平成27年度 わかやま市民協働大賞  受賞事業

 

ページ番号1009013  更新日 平成28年2月25日 印刷 

大賞

事業名
食生活改善・健康増進に関する事業
事業実施団体
  1. 和歌山市食生活改善推進協議会
  2. 和歌山市 地域保健課
事業概要

目的
地域における食生活改善の実践活動を組織的に推進し、市民の健康増進のために寄与すること。
成果

平成26年度は、生活習慣病予防のための活動を395回、延1941人、保育所や小学校への食育訪問を26回、1357人、おやこの食育教室を6回、142人、高齢者の健康づくりのための教室を1回24人の市民に対して実施。
活動にあたり、自らが望ましい食生活の実践者となり、「地域の住民の1人」として同じ立場から自らの経験なども含めて相手にそれらを伝えることで、より相手の理解を得やすく、市民の食生活の改善につながっている。

目的
(なぜ事業を協働で実施したのか。)
食生活改善推進協議会は、和歌山市地域保健課が会員の養成をしているボランティア団体であり、市民の健康増進という同一の目的を持って活動している。
会員には、主婦も多く、健康教室等の開催にあたって、市報での広報や、開催までの連絡調整、講和や調理実習の段取りなど、会員だけでは実施の難しい部分があり、食事の専門的な知識や教室講師の経験のある地域保健課の管理栄養士の協力が必要となる。また、管理栄養士だけでは人手が足りず実施が困難な活動もあるため、会員の協力が必要となる。
効果
(協働によりどのような成果を上げれたか。)
地域保健課の管理栄養士(現在、保健所1人、4保健センターで各1人)だけでは、実施できる事業に限りがあるが、食生活改善推進員の協力により、保育所や家庭への訪問による食育、調理実習の補助、イベントでの啓発活動等、とても多くの事業の実施が可能となっており、より多くの市民の食生活改善に貢献することができている。
内部の効果としては、活動に際し、食事の知識が必要な場合、わからない事は管理栄養士に相談することができ、安心して活動することができる。また、会員が無償で市の事業の補助をすることで、市のコスト削減にも繋がっている。

優秀賞

事業名
歴史的建造物映像記録 坂部家住宅・武家屋敷門長屋・旧和歌山無尽
事業実施団体
  1. 和歌山歴史的建造物映像化の会
  2. 和歌山市 文化振興課
事業概要
目的
和歌山に残る歴史的建造物の姿を所有者の生の声とともに建物の環境からディテールまで質の高い映像で記録し、情報発信を通じて広く市民に地域の魅力を伝えること。
成果
郭家住宅、加田家住宅、旧西本組本社ビル・旧中筋家住宅・中筋家住宅の作品を制作。その後も平成27年度まで年数件のペースで作品を制作し、現在まで既に11本の作品が完成している。全ての作品はライブラリーとして協働担当課の文化振興課を通して、図書館等で保管している他、毎年2回、旧中筋家住宅や湊御殿、市立博物館等で上映会を実施し、上映会終了後まち歩きのミニツアーを実施している。
目的
(なぜ事業を協働で実施したのか。)
わかやまの底力・市民提案実施事業の中で、和歌山に残る国登録有形文化財やそれらに相当する歴史的建造物の保存の必要性について、価値観を共有している。現実は、所有者の方々の維持管理の難しさや相続の問題は深刻である。歴史的建造物映像化の会が歴史的建造物の現在の姿や所有者の声を映像記録として製作。文化振興課が市民への情報発信することで実施可能となった。
効果
(協働によりどのような成果を上げれたか。)
文化振興課が市報わかやまへの掲載やフライヤー等の作成をすることで、広く市民に情報発信され会場で、映像をみた方々からの感想をお互いに聞くことができた。
事業名
和歌山と台湾の学術文化人的交流促進活動
事業実施団体
  1. 和歌山日台交流協会
  2. 和歌山市 国際交流課
  3. 和歌山市 観光課
事業概要
目的
和歌山人と台湾人の人的交流
成果
【和歌山市食MAP作成】
和歌山市内の和食店舗に関するアンケートを実施し、市民目線の和歌山和食MAP3万部(両面カラー)を作成。市役所作成の和歌山市観光マップやラーメンマップと併用して使えるマップとなっている。また、マップは和歌山県、和歌山市の観光関連施設、市内のタクシー会社やホテル、飲食店などへ設置し、台湾および中華圏から本市に訪れる観光客に寄与している。
【台湾語勉強会】
台湾出身の星林高校教員による台湾・語学文化講座を、9月、11月、1月と計3回開催。大盛況につき、今後も継続開催を予定。
【台湾に残る紀州展~紀州庵文学森林~】
紀州庵や台湾観光地の写真を、台北市の文化局と台湾観光協会より提供を受け、和歌山市役所市民ギャラリーにて展示。テレビ和歌山の取材を通じ、本市にゆかりのある紀州庵の存在を多くの和歌山市民に伝えることができた。
【日台交流スイーツ教室】
和歌山県洋菓子協会副会長を講師に迎え、台湾と日本のスイーツ教室を開催。
【Skype交流会】
和歌山市側「和歌の浦アートキューブ」と台北市側「紀州庵文学森林」をSkypeでつなぎ、交流会を開催。紀州庵には台湾人作家を含め約70人が、和歌山側には約60人の市民が集結した。
目的
(なぜ事業を協働で実施したのか。)
内外交流課(現:国際交流課)と協働にて事業を進めることで、新たな経験と実績を積み、今後のイベントに活かせていければと考えた。また、協働することで当会だけのつながりによる情報発信だけではなく、行政による発信で多くの和歌山市民に台湾の素晴らしさを共有していただけ、当該事業の認知度の向上にもつながると考えた。
今回協働にてイベントをしたことにより、当会に不足している部分を学ぶことができたと同時に行政が賄えない部分を捕えると考えた。
効果
(協働によりどのような成果を上げれたか。)
例えば、食マップ作成にあたり市役所では公平公正な立場から特定の飲食店などを掲載することができないが、市民団体ではアンケートをもとに、実際の市民の意見を反映したお店を掲載できるなど、お互いの特徴を補いあい、協働しないとできないことができた。
他にもイベントを広く一般に周知するため、観光課が市報わかやま、和歌山市HP、地上デジタルテレビ・データ放送、和歌山市ツイッター、和歌山市フェイスブック、和歌山市観光協会HPへイベントの掲載を行った。

2次審査会(公開プレゼンテーション)の実施風景

日時:平成27年11月10日(火曜日)午後1時30分~4時20分まで
場所:和歌山市NPO・ボランティアサロン会議室C(和歌山市本町2丁目1番地フォルテワジマ6階)

写真:事業実施団体によるプレゼンテーションの様子
事業実施団体によるプレゼンテーションの様子
写真:審査結果後、講評する和歌山市協働推進委員会委員長
審査結果後、講評する和歌山市協働推進委員会委員長

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