オミクロン株対応ワクチンの接種について
令和4年9月14日に開催された厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会において、オミクロン株対応ワクチン接種を予防接種法上の特例臨時接種に位置づけることが了承され、令和4年9月20日から接種が開始されました。
接種するワクチンと接種回数
使用するワクチン
オミクロン株と従来株に対応した次の2価ワクチンが使用されます。
販売名 | 接種回数 | |
---|---|---|
ファイザー社(※1) | コミナティRTU筋注 | 1回 |
モデルナ社(※1、※2) | スパイクバックス筋注 | 1回 |
(※1)従来株とオミクロン株BA.1又は従来株とオミクロン株BA.4-5に対応した2価ワクチンが接種可能です。ただし、原則としてBA.1対応型又はBA.4-5対応型のどちらを接種するかは選択できません。
(※2)令和4年11月28日から従来株及びオミクロン株BA.4-5に対応した2価ワクチンも使用が可能となりました。
12~15歳のお子様への接種をお考えの保護者の方は、次の説明書をご覧ください。
ワクチンの効果
- オミクロン株対応ワクチンには、オミクロン株に対応した成分が含まれるため、従来型ワクチンと比較した場合、オミクロン株に対する重症化予防効果、感染予防効果、発症予防効果それぞれに寄与する免疫をより強く誘導します。そのため、オミクロン株に対して、従来型ワクチンを上回る重症化予防効果とともに、持続期間が短い可能性があるものの、感染予防効果や発症予防効果も期待されます。
- 異なる2種類の抗原があることにより、誘導される免疫も、より多様な新型コロナウイルスに反応すると考えられます。そのため、今後の変異株に対して有効である可能性がより高いことが期待されています。
- ファイザー社のワクチンについて、BA.1対応型であっても、BA.4-5対応型であっても、現在流行の中心であるオミクロン株に対しては、1価の従来型ワクチンを上回る効果が期待されています。
ワクチンの安全性
ワクチンの接種後の副反応について、ファイザー社及びモデルナ社の2価ワクチンの薬事承認において、どちらのワクチンも従来型ワクチンとおおむね同様の症状であったとされています。
その他の注意点
- 現時点では、オミクロン株対応ワクチンの接種は、新型コロナワクチンの通算の接種回数にかかわらず、1回のみです。
- 現時点では、オミクロン株対応ワクチンの接種後に、再度新型コロナワクチンを接種することはできません。
- オミクロン株対応2価ワクチン接種を完了されましたら、以後、接種券は送付されません。
必ず、最新の接種済証にて接種歴をご確認いただきますようお願いします。
【接種済証に貼られたオミクロン株対応ワクチン接種シールイメージ】
- ファイザー社及びモデルナ社のオミクロン株対応2価ワクチンを何らかの理由で接種できない方のための選択肢として武田社ワクチン(ノババックス)による追加接種が可能となりました。前回の接種日から6か月間以上経過している方に限り接種が可能です。なお、制度上武田社ワクチンで追加接種を行った場合、オミクロン株対応ワクチンの接種はできなくなりますので、あらかじめご了承ください。接種を希望される場合は、新型コロナワクチン接種調整課までご相談ください。
接種の対象
初回(1・2回目)接種を完了した12歳以上の方であって、最終の接種から3か月以上経過した方が対象です。
接種回数別のオミクロン株対応ワクチン接種までの流れのイメージは次のとおりです。
※令和4年11月8日から、制度上、武田社(ノババックス)ワクチンで追加接種を行った場合、オミクロン株対応ワクチンの接種はできなくなるのであらかじめご了承ください。武田社ワクチンでの接種をご希望の際は、新型コロナワクチン接種調整課にご相談ください。
なお、次のとおり接種されるワクチンによって対象年齢が異なりますので、ご注意ください
接種されるワクチン |
対象年齢 |
---|---|
ファイザー社 | 12歳以上 |
モデルナ社 | 12歳以上 |
接種が受けられる時期
接種の開始時期
接種対象者の区分ごとに、次のとおり接種を実施しています。
接種開始時期 | 接種対象者(接種券をお持ちでない場合は、接種券が届いてから接種してください) |
---|---|
9月20日から |
※当初はワクチンの供給量が少ないため、まずは従来の4回目接種の対象であって、未接種の方を優先して接種を実施しました。 |
10月11日から |
※この段階以降は、従来の4回目接種の対象であって、未接種の方への優先はありません。 |
