市長記者会見 令和2年8月20日

 

ページ番号1031085  更新日 令和2年8月31日 印刷 

8月市長定例記者会見
【令和2年8月20日(木曜日)午前10時~】

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市長発表事項

発表項目

窓口の混雑状況を伝える「混雑ランプ」を導入します!

1点目です。窓口の混雑状況を伝える混雑ランプを窓口に導入していきたいと思っています。これは、コロナの感染予防という視点から、受付窓口で密になることを防止するという意味と市民サービスの向上も含めて、設置させていただくものでございます。青・黄・赤で分けており、青ランプは待ち時間20分以内で空いている時、待ち時間20分~60分以内でやや混んでいる時は黄ランプ、待ち時間60分以上については赤ランプで、ホームページに表示させていただこうと思っています。株式会社ロコガイドさん、株式会社和歌山新報社さんのご協力で設置できることになりました。来月9月10日からホームページに表示させていただきます。また別途、ロコガイドさん、和歌山新報社さんとはICTを活用した情報発信に関する3者連携協定を結ばさせていただくことになってます。さらにICTを活用した情報発信を心がけていきます。

「HYDEサザン」模型の贈呈式について
~「和歌山市ふるさと観光大使」HYDE氏と和歌山市の観光名所を車体にデザインした「HYDEサザン」が模型になりました~

2点目です。HYDEサザンが現在運行中でございますが、このたびHYDEサザンの模型を寄贈いただくことになりました。これは、模型の愛好家クラブの皆さんが、毎年和歌浦で模型の展示会をされており、そこへ見に行った時に「市長、和歌山市に寄贈するものがあったら言ってよ」と言われました。「和歌山城を作ってくださいよ」と言ったんですけど、その後HYDEサザンが運行し始めたので、HYDEサザンの模型の方がいいと思い、お願いしました。簡単にできるかと思っていたら、すごく精緻なものを作っていただきました。松下さん、岩見さん、大北さんがそれぞれの得意分野で作っていただいたんですけども、かなり精緻です。そんな大きくはないんですけども、精緻なものになってます。特にラッピングについては実際のデータをそのまま縮小して持ってきていますので、寸分違わない形になっています。そのように作っていただいたので、非常に時間がかかってしまい、当初は1か月くらいでできるかと思っていたのですが、結局今になりました。3台を寄贈いただくことになっています。1台は和歌山市、2つ目は南海電鉄、そしてHYDEさんにも機会を見て贈呈したいと思い、約束させていただいています。まずは9月9日に寄贈式を行い、本市に寄贈していただきます。

特別定額給付金の申請期限は8月26日(水曜日)です~申請忘れのないようご注意ください~

3点目です。特別定額給付金の状況でございます。和歌山市では郵送申請の受付が5月26日から始まりました。国の規定でそこから3か月以内となっています。市町村によってまちまちですけど、和歌山市では特別定額給付金の申請期限が8月26日となります。現在、対象世帯が175,381世帯に対して173,819世帯が申請済みですので、未申請が1,562世帯となっております。参考までに給付状況でございますけども、世帯給付率でいくと98.6%、対象者数でいくと99.2%の方に給付している状態でございます。残り1,562世帯の未申請の方に対して、若い世代、20代・30代・40代・50代とこういった世代の未申請率が高いです。逆算すると1人世帯の方が非常に多くなっています。多分、転居や入寮している関係だと思われます。高齢者については、施設に入られていたり、入院されている方で未申請の方に対し、いろんなメディアで呼びかけをしているんですけども、ぜひマスコミの皆様もご協力いただければと思います。ぜひよろしくお願いいたします。

 

発表項目は以上でございます。よろしくお願いいたします。

 

記者の質問事項

窓口の混雑状況を伝える「混雑ランプ」を導入します!

(記者):混雑ランプについてお伺いしたいんですけれども、西日本の自治体で初めてとあるんですが、東日本ではどれくらい進んでいるのかということと、取組をされた意義を教えていただけますか。

(市長):全部は把握できてないんですけども、10市町村くらいです。1番近いのは桑名市が1番近いんだけれども、まだ全国的にはそんなに普及していない状況になっているので、非常に有効だと思いますのでぜひ普及させたいなと思っています。

(記者):こういうのを設置される背景に、密になることを防止するって話もありましたが、日ごろから窓口が混雑して、市民からどうにかしてほしいという声をはじめ、そういう状況があったんでしょうか?

