急事態宣言の中で大変苦労もされており、いろんな出費もかさんでいます。そうした中で妊婦さんを応援させていただこうということで、4月27日時点で出産されてない妊婦の方で、5月31日までで母子健康手帳の交付を受けられる方ということで、その方には6月上旬に申請書を送らせていただいて、申請手続きを行われた方については10万円の給付をさせていただきます。この状況の中で、なかなか母子保健手帳を交付に行けないという方や、情報を知らなかった方については、4月28日時点で妊婦であることが分かる医師の診断書等があれば給付を受けられますので、ぜひ申請していただければと思います。

児童扶養手当を受給しているひとり親家庭等の家計を応援します!~ひとり親家庭等応援事業について~

これも和歌山市の独自事業になります。児童扶養手当を受給されているひとり親家庭等への家計を応援します。特にひとり親の方については、学校等が休みだと、仕事にも行けないということで大変苦労されている状態です。少しでも応援させていただこうということで、4月あるいは5月分の児童扶養手当を支給されている方を対象にして1世帯につき2万円の給付をさせていただくことになりました。これも申請不要ですので、辞退される場合は連絡を頂ければと思います。

飲食店の先払いプレミアム付飲食クーポンの発行を応援します!
~和歌山市プレミアム付飲食クーポン事業補助金~

次は飲食店の先払いプレミアム付飲食クーポンの発行を応援しますということで、テイクアウトデリバリーについての支援は既にさせていただいていまして、非常に好評なんですけども、さらにプレミアム付飲食クーポンを発行される方について、1業者当たり上限10万円を補助させていただくことになりました。これは、10万円補助させていただくことによって事業者の事業継続にもつながりますし、また市民の方への支援にもつながっていくということで、支援させていただきたいと思っています。受付開始日は、本日からです。

和歌山市宿泊促進事業~和歌山市未来の宿泊・日帰りプラン~

宿泊業の方も今、非常に困難な状態になっています。9割、10割という形で減少、収入が減少されている宿泊業の方も多いです。今はなかなか宿泊していただけないんですけども、移動の自粛が緩和されたとき、特に府県間の移動の自粛などが緩和されたときに使える、先払いクーポンを買っていただけるようにしました。宿泊あるいは日帰りプランの販売について支援させていただきます。プラン価格の2分の1で最大2000円まで宿泊事業者に補助させていただこうと思っています。

「市民の命を守る」寄贈及び新型コロナウイルス対策への寄附の申入れについて

今回、市民の命を守るということで、寄贈及び寄附をいただくことになりました。株式会社賃貸住宅センターの塚本代表からです。寄贈されるのは、まず高規格の救急自動車2台で、最近はコロナが疑われる方については搬送させていただく例もあります。そんな中でオゾンガス式除染装置及び救命処置用資器材を2式、また寄附金を5000万円。それとVRの防災体験車ということで、既存の地震体験車はできてから14年経つため、非常に人気がありながら少し老朽化している状態でしたので、VRで地震体験ができる車をいただけるということになりました。感謝状贈呈式が18日です。

「新型コロナウイルスささえ愛寄附金」を募ります

ご寄附いただく方が非常に多くなりつつあります。そんな中で新型コロナウイルスのささえ愛寄附金を募るとともに、ふるさと納税の使途として対策を新たに追加します。市外の方については返礼品がありますが、市内の方は返礼品を受け取ることができないんですけど、所得税・市民税・県民税の控除は受けることができます。よろしくお願いいたします。

和歌山城天守閣のブルーライトアップについて

一般の市民の方から、新型コロナウイルスで大変ご苦労されている医療関係者の方に感謝の意を表したいということで、和歌山城のブルーライトアップしたいという申し出をいただきました。LEDを使っていないのでなかなか簡単には色を変えられないんですけども、約100万円くらいで6日間ライトアップができます。市民を代表して、市民からの医療関係者への感謝ということでライトアップさせていただきたいと思っています。市としても医療関係の方をはじめ、ご協力いただいた市民の方への思いも込めて、17日の日曜日から5月21日までの間、日没から23時までライトアップをさせていただきたいと思います。