10月21日から |
|
これまで2年間、年末年始に新型コロナは流行しています。2022年の年末までに、重症化リスクの高い高齢者等はもとより、若い方にもオミクロン株対応2価値ワクチンによる接種を完了するようおすすめします。
接種の終了時期
令和5年3月31日まで
※令和4年度末まで延長されました。
接種が受けられる場所
個別の医療機関(接種協力医療機関)での接種
事前に接種協力医療機関に接種日時を予約してから、接種を受けてください。
接種協力医療機関については、次のリンク先ページをご確認ください。
集団接種会場での接種
現在、実施予定はありません。
市外に住民票がある方で和歌山市での接種を希望する方
接種は原則として住民票がある市区町村で行いますが、やむを得ない事情がある場合は、住民票がある市区町村以外で接種をすることができます。申請が必要な場合がありますので、詳しくは次のリンク先ページをご確認ください。
接種券の発送
発送時期
オミクロン株対応ワクチンの接種では、それぞれの方の新型コロナワクチンの接種回数に応じて、3回目接種用、4回目接種用、5回目接種用の接種券を使用します。
すでに3回目以降の接種券をお持ちの場合は、それを使ってオミクロン株対応のワクチン接種ができます。
接種券の発送時期については、次のとおりです。
時期 | 3回目接種券の発送時期 | 4回目接種券の発送時期 | 5回目接種券の発送時期 |
---|---|---|---|
9月20日から10月10日まで |
【12歳以上の方】 前回の接種から概ね5か月を経過する週 |
【60歳以上の方】 前回の接種から概ね5か月を経過する週
【18歳以上60歳未満の基礎疾患を有する方等、医療従事者等の方、高齢者施設等の従事者の方】 申請の数営業日後(事前に発行申請が必要です。)申請受付終了 |
発送しません |
10月11日から10月27日まで |
【12歳以上の方】 前回の接種から概ね5か月を経過する週 |
発送しません | |
10月28日から |
【12歳以上の方】 前回の接種から概ね3か月を経過する週 |
接種券の具体的な発送スケジュールについては、次のリンク先ページをご確認ください。
送付時期を過ぎても接種券が届かない場合
前回のワクチンを接種した時点で本市に住民登録されている方でも、医療機関が接種記録を登録していないなどの理由で、接種券が発送されないことがあります。
送付時期を過ぎても接種券が届かない場合は、下記までご連絡ください。
電話番号:073-488-7405
ファクス:073-488-8175
紛失等により接種券の再発行が必要な場合
接種券を紛失、滅失、破損等した、予診のみで追加接種用の接種券一体型予診票を使用した等の場合、接種券の再発行申請が必要です。
詳しくは、次のリンク先ページをご確認ください。
接種を受ける際の費用
全額公費で接種を行うため、無料で接種できます。
ワクチン接種をかたる不審電話等の詐欺にご注意ください。
本市をはじめ各行政機関が、ワクチン接種のために金銭や個人情報を電話等で求めることはありませんのでご注意ください。
国民生活センターでは、「新型コロナワクチン詐欺消費者ホットライン」を開設しています。
フリーダイヤル:0120-797-188
相談受付時間:午前10時~午後4時(土曜・日曜・祝日を含む)
接種を受ける際の同意
新型コロナワクチンの接種を受けることは強制ではありません。しっかり情報提供を行ったうえで、接種を受ける方の同意がある場合に限り接種が行われます。ただし、16歳未満の方の場合は、原則、保護者(親権者または後見人)の同意と予診票への保護者の署名、接種時の立ち会いが必要となります。署名がなければワクチンの接種は受けられません。
予防接種を受ける方には、予防接種による感染症予防の効果と副反応のリスクの双方について理解した上で、自らの意志で接種を受けていただいています。受ける方の同意なく、接種が行われることはありません。
職場や周りの方などに接種を強制したり、接種を受けていない人に差別的な扱いをすることのないようお願いいたします。
【政府広報 : 動画】オミクロン株対応2価ワクチンの有効性と副反応について
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このページに関するお問い合わせ
健康局 健康推進部 新型コロナワクチン接種調整課
〒640-8137 和歌山市吹上5丁目2番15号
電話:073-488-7405 ファクス:073-488-8175
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。