離乳初期のタイトル画像です。

 

ページ番号1036414  更新日 令和3年12月27日 印刷 

目次

与えるタイミングの例

固さの目安

味つけの目安

はじめの1か月の離乳食スケジュール(例)

離乳初期(ゴックン期)の食品の使い方・レシピ

よくある相談

与えるタイミングの例

離乳食の与えるタイミングの例です。ミルクは6時、10時、14時、18時、22時。離乳食は10時のミルクの前に1回与えるスケジュール例です。

はじめは1日1回離乳食を与えます。(何かあった時に病院に行きやすい、平日の午前中がオススメです。)
母乳や育児用ミルクの前、赤ちゃんのお腹が空いている時間に与えましょう。
上の例のとおりの時間でなくてもかまいません。

この時期の栄養は母乳や育児用ミルクからがほとんどです。授乳のリズムに沿って、飲みたいだけ飲ませます。

固さの目安

10倍がゆの写真です。

7倍がゆの写真です。

にんじんをゆでてすりつぶし、お湯などで調整してペースト状にした写真です。


作り方や固さの目安は動画でも紹介しています!
ぜひこちらもご覧ください。

この時期、赤ちゃんの舌は前後にしか動きません。
初めて母乳や育児用ミルク以外のものを口にするので、舌ざわりや味に慣れるとともに、ゴックンする練習の時期になります。

どの食材もヨーグルト程度の、なめらかにすりつぶしたペースト状にします。
お湯や育児用ミルク、だし汁などで固さを調整しましょう。

味つけの目安

この時期、調味料は必要ありません。素材の味を味わえるようにしましょう。
この時期に使える風味づけは以下の2種類です。

  • ご家庭で作っただし汁や、市販の赤ちゃん用のだしのもと
  • 様々な野菜をゆでたゆで汁(野菜スープ)や、市販の赤ちゃん用の野菜スープのもと

だしのとり方、野菜スープのレシピ例はPDFをご覧ください。

はじめの1か月の離乳食スケジュール(例)

はじめの1か月の離乳食スケジュールの例です。

1日目は、10倍がゆを離乳食用のスプーン1口から始めましょう。
翌日からは、ひとさじ(小さじ1)ずつを目安に量を増やしていきましょう。
おかゆを1週間ほど続けて、お子さんが離乳食に少し慣れ、ゴックン出来ているようなら、様子を見て野菜を1さじから始めていきます。
野菜も慣れてくれば、豆腐や白身魚も1さじから始めていきましょう。

このスケジュールも一例になります。必ずこのスケジュールで進めなければいけないわけではありませんので、お子さんの様子を見て進めるペースを調整してください。

※1日に新たに始める食材は1種類にしましょう。もしアレルギー症状が出た場合、どの食材が原因か特定できます。

離乳初期(ゴックン期)の食品の使い方・レシピ

よくある相談

離乳食を始めたけれど、嫌がる/口からだしてきます。

離乳食は母乳や育児用ミルク以外で初めて口にする食べ物です。「離乳食を嫌がっている」「その食材が嫌い」なのではなく、食べることに慣れていないためのことが多いです。
この時期必要な栄養は母乳や育児用ミルクでとっています。食べる量にとらわれず、慣れてもらうことから始めましょう。

スプーンごと嫌がり、食べてくれません。

赤ちゃんの口の奥の方までスプーンを入れてしまうと、えずいてしまい、嫌がるきっかけになることがあります。
赤ちゃんの口は、喉の奥まで約5cm程しかありません。大人が気づいていないうちに奥まで入ってしまっている場合もあります。
下唇の上にスプーンをのせ、自分で食べようとするのを待ってみましょう。

また、大人の期待がプレッシャーとして伝わることがあります。力を入れすぎず、楽しい雰囲気を心がけましょう。
色々試してもどうしても嫌がる時は、無理に続けず終わりにする時があってもかまいません。

食材の種類や量の増やしていきかたが分かりません。

1日に新たに始める食材は1種類にしましょう。もしアレルギー症状が出た場合、どの食材が原因か特定できます。毎日新しい食材を始める必要はないので、2~3日続けて同じ食材に慣らして、少しずつ量を増やしていきましょう。

特に野菜に関しては種類も多く、はじめの数か月で経験させるのは難しいでしょう。
「1歳半頃の離乳食完了までに、スーパーでよく売っている野菜をほとんど経験出来たらよいか」とゆったりした気持ちで進めていきましょう。

水分補給には何を飲ませたらよい?

今の時期は、母乳や育児用ミルクをしっかり飲めていれば必要な水分はとれているので、他の水分を与える必要はありません。
しかし、大量の汗をかいているなど必要な時は白湯や麦茶をスプーンで少し与えてもかまいません。
また、他の水分に慣れるという意味で、離乳食を始めたころから食後や入浴後、外遊びからの帰宅時などに白湯や麦茶を少しずつ与えていってもよいでしょう。
麦茶は乳児用のものか、大人のものでも作ったその日であれば使えます。
大人用の麦茶の場合、沸騰したお湯で煮だして作り、4~5倍程度に薄めたものを与えましょう。

アレルギーが心配です。

保護者の判断で特定の食品を食べさせないことは、子どもの成長・発達を損なう恐れがあります。
様子をみながら進めましょう。

※詳しくは1つ前のページ「離乳食のすすめ方」のアレルギーについての記述をご覧ください。

卵のはじめかた

卵は卵黄のみから始めます。
鍋に水から卵を入れ、沸騰後15分以上しっかりゆでて固ゆでにします。ゆであがればすぐ冷水にとって冷まし、早めに使いましょう。
まずは少量から始めます。固ゆでの卵黄はパサパサするので、白湯やだし汁でのばすか、かゆなどに混ぜると食べやすいです。

はちみつが入ったパンも食べさせない方がよいですか?

乳児ボツリヌス症の原因となるボツリヌス菌は、熱に強く長時間加熱しても死滅しません。
満1歳になるまでは、はちみつの入っていないものを選びましょう。

 

*気になること、疑問に思うことがあれば、各保健センターに気軽にご相談ください。

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