新和歌山市民図書館のオープンについて

新和歌山市民図書館のオープンでございます。図書館自体は先日、国の方で解除を受けてオープンできることになっていたんですけども、新しい図書館なので、しばらくオープンを控えていました。段階的な対応として、5月18日に2階3階の新刊本や一般図書、専門図書エリアについてオープンしていきたいと思っています。全体については、南海電鉄さんによる6月5日のキーノ和歌山グランドオープンするときに、新図書館をフルオープンさせていただこうということで考えております。

特別定額給付金の振込と郵送申請の申請書発送を開始します

次に定額給付金の状況でございます。市内全体、和歌山市でいうと約17万5000世帯、人口でいうと36万5千人を超える方に発送させていただくことになります。まず、オンラインの方が5月7日から受け付けていたんですけども、5月21日に振込を開始したいと思っています。だいぶ急いでいまして、最速で5月21日に振込を開始できるかなと考えています。郵送による申請書発送については、宛名等を整理していますので、5月22日に開始予定です。振込の開始は5月28日を予定しています。申請期限については8月26日までです。期限に注意していただきたいと思います。また、お問い合わせ等については、コールセンターで受け付けています。それと、特に高齢者の方には書類の内容相談等をしていただくのに、できるだけ身近なところで相談できるようにということで、市内42ヶ所の支所・連絡所で相談やサポートをさせていただくことにしました。お近くのところで相談していただければと思います。

奨学金の返還助成対象者の募集期間を延長します

学生がアルバイトしにくいなかで、学費の調達等で苦労されております。和歌山市ではもともと、奨学金の返還助成制度を行っています。これは市内の事業者に協力をしていただきながら、そこにお勤めしていただける方の奨学金の返還助成をさせていただくということでスタートしました。従来の募集期間が4月から9月30日となっていました。今、このような状況ではインターンシップ等がしにくいということもあり、大学3年生が対象なんですけども、9月までとなるとなかなか活動しにくい状況となっています。そうしたなかで、12月25日まで募集期間を延ばさせていただきますので、ぜひご活用いただければと思います。

発表項目は以上でございます。よろしくお願いいたします。

記者の質問事項

妊婦さん応援事業について

(記者): 妊婦さんの応援事業について、先ほど市長は妊婦さんは苦労が多く出費もかさんでいるとお話されていましたけど、具体的に和歌山市の妊婦さんはどんな苦労があってどんな出費がかさんでいるという声が寄せられているんですか。

(担当):外出を自粛されているということで、買い物等について苦労されておりますし、それ以外にもやはり、妊婦さん自身に負担がかかっている部分が、さらにこの時期に負担がかかっているということです。他にも、外出できないのでしんどいという意見も聞いています。

(担当):具体的にコロナによって和歌山市の妊婦さんはどんな出費がかさんでいるんですか。

(市長):定額給付金は27日までに産まれている方になっています。翌日に産まれた方には定額給付金が入らない状態になっています。その赤ちゃんが生まれた時点で色んな出費がかさむと思いますので、そうした方にはできるだけ、定額給付金でカバーできないところはカバーしていきたいということで、今回設定させていただきました。

(記者):普段以上にかさんでいる出費とは何ですか。

(市長):多分、マスクの購入とか、色々とコロナに感染しないために気を付ける部分は出てくると思います。そうした部分だと思います。

(記者):妊娠していない方と比べて、応援として10万円を出すほど、合理的な出費があるということですか。

(市長):もともと27日時点で産まれていた子供さんに対して10万円の定額給付金が入ると。それに対して妊娠はされていたけど、28日以降産まれる方はそれだけ出費もかさみますし、出産されていない方も色んな面で気を遣わないといけないし、費用もかかってくると考えています。

