【20面】 ************************************************** # 市長コラム ************************************************** 県都和歌山市の人口問題 和歌山市は言うまでもなく全国47都道府県の県庁所在都市の一つです。しかし、県庁所在都市の中で最も早く連続的に人口が減少し始め、約半世紀に渡って人口の流出が続いています。 このため、平成27年度から「地方創生」として、若者定着のための大学誘致、産業振興、子育て支援、官民協働のまちづくりなどに取り組んできました。その結果、令和元年には、45年ぶりに人口の転入が転出を上回る社会増となりましたが、コロナ禍以降再び社会減となっています。人口減少は、地域の産業を衰退させ活力を低下させますが、それ以上に深刻なのは、若者の減少により福祉などの社会保障や災害時の対応力が維持できなくなることです。 そのため、これまでの地方創生で足りなかったことを反省検証し、若年層の流出に歯止めをかけていくための思い切った戦略を策定するのは、活力の残っている今しかないと思います。 幸いにも、これまでの8年に渡る地方創生の取組で、和歌山市に三つの大きな変化が生じています。一つ目は、財政再建です。これまで財政の構造改革に努めてきた結果、昨年と今年で26年ぶり2期連続で赤字のない当初予算となり、今年も継続し安定した財政運営が出来ています。二つ目は、大規模な企業誘致です。加太にグーグル系のデータセンターの進出が決まり、また、北港の関西電力の未利用地が活用に向けて動き出すなど、これまでの既存産業に加え、未来の基幹産業となる企業誘致の条件が整ってきました。三つ目は、民間投資の活発化です。旧市民会館跡にホテルやDXセンターなどが入る大規模な民間施設や駅前再生など、市駅周辺全体のグランドデザイン、さらにJR和歌山駅、和歌山城周辺に大規模な民間投資を呼び込むまちづくりが進みます。私自身不退転の覚悟で、こうしたラストチャンスとも言える変化を捉え、県都らしく求心力を持って人口の社会増を実現していこうと決意しています。 ************************************************** # 「和歌山市つれもて子育て応援ブック」 赤ちゃんの写真を大募集! ************************************************** ■問合せ先 子育て支援課 電話番号435-1329 応募写真の規格 【1】デジタル写真(300万画素以上のJPEGデータ) 【2】令和4年4月2日以降に生まれた赤ちゃん 【3】表情がはっきり写り、影がかかっていない 【4】キャラクターや商品名が衣類等に写っていない 応募方法 ●締切/3月22日(金曜日) QRコードを読み取り、必要事項を入力の上、ご応募ください。 ●必要事項 (1)赤ちゃんの名前(ふりがな) (2)生年月日 (3)保護者氏名 (4)住所 (5)電話番号 (6)メールアドレス 応募フォーム ※赤ちゃん1人につき応募1点まで(保護者のみ応募可)。応募者多数の場合は抽選。掲載実績のない方優先。 ************************************************** # 和歌山市民憲章(昭和41年11月3日制定) ************************************************** 自然を愛し、きれいなまちをつくりましょう。 互いにたすけあい、希望にみちたまちをつくりましょう。 きめごとを守り、人に迷惑をかけない市民になりましょう。 仕事に誇りをもち、たくましい市民になりましょう。 教養を高め、視野の広い市民になりましょう。 ************************************************** # 今月の題字、私が制作しました ************************************************** 市立和歌山高等学校デザイン表現科2年 榎本 壮馬さん 春の明るいイメージを見た人に与えられるよう明るい色で構成しました。 市報わかやま 令和6年3月号 第948号 発行/和歌山市広報広聴課 〒640-8511 和歌山市七番丁23 電話番号073-432-0001(代表) ホームページ http://www.city.wakayama.wakayama.jp/ 人口/347,416人(男163,417人 女183,999人) 世帯数/158,871世帯 ※令和6年2月1日現在(令和2年国勢調査の結果を基に算出した推計人口)