
比較的新しい地層
目津れき層は、南部から白浜の海岸線に少しだけあり、700〜800万年前に海の底にたい積した、たいへん新しい地層です。白浜の円月島や塔島、南部のめがね岩などをつくるれき岩層は、田辺層群を不整合でおおう地層で、「目津れき層」と呼ばれています。できてからまだ年数が経っていないのでまだ固まりきってなく、風化、侵食されやすい地層です。それで、自然がつくり出した芸術品のような地形や岩石が見られます。

目津れき層の分布図
臨海方面

目津れき層でできている円月島の拡大
臨海周辺のれき
れきの多くは、少し丸みをおびた砂岩ですが、チャートや泥岩、凝灰岩なども含まれています。

新しい目津れき層が古い田辺層群の地層におおいかぶさっています赤い線の部分は、田辺層群と目津れき層の不整合面です。

ここにも円月島のような大きな穴があいている。穴の先に見える島は塔島です。これらはみな目津れき層です。
目崎津方面
南部町の千里の浜はアカウミガメの産卵地として有名です。ここは眺めもよいところで、自
然公園になっています。白砂をしきつめた砂浜から南の方に歩いていくと、固まりきっていな
い目津れき層が風化、侵食により奇妙な形の地形を残しています。昭和56年にはまだめがね
になっていたが、昭和58年に片方が崩れ、昭和62年には両方が崩れてしまい、いまでは、めがね岩と
は名だけのものになってしまいました。これも自然の力。

めがね岩にいくまでの所にはこんな海食洞が見られます。
めがね岩

昭和53年くずれる前のめがね岩

現在のめがね岩

一つの石は小さいけれどそれらが寄り集まって大きな石になっているさざれ石。この辺りは、こんなくずれやすい層でできています。