(記者):期限を31日までにした理由は。

(市長):5月31日までが、もともと緊急事態宣言の対象期間であったということで、今回、我々の地域は宣言が解除されたんですけども、まだ残っている地域もあって、まだ31日くらいまでが、ウイルス対策をやっていかなければならないということで設定させていただきました。

(記者):妊婦さんの応援事業なんですけども、同様の給付やっている自治体によって、見舞金であるとか妊婦さんへの特別給付金であるとかの名称をつけられているとか、和歌山市の場合は何という名称にするんですか。

(市長):妊婦さん応援給付金です。

(記者):予算規模は大体どれくらいを見込んでおられるんですか。例えば1年の新生児数を12で割った数を見込んでいるのか。

(市長):大体、9/12かな、9か月分。和歌山市で大体、年間2600人位が新生児でそのうちの9/12、約2000人を対象とさせていただいています。

(記者):妊婦さん応援事業なんですけども、27日で締め切るというのは、28日の子どもたちが対象に含まれていないからという話もあったんですけども、妊婦さんを支援したいという思いが強いのか、27日を基準にして後の子を切るっていうのが差別的要素があること、どちらの意味合いが強いんですか。

(市長):どちらかというと妊婦さんを応援したいというのが大きいんですけども、多少不公平感があるとか、漏れたっていうところも多少考慮していますけども、やはり妊婦さんを応援していく方が重いです。

児童扶養手当を受給しているひとり親家庭等の家計を応援します!~ひとり親家庭等応援事業について~

(記者):児童扶養手当、こちらも市の独自の取組ということでよろしかったですか。

(市長):そのとおりです。

(記者):こういった妊婦さんとか児童扶養手当を支給している家庭とか、弱い立場の人達の支援に積極的に取り組んでいると思うんですけども、やはりこういうところには今後も支援を手厚くしていくということでしょうか。

(市長):限られた財源なんですが、国・県は幅広くやっていただいているんですけども、和歌山市の場合は、さらに細かいところというか、苦労されている方というか、事業所さんもそうなんですが、そういうところに手を伸ばせられればということで考えました。

和歌山市PCR検査センターの設置について

(記者):PCRセンターの運用はどうやってするんですか。

(市長):時間が午後1時30分から3時30分までの2時間ということで、当面、和歌山市の保健所の医師、あるいは保健師さん等で対応していきたいと思っています。ただ、今後、和歌山市の医師会とも連携させていただいて、さらに期間も長くなることだし、場合によっては非常に増えてくる可能性もありますので、連携体制を和歌山市の医師会と協議中でございます。

(記者):主にこちらの施設では検査を中心にするということですよね。分析とかは衛生研究所に出したりとか。

(市長):検体採取のところに一番労力がかかるし、注意も要しますので、ここでは検体採取を行わせていただきます。今までと違う所は、普通だったら診療所に行かれた場合は、一旦、診療所の中で診察して、怪しければレントゲンを撮ったりだとかします。陽性であったら、その後、消毒等の後処理をしなければならないので、その部分を市の方でという要請がありました。例えば、オンライン診療等は和歌山市では進んでいないんですけども、在宅介護なんかで医療と提携されているところは、普段、様子を診られておりますので電話のみで医師から紹介があれば受けていただけるということで、速やかにやっていただけることになります。

(記者):PCRの検査センターですが、これ、検査する主体はどこになるんですか。市の保健所の方ですか、それとも医師会の方になるんでしょうか。

(市長):今のところ、保健所の医師が検体採取をさせていただきます。サポートで保健所の保健師さん等が付いていただくということで、当面はまず保健所が主体になります。その後、市の医師会と連携して対応させていただければという風に思っています。

(記者): コロナの新しい検査機材が到着したという話があったと思うんですけども、このPCR検査センターを設置できるようになるのは、この機材が到着したのと何か関係があるんですか。

(市長):それとは連動してなかったんです。もともと医師会と話をしていくなかで、産婦人科医をはじめとした色んな医院さんが、PCR検査について、あまり診察を受けずに、簡単にできないかということで要請を受けていたので、進めていました。検査の機械は以前から発注していたんですけども、なかなか手に入らなくて、たまたま今日手に入ったということです。

