【4面】 ************************************************** # 令和5年 年頭のごあいさつ ************************************************** あけましておめでとうございます。 昨年もコロナ禍で自粛ムードでしたが、秋ごろから地域での社会活動も徐々に再開されるなど、少しずつ日常が戻ってきました。 まちなかでは定期的にイベントが開催されるようになり、今年2月には関西で初めての東京ガールズコレクションが開催されるなど、民間の方の発想で新しい動きが次々と生まれてきています。 さて、他県から和歌山市に来られた方に「和歌山市は、人がいい。」と言われることがあります。豊かな自然、温暖な気候に囲まれ、一人ひとりが生き生きと穏やかに暮らしているからかもしれません。 今年は、さらに和歌山市が、子供も大人も、高齢者も障害のある人も、市民の皆様が幸せを感じ、希望を持てるような「ウェルビーイング(Well-Being)」なまちとなるよう、妊娠期から切れ目のない伴走型の子育て支援、地域の困りごとの課題解決など、誰もが安心して暮らせるまちづくりに取り組みます。また、引き続き、脱炭素やデジタル化、広域道路網の整備などの施策を推進して参ります。 今年は、卯年。長い耳をピンと立てて、様々な方から意見や情報を収集し、民間の方々と共に知恵を出し合い、オール和歌山市で「ウェルビーイング」なまちを目指して参ります。 結びに、本年が市民の皆様にとって素晴らしい年となりますよう祈念し、新年のご挨拶とさせていただきます。 和歌山市長 尾花 正啓 あけましておめでとうございます。 市民の皆様方には、希望に満ちた新年をお迎えのこととお慶び申し上げますとともに、平素から市政の発展と議会運営に対しまして、ご理解とご協力をいただき深く感謝申し上げます。 近年、コロナ禍、原油高、円安などによる厳しい経済状況に加え、緊迫化するウクライナ情勢により市民生活は大変圧迫されています。 また、最先端技術の開発による急速なデジタル化・「Society 5.0」、温室効果ガスの排出をゼロにする「カーボンニュートラルの実現」、持続可能な開発目標である「SDGsの推進」など大きな社会転換期を迎えるとともに、様々な分野で山積している社会的課題を官だけで解決していくことが極めて困難な状況となっております。 このような状況を乗り越えるには、課題解決の担い手を、これまでの既存企業に加え、スタートアップ企業、社会的企業、大学、NPOなどが所有する多様な民間資源と行政が持つ公共資源を結集し、新たな価値を共に創出する「公民共創」により課題を解決することが重要であります。 今後、必要とされる課題解決にあたっては、全ての市民の方々が真の豊かさを実感できる未来ビジョンを描き、皆様方が恩恵を受けられるよう具現化して参ります。 結びに、市民の皆様方にとって本年が幸多き、飛躍する年となりますようお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。 和歌山市議会議長 戸田 正人