熱中症の予防

 

ページ番号1005983  更新日 平成30年7月20日 印刷 

熱中症は予防できます。日常生活における熱中症予防は次のようなものがあります。

  1. 日陰を選んで行動したり、すだれなどで直射日光を避け風通しをよくしましょう。
  2. 襟元をゆるめたり、吸汗・速乾素材を使用するなど、服装を工夫しましょう。
  3. こまめに水分補給しましょう。軽度の脱水状態の時はのどの渇きを感じないので、のどが渇く前や暑い場所に出る前に水分補給しましょう。
  4. 急に暑くなる日は体が順応できません。特に梅雨の合間や梅雨明けの急に蒸し暑い日は十分注意しましょう。
  5. 暑くない時期からウォーキングなどで汗をかく機会を増やすことで暑熱順応(暑さに対する順応)により暑さに負けないからだ作りができます。
  6. 朝食を食べていない、寝不足や二日酔いのとき、風邪や体調不良のときは熱中症になりやすいので注意しましょう。
  7. 集団生活の場ではお互いに配慮しましょう。熱中症についての予防や対策を良く知る監督者を配置し、集団スケジュールの工夫、休憩場所の確保、身体強度や体調に応じた指示・管理などを行うようにしましょう。

高齢者の熱中症

  • 高齢者は皮膚の温度感受性が低下し、暑さに対する自律神経の順応と自律性体温調節(衣服やエアコンの利用)が遅れがちになる。
  • 高齢者は若年者に比べて熱を放散する能力が低く、深部体温がより高くなりやすい。
  • 高齢者は脱水がすすんでものどの渇きがおこりにくい。

高齢者の熱中症予防

  • のどが渇いていなくてもこまめに水分補給する。
  • 運動開始前にはコップ1杯~2杯の水を飲みましょう。ウォーキングやトレッキングなどの間も15分~20分ごとに100ミリリットル程度水分補給を行いましょう。
  • 部屋の温度をこまめに測り、適当な温度に調節しましょう。

小児の熱中症

小児・幼児は汗腺をはじめとした体温調整機能が未発達です。そのため、気温が体温より高い状況では周囲からの熱で深部体温が高くなりやすく、非常に熱中症になりやすくなります。特に、炎天下の車内は非常に高温になります。たとえ短時間でも炎天下の車内に取り残したり決してしないように気を付けましょう。

小児の熱中症予防

  • こどもを十分に観察し、顔が赤くなっているときやひどく汗をかいている場合は、涼しい環境下で十分な休息を与えましょう。
  • 環境条件に応じてウェアの着脱をこまめに行いましょう。
  • 水をこまめに飲ませましょう。
  • 日頃から適度に外遊びをさせて暑さに慣れさせましょう。

職場における熱中症

職場における熱中症の特徴としては、高温多湿の場所が多くみられること、労働者自身の症状にあわせて休憩等がとりにくいこと、身体活動が持続する時間が長いことなどがあげられます。最近では、現場が機械化され、冷房も普及してきていますが、建設業など屋外での作業を中心に、現在も依然として熱中症が多く発生しています。

職場における熱中症予防

  • 作業場所の冷房等の設置、休憩場所の整備を図りましょう。
  • 休憩時間を確保しましょう。
  • 自覚症状の有無にかかわらず、水分・塩分の作業前後及び作業中の定期的な摂取を図りましょう。
  • 透湿性及び通気性の良い服装等を着用しましょう。
  • 職員健診などで日常から健康管理をしておきましょう。

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