【2~3面】 ************************************************** # 尾花市政 2期目がスタート ************************************************** 7月29日に行われた和歌山市長選挙で再選を果たした尾花正啓(おばなまさひろ)市長。 市民や市議会議員、市職員など約400人が見守る中、8月2日に初登庁しました。 -------------------------------------------------- # 市民の皆さまへのご挨拶 -------------------------------------------------- この度の和歌山市長選挙において、多くの市民の皆さまから力強いご支援と温かいご厚情をいただき、再び市政を担わせていただくことになりました。 身の引き締まる思いと、全力を尽くして取り組んでいく覚悟です。 行政の最大の使命は、市民の命を守ることです。最近は、今まで異常気象だと捉えていたものが当たり前となって、豪雨による河川の氾濫や地すべりなどが頻繁に起こる可能性があります。 今後、さらに地震・津波・洪水等への対策を強化するとともに、避難体制の充実に努めていかなければなりません。 同時に行政の最大の目標は、福祉の充実だと思っています。高齢者の方が介護や医療が必要になった時、いつでもサービスを受けられる、そしてお一人になっても安心して暮らせる、そういう社会が求められています。 障害のある方を取り巻くさまざまな障壁をなくしていくことも非常に大切で、それと併せて自立に向けての支援も欠かせません。また、未来を担う子供たちが健やかに育つための環境整備も重要です。 「子育て環境日本一」に向けた取組を含め、福祉の充実を大きな柱として、全ての人が希望をもって安心して暮らせる和歌山市にしていきたいと思っています。 そして、これらの取組を将来にわたって持続するためには、まちに活力が必要です。そのために、産業振興やにぎわい創出にも積極的に取り組んでいかなければなりません。 これまでの4年間では、さまざまな方々と意見交換しながら東奔西走し、発展のための基礎づくりを行ってきました。2期目は、この基礎の上にしっかりと目に見える形で和歌山市の繁栄を築いていきたいと思っています。 来年は、ねんりんピック、3年後には、国民文化祭やワールドマスターズの開催など、本市での大きなイベントが続きます。誘致した3つの大学もすべて開校し、新しい市民会館や市民図書館もオープンします。この4年で、まちは大きく生まれ変わります。 「住むなら和歌山市」と言われる、活力と魅力ある県都をめざして、これからも市民の皆さまと一緒になって前進していきたいと考えています。今後とも皆さまのご支援ご協力をお願い申し上げます。 和歌山市長 尾花正啓 ------------------------------------------------------- # きらり 輝く 元気和歌山市をめざして -2期目の取組- ------------------------------------------------------- ●子供たちがいきいきと育つまち ◆子育て ○認定こども園などの整備と保育環境の充実により、待機児童ゼロを実現 ○発達障害の早期発見と早期支援、障害児への特別保育や特別支援学級を充実 ○就学支援の充実や子ども食堂等への支援を強化 ◆教育 ○トイレの洋式化など学校環境の整備を推進 ○危険なブロック塀の撤去の促進など通学時の安全対策を強化 ○中学校での給食を推進 ○地域と協働した学校づくりを推進 (写真)絵本の読み聞かせを聞く園児、危険なブロック塀の撤去 ●誰もが暮らしやすいまち ◆高齢者・障害者福祉 ○高齢者の健康長寿と生きがいづくり、三世代同居・近居を推進 ○高齢者が住み慣れた地域で、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステムを推進 ○障害者の方の自立に向けた生活支援や就労支援を充実させ、バリアフリー化を促進 ○公共交通を充実させるため、地域バス・デマンド型乗合タクシー等の導入を推進 ◆防災・環境 ○災害から命を守るため、ハード・ソフト両面から防災・減災対策を強化 ○本市の豊かな自然環境を保全 ○犬猫の「殺処分ゼロ」など動物愛護を推進 (写真)防災行政無線、生活習慣病予防のための運動教室 ●働ける・働きたいまち ◆産業 ○設備投資など市内企業の成長を促進 ○若者・女性等の起業に対する支援を拡充 ○地場産業の戦略的な海外展開や地産地消を推進 ○農水産物のブランド化と魅力発信、六次産業化を推進 ○誰もがあらゆる分野で活躍できる社会、女性が輝くまちを実現 ◆観光 ○日本遺産の和歌の浦・和歌山城、加太を世界に誇る観光地として魅力を磨き上げ、国内外に発信 ○医療ツーリズムなどにより外国人観光客を呼び込み、稼げる観光を促進 (写真)カナダで楽しまれる和歌山ジンジャーエール、日本遺産「絶景の宝庫 和歌の浦」 ●魅力あふれるまち ◆まちなか ○大学生と地域の交流によりにぎわいを創出するとともに、大学生の市内就職を促進 ○扇の芝・能舞台・大奥の復元的整備など和歌山城の魅力向上や周辺整備により歴史・文化が薫るまちづくりを推進 ○地域の再生に向けて、空き家の活用やリノベーションなどを促進 ◆地域の魅力 ○子供・高齢者・障害者、誰もがスポーツを楽しめるよう環境を充実 ○「住むなら和歌山市」といわれる魅力あるまちを実現し、県外からの移住・定住を促進 (写真)東京医療保健大学カフェテリア、精神障害者ボウリング交流大会