【2~3面】 ************************************************** # 特集 ************************************************** -------------------------------------------------- # この街と人を みんなで守る -------------------------------------------------- この街と人を守るために、消防では様々な人たちが連携しています。特に大規模災害の際は、全国からの緊急消防援助隊や地域の消防団とタッグを組んで活動を行います。 7月1日には、全国からの緊急消防援助隊の活動拠点として、和歌山南スマートインターチェンジに直結した立地に「和歌山市消防活動センター」が開庁しました。今回は、新たに開庁したセンターと、日頃から地域を守る消防団について紹介します。 ■問合せ先 消防総務課 電話番号426-0119 -------------------------------------------------- # いざというときの拠点を整備 -------------------------------------------------- 「和歌山市消防活動センター」 7月1日、和歌山南スマートインターチェンジに直結した立地に「和歌山市消防活動センター」が開庁しました。 センターは、和歌山市に大災害が発生し、市消防局や県内の消防力のみでは災害対応が困難なときに全国から応援に駆けつける「緊急消防援助隊」の活動拠点として整備した、全国的に珍しい施設です。 -------------------------------------------------- # バックアップ体制を整える -------------------------------------------------- 高速道路のインターチェンジに直結し、ヘリポートを備えていることから、陸・空の両面から受け入れが可能となります。また、センターには、ガソリン1万リットル、軽油1万リットルを貯蔵した自家用給油取扱所や、会議スペースや指揮作戦室、宿泊スペース等を備え、緊急消防援助隊の活動をバックアップします。これにより、大災害時に効率的な活動を展開し、より多くの命や財産を守ります。 -------------------------------------------------- # 和歌山市の消防力強化 -------------------------------------------------- センターには最新の訓練施設も整備しています。平時は市消防局の訓練や会議施設として使用し、消防隊の技術力向上、連携の強化等のために活用します。 また、センターには岡崎分署を合築しています。これは、岡崎出張所を分署化したもので、分署長と救助隊を新たに配置し、人員を12人から25人に増員するとともに、和歌山市の消防署の組織を3署3分署体制とすることで、市域の消防力の更なる向上を図ります。 いざというとき、この街と人を守る。 そのために、市消防局では消防力の強化を着実に進めるとともに、隊員たちは日々鍛錬を続けています。 (写真)緊急消防援助隊(平成30年7月豪雨・広島県) (写真)7月1日に開催された開庁式でのテープカット (写真)和歌山市消防活動センター・和歌山市東消防署岡崎分署 -------------------------------------------------- # 消防団の役割 -------------------------------------------------- 消防署とともに、地域の安全・安心に無くてはならないのが消防団です。 消防団員は「自分たちのまちは自分たちで守る」という信念のもと、普段は自分の仕事を持ちながら、災害時には現場に駆け付け、消火活動・救助活動・水防活動などに従事する、まさに地域のヒーローのような存在です。 平時は、訓練や施設・設備の維持管理、防火広報・啓発活動、そのほか地域に密着した活動を行い、地域の防災力向上や地域コミュニティの活性化に大きく貢献しています。 -------------------------------------------------- # 消防団に入るということ -------------------------------------------------- 「消防団」と聞くと、地元で働く男性のイメージがあるかもしれませんが、最近は女性や学生など幅広い方が消防団員として活躍しています。 消防団員として活動すると、報酬として年間2万円程度、1回あたり2千円の出動手当を支給します。学生には、継続的に消防団活動に従事した証明書を交付する制度があり、就職活動時の自己PR等に活用できます。 また、団での訓練や講習を通して自らの防災力も向上させることができます。 消防団は、地域の安心・安全を守る要としてとても大切な存在です。 あなたも、地域を守るヒーローの一員になってみませんか。 (写真)学生消防団活動認証制度 (写真)(上)ポンプ等の技術を競う消防操法大会 (写真)(下)消防音楽隊も機能別の消防団員です -------------------------------------------------- # Interview -------------------------------------------------- 和歌山市消防団 和歌浦分団 吉田 直美さん 平成21年、和歌山市初の女性団員の一人として入団 入団してよかったことは、人の輪が広がったことと、防火・防災に対する意識が変わったことです。以前は傍観者みたいな感じでしたが、入団してから様々な活動をしたり講習を受ける中で、いざというときに傍観者で終わらないで一歩踏み出せる意識を持てるようになりました。 また、地域に密着した活動をしているので、地域の方に「いつもありがとう」とか「ご苦労さん」と言われると、少しでもお役に立てているのかなと実感して、とてもうれしいですね。 「何か一つでも役に立てることがあったら嬉しい」と考えている方は、どんどん気軽に足を踏み入れていただきたいです。本当に構えることなく、気軽な感じで「どんなことしてるんやろう」と一度見に来てもらえたら。私たちも、お仕事や子育て、親の介護とか、皆さんそれぞれ事情がある中で「自分のできる範囲で役に立てることをしていこう」という意識で、助け合って活動しています。 -------------------------------------------------- # 消防団員募集中! -------------------------------------------------- ご興味のある方は一度お問い合わせください。和歌山市消防団には、あなたの力が必要です。 ●入団出来る方/市内在住の18歳以上の方 ※性別は問いません ●問合せ先/消防総務課 電話番号426-0119