【2面】 ************************************************** # 令和4年 年頭のごあいさつ ************************************************** あけましておめでとうございます。 昨年を振り返りますと、新型コロナワクチン接種が始まり、医療関係者の皆様のご協力もあり全国トップレベルのスピードで実施することができました。また六十谷水管橋崩落では市民の皆様に大変なご不便をおかけしました。一方で、まちなかの5大学すべてが開学し、和歌山城ホールの完成、紀の国わかやま文化祭2021開催など、長年取り組んできたまちの成長に資する事業が完了したことで、コロナ禍のなかでも久しぶりに新たなまちの賑わいが生まれました。新しい店舗などもオープンし、大学生が地域課題に取り組むなど市民の皆様が様々な場面で活躍する姿を見ることができた年でした。 こうした新しい動きが出てくるなか、行政手続きのデジタル化、介護と子育て、市民生活と観光の2つの側面での交通など、複数の部署にまたがる行政課題が多くなってきています。これまでは既存の組織が横に連携して取り組んできましたが、これからはさらに迅速かつ確実に課題解決を進められるよう、特定の課題ごとに全庁一丸となって取り組めるような新しい体制で対応していく必要があります。 今年は、「和歌祭四百年式年大祭」や「有吉佐和子記念館」のオープンなど、昨年の国民文化祭に続き、和歌山市に息づく文化がさらに新しい花を咲かせる年となります。今年も市民の皆様とともに新しい課題にも積極果敢に挑戦し、住みたいと選ばれるまちに向け市政運営に全力で取り組んでいく所存です。 和歌山市長 尾花 正啓 あけましておめでとうございます。 市民の皆様方には希望に満ちた新年をお迎えのこととお慶び申し上げますとともに、平素から市政の発展と議会運営に対してご理解とご協力をいただき、深く感謝申し上げます。 昨年を振り返りますと、10月に六十谷水管橋破損により、多くの市民の方々に大変なご迷惑をおかけしました。また、全国に広がった新型コロナウイルス感染症は、外出自粛など市民生活に大きな影響を及ぼし、消費や生産活動の低迷を招いたことで地域経済に大きな打撃を与えました。 しかし、感染拡大等が一定の落ち着きを見せ、和歌山市内では、にぎわいの文化交流拠点である和歌山城ホールの開館や、日本最大の文化の祭典である「第36回国民文化祭わかやま2021・第21回全国障害者芸術・文化祭わかやま大会」の開催で多くの皆様の笑顔を拝見させていただき、まさに文化元年の年となりました。 市議会といたしましては、徹底したコロナ感染拡大防止対策に取り組みながら、市民の皆様の暮らしを守るという強い使命感の下、和歌山市に住んで良かったと実感していただけるよう「文化の香り高く、活気に満ちた、笑顔にあふれる」魅力あるまちづくりの実現を目指し、今後もオール市議会で取り組んで参ります。 結びに、市民の皆様方におかれましては、本年が幸多き、キラキラと輝く素敵な年となりますようお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。 和歌山市議会議長 吉本 昌純