(記者):PCR検査する人をここで全部受け入れるということではないんですよね。

(市長):従来のパターンである、帰国者・接触者外来で怪しい方は受けていただくし、各医院の通常の診察においても、依頼があれば受けると。診察の中で大変だという所については、紹介のみで受けさせていただくということで、従来の方法も並行してやっていきます。

和歌山城天守閣のブルーライトアップについて

(記者):100万円は何に使うんですか。電気代ですか。

(市長):ライトアップはハロゲンランプでやっています。そのため色が変わらないので、フィルター等を設置する必要があります。今までもピンクとかブルーとかやっているんですけども、それぞれ、寄附金をいただいたりとかしてやっています。そのフィルターをかける費用でございます。

(記者):希望で匿名とあるんですけども、市内の方とか、男性とか女性とか、輪郭が分かるくらいの情報もだめなんですか。

(市長):言うなって言われているんですけども。女性の方と男性の方です。お父さんと娘さんです。和歌山市内の方です。

新和歌山市民図書館のオープンについて

(記者):当初オープンが延期して、ようやくオープンということですけど、一言それについてのご感想を。

(市長):市駅、そして市民図書館というのは非常に大きな事業として和歌山市の未来と活性化を担う大きな事業として進めてきました。4月オープンを予定していたんですけれども、新型コロナウイルスでなかなかオープンが出来なかった。そんな中で全国的な状況も、緊急事態宣言が一部の県で解除されたし、またまだ残っている県もありますけれども、そうした中で5月中にはほぼ目途が付いてくるということで我々としても6月5日のグランドオープンというのは大変期待しております。また、地域の方も図書館の利用、それと飲食店等の利用についても非常に地域の利便性向上や活性化にもつながります。今後、コロナウイルスはなかなか収束しないと思うんですけど、そうした新しい生活の中で、コロナウイルスに注意しながら利用していただければという風に思っています。

(記者):これ、オープン日が決定していますけど、当初はグランドオープンのセレモニーですかね、予定はされていたと思うんですけど、やっぱりコロナの関係でそれはできないという判断なんでしょうか。

(市長):今回はもうグランドオープンの式典はやらないです。

(記者):市民図書館含めた全体のオープン、6月5日ということなんですが、この日にちにされた理由というのはあるんでしょうか。南海さんの方で早くオープンしたいという申出があったんでしょうか。

(市長): 特にありません。これはどちらも、例えば飲食店であるとか飲食売り場であるとかそういったものは、すでに解除されている部分なんですけども、準備等の都合もあって南海さんと調整した中で6月5日であればほぼいろんな面で緩和されているんじゃないかなということで、話を進めていました。双方合うのがだいたい6月5日かなということでグランドオープンさせていただきたいと思います。

 

発表項目以外について

(記者):先日、記者クラブに平井の太陽光発電に反対する市民グループが来られて、3月に1回答申が出て、その答申の内容を市長がご覧になった、その内容のご見解を聞かせてください。

(市長):答申内容は詳しく見させていただきました。非常に合理的に考えられているというか、非常に詳細に検討していただけたと思います。やはり、そんななかでまだまだ不確実な部分があって、完全に安全というのが担保されていないと感じています。事業者の方から答申に対する見解を出されています。その部分を審議会の方でも意見を聞いて、その後で最終的な結論を出していきたいと考えています。

(記者):市長の立場としては、市長の見解を県というか知事に伝える、提言するという形になるんですか。

(市長):これは両方あります。林地開発の方は市も意見を言う。我々の太陽光の調和に関する条例は対象になっていますので、そこは市の判断で決めていくことになります。ただ、その中には林地開発、県の許可の部分が入ってくるので、県の林地開発についても関連させながら最終的な結論を出していきたいと考えております。