(市長):混雑状況については、非常に混んでいて待ち時間が長いという声は出ていました。市民サービスの向上も含めて、今回、ちょうど密を避けるということもありまして、この9月からやらせていただきます。

(記者):分かりました。あと株式会社ロコガイドさんと和歌山新報社の協力とあります、これはそれぞれどういう部分をやってらっしゃるんですか。

(担当):ロコガイドさんは、こういったシステムを提供することにより、自治体の問題を解消するということをされており、このたび、新報社さんから、ロコガイドさんのそうした取組を紹介していただきました。新報社さんも、今後いろんな取組を地元でされるということもありまして、ぜひ3者でこれからICTを活用した色んな取組をやっていければということになりました。

(記者):分かりました。あと今後なんですが、ICTを活用した情報発信に関する3者連携協定を目指すってことですが、計画とかイメージはあるんでしょうか?

(担当):具体的なことはまだ出てきていませんが、今後どんなことができるのかという提案をいろいろやっていただけるので、一緒になって取り組んでいくという趣旨で協定を結ぶことになります。

(記者):このシステム自体は、もともとロコガイドさんが一般的なお店等の利用にあたり、アプリの中で提供していたものだと思うんですが、今回、市の方でHPに表示することに対し、他の自治体さんに関しても、どういうやりかたでやっているのかということ、また、HPでの表示はアプリ等の関係無しに、どなたでもお使いになれるのかどうか。

(市長):他市町村も大体HPです。多くの方が、でかける前に見ていただけるんではないかと思っていて、混雑時を避けていただくという意味では、大変便利なものだと思うし、感染予防に本当に役立つと思います。今、やっぱり待ち時間が60分以上になってくると、当然、大勢の方が密になってくると思いますし、席の数も限られてるから、それを事前に把握できるのは非常にありがたいです。今後、HP以外にもうまくやれる方法があれば、それはそれで工夫していきたいと思います。

「HYDEサザン」模型の贈呈式について
~「和歌山市ふるさと観光大使」HYDE氏と和歌山市の観光名所を車体にデザインした「HYDEサザン」が模型になりました~

(記者):サザンの電車の件ですけど、何両ですか、3両編成ですか。

(市長):4両編成で、3セットです。

(記者):市長としてはどんなように展示して見てもらおうとお考えですか。

(市長):下見はさせていただいたんですけど、本当に精緻なんです。そんなに大きくないので、遠くから見えるものではないんですけども、近づいて見てみたらすごく精緻です。予想外に時間がかかったのがラッピングで、データ数としては大きかったので、それを縮小するのが大変だったということで、本当に精緻にできています。なかなか乗りながら見るって事は難しいと思って、乗る時には見れるんですけども、全体を見れるとか、走っている状態を外から見えるので、本当にこの模型が精緻にできています。10月4日のHYDEサザン終了後に展示できます。HYDEさんは、サザンによく乗られていたという思い出があるということで、この前のアジサイの植樹の時もサザンに乗ってこられました。そのようにHYDEさんの思い出の電車でもあるし、ファンの方をはじめ、多くの市民の方や観光客の方に見ていただければとと思っていまして、市民図書館の方に展示させていただこうと考えています。

特別定額給付金の申請期限は8月26日(水曜日)です~申請忘れのないようご注意ください~

(記者):未受給者は1人暮らしの方でどんなことが原因だとおっしゃったか、転居とか仕事とおっしゃいましたか?

(市長): 特に若い世代については、1人暮らしの方や入寮されている方、転居された方で郵送物がなかなか本人に届かない状態になっているのではと思います。住民票だけ残して出ていった方もいるのか分かりませんが、再度呼びかけさせていただきたいと思っています。既に7月15日には勧奨通知、8月5日には申請書を再発送しているんですけども、ぜひ皆様方にもご協力いただいて呼びかけさせていただければと思います。

(記者):この世帯数を引いた差は、申請したけど拒否された方と理解してよろしいですか。

(市長):世帯数でいくと2,445世帯がまだ未給付の状態なんですけど、この中には未申請の方、申請済で現在手続き中の方も含まれます。今でも大体、毎日80~100件くらいが送付されてくる状態になっていますので、手続き中、あるいは振込待ちということになっています。そのような方も含めて2,445世帯の方がまだ未給付という形になっています。

(記者):分かりました。もう1つ、この未給付の方が20代~50代まで多いってことと、住民票だけって方もいらっしゃるかもしれないんだけども、例えばその他の理由ってあるんですか。神戸市では外国語で呼びかけたりしてるとこもあったりします。文字が読めなかったり、良くない事情で給付ができないだとかそのようなこともありますか。

(市長):全部の理由は把握できてないんですけども、例えば外国人の方であれば2,403世帯のうち、97.4%が給付済みとなっています。残りの未申請の方、給付手続き中の方がおられるんですけども、外国人の方へ給付率が低いということでありますので、そこに対して呼びかけを強化しないといけないと思っています。

(記者):住民登録がない人、ホームレスとかそういった人は和歌山市では把握しているのかどうか。そういった人たちへの働きかけはどうなっているのかを教えてもらいますか。

