白崎の石灰岩

 白崎は明治20年代から石灰岩を取る採石場でしたが、現在は駐車場やトイレなども完備された「白崎海洋公園」になっています。石灰岩が雨水によって侵食されてできたカルスト地形や、石灰岩の表面に見られる化石ウォッチングを楽しんでみましょう。


青い海に白く輝く白崎の石灰岩 手前の立巌はウミネコの繁殖地として知られています。

石灰岩の表面に見られるフズリナの化石

白崎の石灰岩は、古生代の石炭紀や二畳紀のフズリナ化石をたくさん含んでいます。

 石灰岩は、フズリナなどが堆積したもので、炭酸カルシウムでできています。フズリナは、ラグビーボールを小さくしたような形の有孔虫のなかまです。直径が数mm〜1cmほどで、殻がサンゴなどと同じように炭酸カルシウムからできていて、古生代に世界中の暖かい海にすんでいました。フズリナは地層の年代を知る手がかりになる示準化石のひとつです。

 

展望台手前の遊歩道わきの石灰岩を丹念に観察すると、下の写真のようなウミユリの化石を発見できます。

細長いもようはウミユリの柄で、丸いのは柄の断面。ウミユリはイソギンチャクと同じ仲間の動物です。

現在でも海にすんでいて、海南市の県立自然博物館で観察できるそうです。


由良町北部には、秩父帯の中紀層群とよばれるジュラ紀の地層が分布しています。中紀層群は、主に砂岩や泥岩,チャートなどの地層でできているのですが、その中に石灰岩の巨大な塊が所々にあります。中でも白崎は最大のものです。戸津井には石灰岩が侵食されてできる鍾乳洞があります。

      由良の北部には、中紀層群とよばれるジュラ紀の地層が分布しています。白崎や戸津井などの石灰岩は、その地層が堆積したときに取りこまれたもので、古生代の石炭紀や二畳紀のフズリナ化石をたくさん含んでいます。

 

展望台から見たカルスト地形 大小の石灰岩がニョキニョキと立っているように見えます。