【2~6面】 ************************************************** # 特集 ************************************************** -------------------------------------------------- # 地方創生に向けて弾みをつける予算-令和2年度予算- -------------------------------------------------- 令和2年度は「第2期総合戦略」のスタートの年になります。持続可能で未来に希望の持てるまちの実現に向け、教育や子育て環境、防災など「ひとへの投資」、観光振興、雇用・労働など「しごとへの投資」を重点化して施策を推進します。 令和2年度予算は、これまでの取組の成果を前進・加速し、弾みをつけることでより高みを目指し、成長軌道を確かなものにしていきたいという思いから「地方創生に向けて弾みをつける予算」と位置付けて編成しました。 持続可能で、未来に希望の持てるまちの実現をめざし、4つの基本目標に沿った取組を進めます。 令和2年度予算額 一般会計 予算額:1,503億1,430万3千円 対前年度比:4.1%減 特別会計 予算額:989億6,259万3千円 対前年度比:1.3%増 公営企業会計 予算額:400億2,493万6千円 対前年度比:2.7%減 合計 予算額:2,893億183万2千円 対前年度比:2.1%減 安定した雇用を生み出す 産業が元気なまち 住みたいと選ばれる 魅力があふれるまち 子供たちが いきいきと育つまち 誰もが安心して住み 続けられる持続可能なまち -------------------------------------------------- # 安定した雇用を生み出す産業が元気なまち -------------------------------------------------- 地域産業の活性化 技術革新を通じた生産性の向上を推進し、農・水産物の販路拡大など市内産業の競争力を強化。若者の市内就職や本市への移住を促進し、産業を支える人材の確保や育成を推進します。 実現するために ◦暮らしを支える地域産業の生産性向上 ◦産業を牽引し、支える人材の確保・育成 ◦強い農・水産業づくり ◦農・水産物の魅力発信拠点の整備 ◦海外の活力を生かした国際戦略 観光の持続的な発展 国内外からの観光客に対するおもてなしの充実、受入体制の強化等により、新たな魅力を創出し、消費拡大を促進します。 実現するために ◦オリンピックイヤーの取組 ◦観光客受入環境の整備 ◦観光誘客の促進 ◦産学官民連携による加太の魅力創造 ◦日本遺産和歌の浦の更なる魅力向上 四季の郷公園味覚ゾーン(イメージ) 聖火リレー(イメージ) オリ・パラ事前合宿のサポート 漁村での生活体験や、研修等を実施 姉妹都市・友好都市との交流・連携の強化 和歌山市ふるさと観光大使HYDE氏と南海電鉄がコラボした「HYDEサザン」 地域産業の活性化 ◦生産性向上のためのIT・IоT等の導入を支援 ▼300万円 ◦漁業の担い手の育成 ▼1,006万2千円 ◦四季の郷公園 四季さい館(新ネイチャーセンター)の改修 ▼1億2,564万2千円(2月補正) ◦四季の郷公園 道の駅・味覚ゾーンのオープンイベント ▼231万5千円 ◦中央卸売市場の再整備 ◦姉妹都市・友好都市との交流・連携の強化、台湾との交流の推進、台南市との図書館交流 ▼1,541万3千円 観光の持続的な発展 ◦オリンピック聖火リレー、オリンピック・パラリンピック選手の事前合宿をサポート、「みんなの想火」プロジェクトの開催を支援 ▼1,855万6千円 ◦ビッグデータを活用した観光客動態調査 ▼605万円 ◦ふるさと観光大使就任記念ギャラリーの拡充 ▼66万円 ◦堀米ゆず子氏によるマスタークラスの開催等を通じ、加太地域における「芸術村」の取組を推進 ▼60万円 ◦和歌祭400年に向けた取組 ▼999万9千円 -------------------------------------------------- # 住みたいと選ばれる魅力があふれるまち -------------------------------------------------- 歩きたくなるまちなか創生 再配置された公共施設等を核として、まちなかの活性化を加速。遊休不動産の再生や公園や歩道の整備により、人々が集う都市空間の形成と回遊性の向上を推進します。 実現するために ◦歩きたくなる都市空間、回遊性の創出 ◦交流拠点の整備によるまちなか再生 ◦魅力輝く和歌山城へ ◦まちなかの魅力向上 背景の緑 広場の背景として常緑樹を植栽 店舗ゾーン 飲食を含めた店舗により食べ歩きを促進 出典:札幌駅前通 まちづくり株式会社 こもれびの広場 緑の屋根は城への眺望の額縁となり、夏は木陰、冬は暖かい光がふりそそぐ広場。 記憶のまちかど 市役所のシンボルとしてクスノキを保存 市役所本庁舎 市役所東庁舎 (仮称)城前広場整備(イメージ) 和歌山城公園動物園ペンギン舎をリニューアル(イメージ) 太平洋岸自転車道の終点地である加太港に、モニュメントを製作・設置(イメージ) 紀の国わかやま文化祭 2021に向けて準備を進め、「(仮称)友ヶ島芸術祭」を開催 第20回大会(11月8日開催)から、ハーフマラソンのコースを一部変更し、和歌山城から出発。また、名称を「和歌山ジャズマラソン」に変更。 個性を生かし愛着を育む地域づくり 自然・歴史・文化など、各地域が持つ魅力の向上や住民主体のまちづくりを推進し、住みたい、住み続けたいと思われるまちを実現します。 