(市長):住民登録というのは、今回、生活保護の方については住民登録はいらないということになっています。この特別定額給付金については、国の方からも住民登録をしていただくこととの通達はきています。それで和歌山市としては、ぜひ住民登録してくださいとお願いしています。議会の中でも、そういう住民登録ができない方がおられるので、どうしたらいいかという質問をいただきました。その方については個々に調整させていただいて、できるだけ住民登録してくださいと。それも安全な形で、個人のプライバシーを守る形で登録させていただきますので、ということで、現在、調整もさせていただいておりました。結局、住民登録を最終的にしていただいて、ちゃんとプライバシーも保護しながら、給付させていただくということになりました。

(記者):辞退を表明された方もいると思うんですが、この数を教えていただきたいのと、3か月過ぎると扱いはどうなるんでしょうか。国に返還という形になるんでしょうか。

(市長):まず、辞退した方は全体で35世帯44人です。それと3か月過ぎた後の扱いですけども、国からは郵送の受付が開始してから3か月以内にということになっていますので、市町村によってはまちまちになっています。それ以降については記載されたものはないんですけども、我々は支払いさせていただいた分を請求させていただくことになるので、それは3か月過ぎた以降については支払えないということになりますので、国の方には請求しないということになります。

(記者):市の収入みたいな形になるんですか。

(市長):市の収入にはならなくて、給付した額だけを国に請求しますので、申請がなかった方の分は国へ請求することはないので、もらうとかそういったことはありません。

(記者):分かりました。

発表項目以外について

(記者):新型コロナウイルスの関係ですが、昨日19日の発表で、大阪の感染者が187人くらいでしたっけ、東京を抜いて1番になったと。それで今後、和歌山市が移動制限もしくは市外へ行く人に対して自粛を求めたりというようなことを考えておられたら教えてください。あと、現状をどのように認識されているか聞かせていただきたい。

(市長):移動の制限や自粛であるとかは県知事が呼びかけることになっています。特に府県間にまたがる話になってきますので、知事の方の所掌になってくると思うんですけども、和歌山市としては、もともと大阪が非常に多いというのは分かっていました。感染経路をたどっていくと、8・9割が大阪からです。食事とか、大阪などの大都市には不要不急で出かけないでくださいね、というのは今までも呼びかけしてきており、これは今も変わりはないです。今後、市民の皆様にはぜひその点を配慮いただければありがたいと思っています。

(記者):大阪が全国で1番多かったということに対する危機感というか意識についてはどう思われますか。

(市長):当初から大阪は、軽症の方についてはあまりPCR検査はしないということでスタートしていました。これは当然、人口規模だとかによって、どの段階で検査を受けるかとかいうところが決まってくると思います。和歌山県では早期に済生会有田病院から発生したってこともあって、できるだけ早いうちにPCR検査をやってきました。これは、県とは別になりますが、和歌山市の保健所が県に合わせてできるだけ早期にPCR検査をして、早期発見により感染を防いでいこうという形でやってきています。そのようなことにより、市内での蔓延はないかなと思っていますし、県がやってくれた抗体検査の中でも0%ということですので、市内蔓延は非常に少ないのかなと思っています。ただ、大阪との往来が非常に多いので、これは不要不急の外出以外の要因が非常にあると思います。通勤通学の方をはじめ、様々な方が行き来されていますので、そういった方に対しての自粛はまだ無理があるんではないかと思っていますので、できるだけリスクの高い所への不要不急の外出を避けていただければと思っています。

 

(記者):和歌山市駅の周辺にすごく活気が出てきたと思っています。有吉佐和子邸の移築はどうなるのか、また、市民図書館の前の跡地の利用について、継続になっていると思うんですけど、その進捗も教えていただけますか。

(市長):和歌山市駅についてはキーノ和歌山及び市民図書館ができて、大勢の方にご利用いただいています。当初から思った以上に多くの方に来ていただいているんですけども、周辺にそれを拡げていくことが当初からの目的ですので、当然南側であるとか、紀の川を越えて北側、それと今言われた西側、現在の市民会館の方であるとか、そうした所へ波及していくことが大事だと思っています。もともと市駅周辺というのは、歴史文化に恵まれたところです。雑賀孫一さんの話もありますし、南方熊楠さんの生家もあります。有吉佐和子邸については、最終的に今の市民会館の前の公園に移設させていただくことが決まっています。現在、設計が終わって、今後建設に入っていくんですけど、議会等の同意を得てできるだけ早く建設に入れたらと思っています。予算が非常に厳しく、財源的にも厳しい状況になっていて、そのあたり財源の状況とも合わせながら着手時期については、検討していきたいと思っています。現在の市民会館が移転した後ですけど、現在考えているのはできるだけ、民間のノウハウなり資金力を活用したものにしたいと考えているので、民間への売却を考えています。できるだけ市駅の集客力を活かした商業機能を持ったような民間施設がそこにできればということで、今後は民間への売却を中心にして検討していきたいと思っています。

                                                以上

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