【2~3面】 ************************************************** # 特集 有吉佐和子記念館オープン記念特集 有吉佐和子にふれる ************************************************** 有吉佐和子の作品には、和歌山に関する言葉や情景が数多く描かれています。 そんな彼女の一端にふれ、楽しめるスポットをご紹介します。 作品を読んでから巡り、思いを馳せながら、お茶や景色を楽しむことができます。 ぜひ、一度、足を運んでみてください。 有吉佐和子(1931-1984) 和歌山市真砂丁(現:吹上一丁目)に生まれる。 昭和31年に『地唄』が芥川賞候補になる。その後、ふるさと和歌山を題材とした小説を発表する。34年に『紀ノ川』、38年に『助左衛門四代記』、『有田川』、41年に『日高川』、42年に『華岡青洲の妻』が出版される。紀州人らしい人々が、たおやかな紀州弁を話すこれらの物語は、戦後小説において新しい価値観を与えたものとして評価されている。 ************************************************** #(1)有吉佐和子記念館でふれる ************************************************** 有吉佐和子の東京の邸宅を、「塚本治雄基金」を活用し、紀の川のそばに復元しました。実際に有吉佐和子が使用した机や椅子などを用いて、往時の書斎や茶室を再現。また、『紀ノ川』などの名作に関する貴重な資料を展示。さらに、館内でお茶やランチをお楽しみいただけます。 ●所在地/伝法橋南ノ丁9 ●開館時間/9時~17時 ●休館日/水曜日(祝日の場合は木曜日休み) ●入館料/無料 ●問合せ先/有吉佐和子記念館 電話番号488-9880 -------------------------------------------------- #イベント情報 -------------------------------------------------- (1)名作朗読劇場 【ほむら】作:有吉佐和子 ●日時/7月20日(水曜日) 1回目10時30分~11時30分 2回目13時30分~14時30分 ●場所/有吉佐和子記念館2階 ●定員/先着20人 *事前申込要(7月10日(日曜日)から) (2)わらべうたと絵本読み聞かせ ●日時/8月3日(水曜日) 10時30分~11時30分 ●場所/有吉佐和子記念館2階 ●定員/先着20人 *事前申込要(7月10日(日曜日)から) ●申込・問合せ先/有吉佐和子記念館 電話番号488-9880 ※新型コロナウイルス感染拡大予防のため、中止する場合があります。 ************************************************** #(2)市民図書館でふれる ************************************************** 有吉佐和子文庫内に有吉佐和子の作品と制作のために使用した資料を展示。また、ひとつの作品をテーマにしたフェアを展開中。 ●開館時間/9時~21時 ●問合せ先/和歌山市民図書館 電話番号432-0010 短編小説「墨」の世界を紹介 ●期間/~7月31日(日曜日) 「紀ノ川にまつわる直筆短冊展示」 ●日時/6月1日(水曜日)~ 本の紹介「有吉佐和子フェア」 ●期間/7月1日(金曜日)~9月30日(金曜日) ************************************************** #(3)市立博物館でふれる ************************************************** 東京に保管されていた資料とともに、有吉佐和子の創作する過程をさぐり、『紀ノ川』などの作品に書かれた和歌山の歴史・文化を紹介する企画展「有吉佐和子と和歌山」を8月14日(日曜日)まで開催。 ●開館時間/9時~17時(入館16時30分まで) ●休館日/月曜日、祝日の翌日(祝日除く) ●入館料/大人100円 ※高校生以下無料 ●問合せ先/市立博物館 電話番号423-0003 ************************************************** #(4)(5)和歌山城でふれる ************************************************** (4)わかやま歴史館2階 歴史展示室 有吉佐和子や家族にとって、思い出深い品々を紹介。彼女と茶道の結びつきや人柄を感じられるものを展示する「有吉佐和子 おもひでの品々」を8月15日(月曜日)まで開催。 ●開館時間/9時~17時30分(入場は17時まで) ●入場料/大人100円 ※中学生以下無料 ●問合せ先/和歌山城整備企画課 電話番号435-1044(平日のみ) (5)和歌山城天守閣 和歌山を舞台にした作品の『紀ノ川』にて、和歌山城が登場します。物語の最後に、登場人物の華子が再建直後の天守閣に登り、紀の川の流れを眺め、思いを馳せる姿が描写されています。 有吉佐和子×和歌山城 ヒミツの小話 今年は寅年!和歌山城公園の伏虎像も要チェック! 伏虎像の立て札に有吉佐和子の作品『紀ノ川』に関する情報が・・・。 立ち寄ってみてはいかが?