実現するために ◦活力を生み出す個性豊かな地域づくり ◦移住・定住の推進 ◦文化芸術の発信 ◦スポーツの推進 歩きたくなるまちなか創生 ◦(仮称)城前広場の整備 ▼1億4,993万9千円 ◦和歌山市駅前広場及び周辺道路の整備 ▼3億694万4千円 ◦和歌山城公園動物園のリニューアル 和歌山城におけるARを活用した誘客 ▼1,300万円 ◦京橋親水公園の整備 京橋親水公園前(城北56号線)歩道整備 ▼7,534万3千円 ◦空き家をシェアハウスとして活用し、和大生等の学生のまちなか居住を促進 個性を生かし愛着を育む地域づくり ◦サイクリング拠点の整備 ▼379万5千円 ◦三世代同居・近居の促進 ▼400万円 ◦紀の国わかやま文化祭2021の準備・プレイベントの開催 ▼1,285万8千円 ◦第20回和歌山ジャズマラソンの開催 ▼2,126万2千円 -------------------------------------------------- # 子供たちがいきいきと育つまち -------------------------------------------------- 子供を産み育てやすい環境づくり 結婚から子育て期までの切れ目のない支援による子育て世代の負担軽減や、増加する児童虐待への対策を強化するとともに、経済的負担の軽減等により、子供の生活の向上を図ります。 実現するために ◦安心子育てサポート体制の充実 ◦児童虐待防止対策・社会的養育の推進 ◦ひとり親家庭等援助を必要とする子供への支援の強化 本町地区に完成した子育て支援複合施設。1・2階が本町こども園(4月開園。写真上)、3・4階が「こども総合支援センター」(1月開所。写真右) 私立保育所等への障害児の受け入れを促進(イメージ) 生活困窮世帯等の中学生を対象に学習を支援(イメージ) 避難所としても位置付けられている市立和歌山高等学校のトイレを整備 外国語指導助手(ALT)を2名増員し、英語教育を推進(イメージ) 夢に向かって未来を切り拓ける教育 子供の成長を支え、子供たちが夢に向かって未来を切り拓くことができる力を育む教育を推進します。 実現するために ◦知・徳・体の調和のとれた教育の推進 ◦子供の学びをサポートする体制の構築 ◦安全・安心・快適な教育環境づくり 子供を産み育てやすい環境づくり ◦子育て世代包括支援センターの運営 ▼1,546万1千円 ◦私立保育所等への障害児の受け入れ促進 ▼3,988万8千円 ◦こども総合支援センターの強化  里親宅へのショートステイ ▼267万9千円 ◦こども医療費の助成 ▼11億6,143万3千円 ◦子どもの学習・生活支援 ▼296万8千円 夢に向かって未来を切り拓ける教育 ◦英語教育の推進 ▼4,384万7千円 ◦学校ICT環境設備の整備 ▼15億739万7千円(2月補正) ◦学校図書館の充実 ▼658万7千円 ◦若竹学級の充実 ▼1,322万1千円 ◦市立和歌山高等学校のトイレを洋式化 ▼6,186万2千円 -------------------------------------------------- # 誰もが安心して住み続けられる持続可能なまち -------------------------------------------------- 市民の安心・安全の確保 地震・集中豪雨・記録的な暴風など、各種災害に対応するため、市民の命を守る防災・減災対策を強化するとともに、適確な水道行政に努めます。 実現するために ◦水道施設の整備 ◦治水・内水対策の推進 ◦防災・減災対策の強化 豊かで暮らしやすい地域づくり 便利で持続可能な公共交通ネットワークの構築や生活を支える道路網の整備を推進するとともに、豊かで安全な住環境の整備を進めます。 実現するために ◦市民生活を支える道路網の整備 ◦便利で持続可能な地域公共交通ネットワークの実現 ◦豊かで安全な暮らしを支える住環境の整備 誰もが元気に生涯活躍できるまち 人生100年時代を見据え、医療・介護の連携推進、健康づくり等への取組を強化し、障害の有無にかかわらず、全ての市民が元気に活躍できる環境づくりを進めます。 実現するために ◦誰もが安心して元気に暮らせる環境づくり ◦高齢者の生活安心サポート ◦健康寿命の更なる延伸 老朽化した配水管の更新・耐震化等を強化 防災行政無線の可聴範囲を拡大(令和2年度末で、新設と更新の204基が完了予定) 和歌山高速環状道路の実現に向けた取組(イメージ) 老朽化した空き家の除却を促進 検診(イメージ) 市民の安心・安全の確保 ◦配水管の整備 ▼23億2,672万3千円 ◦雨水ポンプ場の整備 ▼13億9,426万9千円 ◦防災行政無線の再整備 ▼4億9,141万1千円 ◦和歌山市消防活動センター及び東部コミュニティセンターの駐車場整備 ▼13億3,894万円 豊かで暮らしやすい地域づくり ◦京奈和自動車道の延伸を含む和歌山高速環状道路の実現に向けた取組 ◦地域バスの導入に向けた検討 ▼2,358万7千円 ◦老朽化した空き家の除却促進 ▼3,000万円 誰もが元気に生涯活躍できるまち ◦障害者用駐車スペースへのシェルター設置(市民体育館・市民温水プール・JR和歌山駅前西口広場) ▼691万9千円 ◦JR紀三井寺駅へのエレベーター等設置によるバリアフリー化を支援 ▼8,915万4千円 ◦骨髄バンクへの登録促進 自殺未遂者への支援 ▼299万円 ◦我が事・丸ごとの地域づくりの推進 ▼2,792万4千円 ◦AIを活用した特定健診の受診率向上、新手法導入による大腸がん検診の受診率向上、肺がん集団検診の無料化 ▼2,126万3千円