総合型地域スポーツクラブを知っていますか?

 

ページ番号1002139  更新日 平成28年2月2日 印刷 

日頃(週に1回程度)運動やスポーツを行っていますか?

少子・高齢化の進展などにより、地域社会における自由時間の過ごし方が注目され始めています。最近では、学校のクラブ活動をはじめ指導者不足が深刻で、それに加え地域における世代間交流の機会も減少しつつあります。そこで、誰もがそれぞれの体力や年齢、技術、興味、目的に応じて、いつまでもスポーツに親しむことのできる生涯スポーツ社会を実現することで、「あなたのまちを明るく!!元気に!」

昭和36年に「スポーツ振興法」が制定され長らくわが国におけるスポーツの発展に寄与してきましたが、スポーツを取り巻く環境の変化等から50年ぶりに新しく、平成23年に「スポーツ基本法」が制定されました。
これに伴い新たな「スポーツ基本計画」が策定され、7つの政策目標が設定されています。その中に次の3つがあります。

  1. 子どものスポーツ機会の充実
    今後10年以内に子どもの体力が昭和60年頃の水準を上回ることができるよう、今後5年間、体力の向上傾向が維持され、確実なものとなること
  2. ライフステージに応じたスポーツ活動の推進
    成人の週1回以上のスポーツ実施率が3人に2人(65%程度)、週3回以上のスポーツ実施率が3人に1人(30%程度)となること
  3. 住民が主体的に参画する地域のスポーツ環境の整備
    総合型地域スポーツクラブの育成やスポーツ指導者・スポーツ施設の充実

総合型地域スポーツクラブとは?

平成7年より文部科学省が、国の施策のひとつとして取り組んで来た、生涯スポーツ社会実現のための地域密着型のスポーツクラブです。
地域住民が、会費を支払い、会員として活動へ参加することで、自主的・主体的な運営を行なう非営利のクラブとなっています。
平成26年現在、全国1,741市町村において3,259のクラブが設立され、253のクラブが設立準備中です。

特徴は、3つの多様性(種目の多様性・世代や年齢の多様性・技術レベルの多様性)が備えられたクラブです。

  1. 今までそれぞれのチームが単一種目を行っていたのに対し、各チームの活動が1つのクラブの各教室・サークルの役割を果たし、会員は複数の種目を行うことができる
  2. 初心者からトップレベルの競技者まで、楽しみ志向の人から競技志向の人までレベルに応じて活動できる。
    (さまざまなレベルの教室・サークルがある。)
  3. 活動拠点となるスポーツ施設を持ち、定期的、継続的なスポーツ活動を行うことができる。
  4. 質の高い指導者がいて、個々のスポーツニーズに応じて指導が行われる。
    (指導者派遣制度などもあれば理想的。)
  5. スポーツ活動だけではなく、文化的活動も準備されていれば理想的。
  6. 従来のように、行政などから与えられたものにただ参加するだけではなく、住民主導型であるため、より個々のニーズに近いスポーツ活動が行える。
  7. どんなスポーツ活動やイベントが行われているかなど情報が気軽に入手できる

このページに関するお問い合わせ

産業交流局 文化スポーツ部 スポーツ振興課
〒640-8511 和歌山市七番丁23番地
電話:073-435-1364 ファクス:073-435-1358
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