【16面】 ************************************************** # 市長コラム 森林を守る ―大規模太陽光発電計画― ************************************************** 日々秋の深まりを感じる季節となり、天気の良い日には、新型コロナウイルスに注意しながら、お出かけされる方も多いと思います。 私も、休日を利用して、平井地区の和泉山脈の大規模太陽光発電計画地域周辺を実際に歩いてみました。この計画については、市の条例に基づき慎重に審査した結果、景観や防災上の観点から不許可といたしました。 計画地は以前車で案内してもらいましたが、自分の足で歩いてみないと状況がわからないと思い、課員と2人で鳴滝不動から登り始めました。ところが、どう探してもマップの道が無い。やむを得ず、付近の山に詳しい知人に電話を掛け、急遽一緒に登ってくれることになりました。 それでも道がわからず荒れた谷筋を登っていき、背丈ほどあるシダの中に突っ込んだりしながらも何とか尾根に到着。尾根では紀泉アルプスから続くハイキングコースが整備されており、平井峠までの間、紀の川平野を眼下に見ながら山を観察すると、土砂崩れなどの箇所もあり「森林を守る」ことの大切さ、大変さを改めて感じることができました。大規模太陽光発電計画は不許可との判断はしたものの、今後どうやって山を守れるかが課題です。 昨年、地球温暖化防止、国土の保全や水源の涵養などの森林の機能を守るため森林環境税の法律が創設されました。和歌山市にとっては、和泉山脈は貴重な里山でもあります。人間の営みのなかで、どうかかわり守っていくか改めて真剣に考える時期に来ていると思います。 「山は青き故郷、水は清き故郷」 いつまでも口ずさめるように。 和歌山市長 尾花 正啓 -------------------------------------------------- # 『和歌⼭市観光アプリ』を配信中! -------------------------------------------------- ■問合せ先 観光課 電話番号435-1234 和歌山城と友ヶ島をより一層楽しめる音声ARアプリを配信しています。和歌山城内の各スポットの音声解説や今年6月に日本遺産に認定された「葛城修験」のガイド機能など様々なコンテンツをお楽しみいただけます。 ※一部のコンテンツは、実際に各スポットを訪れるとロックが解除され、音声が聴ける仕組みとなっています。 ※音声劇「オトガタリ」はフィクションであり、史実とは関係ありません。 【和歌山城コース】 音声による城内スポットのガイドや豪華声優陣(うえだ ゆうじさん、南 央美(みなみ おみ)さん、杉田 智和(すぎた ともかず)さん)による音声劇「オトガタリ」が体験できます。 【友ヶ島コース】 日本遺産「葛城修験」のガイド機能を追加しましたので、この機会にぜひ友ヶ島にお越しいただき、「友ヶ島第3砲台美術館」「友ヶ島要塞探索の旅」とあわせてお楽しみください。 アプリのダウンロード・利用は無料! [App Store] [Google Play] -------------------------------------------------- # 和歌山市民憲章(昭和41年11月3日制定) -------------------------------------------------- 自然を愛し、きれいなまちをつくりましょう。 互いにたすけあい、希望にみちたまちをつくりましょう。 きめごとを守り、人に迷惑をかけない市民になりましょう。 仕事に誇りをもち、たくましい市民になりましょう。 教養を高め、視野の広い市民になりましょう。 -------------------------------------------------- # 今月の題字、私が制作しました -------------------------------------------------- 秋といえば、落ち葉や木の実。紅葉を連想させるオレンジと合わせて表現しました。 市立和歌山高等学校デザイン表現科2年 吉良 明音さん 市報わかやま 令和2年11月号 第908号 発行/和歌山市広報広聴課 〒640-8511 和歌山市七番丁23 電話番号073-432-0001(代表) ホームページ http://www.city.wakayama.wakayama.jp/ 人口/353,900人(男166,156人 女187,744人) 世帯数/156,509世帯 ※令和2年10月1日現在