(記者):いつぐらいまでと考えておりますか。

(市長):市としては今回、審議会の意見が出たので、最終的な判断をしようと思っていたんですけども、今回、事業者の方から見解が出たということで、それに対する対応をしっかりやったうえで、最終的に判断していこうと思っています。そんなにも遅くない時期に最終的な結論を得られればと思います。審議会の意見が出たので、審議会の委員さんにどういう形で再度意見を聞くか聞かないかということも出てきますので、再諮問するとなると時間もかかりますので、今月いっぱいとかは無理と思いますね。

(記者):林地開発については市長は許可か不許可かという考えを述べられるということでしたっけ。

(市長):林地開発ではなくて、今の話は市の方の条例です。そこは許可制になっておりますので、許可か不許可か判断させていただきます。

(記者):事業者から見解を出されたんですけど、その見解に関しては市長はどのように捉えているんですか。

(市長):事業者さんからの見解は審議会答申に対する意見というか見解になっています。ここで私の見解を言うのは控えさせていただきたいと思います。

(記者):業者から見解、弁解が出て、業者と審議会の委員とかが話し合う場とか、業者が意見を発表する場を設けるんでしょうか。それとも、書面のやりとりで終わるんでしょうか。

(市長):今後、審議会の会長と相談をさせていただこうと思っています。相手の弁明を聞く場が要るのかどうかを、この審議会をやるなかでも聞いてきました。それらの意見を踏まえて今回、結論を出していますので、再度機会を設けるのは必要ないと思います。

 

(記者):学校なんですけども、市長は今後、再開する方針なんでしょうか。それとも休校はまだ続ける方針でしょうか。

(市長):学校の場合は、慎重に段階的にせざるをえないと思っています。今後、子供達の学力とか生活面の心配もあるので、段階的に分散して登校日を設けるとか、そうした形で進めていきたいと思っています。これは教育委員会としっかり話をして、段階的なところを聞けていけたらと思います。

(記者):段階的に決めていくというのは、今のところ予定が5月31日までの休校だと思うんですけれども、6月1日以降段階的に進めていくということですか。

(市長):それまでの間も、登校日を段階的にちょっと増やすとかそうした形で6月1日まではやっていって、6月1日、今後の状況にもよるんですけれども、再開に向けて準備が出来ればなというふうに思います。

(記者):あくまで授業の再開に関しては6月1日を今のところ想定しているということですか。

(市長):ただあれですね、6月1日に完全にできるかっていうと、なかなか完全な状態にはならないんじゃないかなと思っていて、5月の段階的な状況を見ながら、それと市内の感染状況もあるし全国的な感染状況等も見ながら、6月1日からなんとか再開、完全な形じゃないと思うんですけど、再開に向けて準備出来ればなと思います。

 

(記者):ごめんなさい、もう一つ。今日の発表案件で、新規事業がいくらかありますが、これは新規部分の予算の額がどれくらいになって、その予算は、補正予算されるのかあるいは専決処分されるのか、この辺どうなんでしょうか。

(市長):まず、妊婦さん応援事業が、2億74万6,000円。対象者数が2,000人。これは一昨日、専決決裁させていただきました。次が児童扶養手当のひとり親家庭等応援事業は7,445万9,000円、対象者が3,700人です。これも一昨日に専決しました。それと、プレミアム付きの飲食クーポンですけども、事業費が5,100万円、対象事業者が500事業者ということで、これも一昨日専決決裁させていただきました。次が未来の宿泊・日帰りプランの事業費が5,000万円、対象宿泊施設が本市に本店がある宿泊施設50施設を対象とさせていただいています。臨時議会で議決いただいています。

 

(記者):図書館のオープンに絡んでの話なんですけども、現状の和歌山城の天守閣と動物園、友ヶ島はどうするんですか。

(市長):現在は県間の移動は、国から自粛をよびかけています。そんななかで5月いっぱいは、府県間の移動を自粛ということになります。本来は動物園も天守閣も大丈夫だと思うんですが、府県間の自粛が解ける時期と考えております。5月21日に見直しがあるということなんですが、その状況も見ながら考えていきたいと思います。

                                                以上

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