【終了】海洋ごみアート「子ども美術館」

海洋ごみアート「子ども美術館」を開催しました

和歌山市では、2019年にSDGs未来都市へ選定されて以降、持続可能な海づくりを進めています。

この持続可能な海づくり推進の一環として、和歌山市内の小中学生が海岸に漂着した「海洋ごみ」を回収し、この回収した「海洋ごみ」を活用してアート作品を制作しました。

そして、子供たちの制作した海洋ごみアートの展覧会と、子供たちが海洋ごみアート制作の活動を通して得た気づきや学びを発表する「小中学生による成果発表会」を実施しました。

成果発表会について

令和5年3月21日（火曜日・祝日）に和歌山県JAビル2階 和ホールで開催した成果発表会には、238名にご来場いただきました。高松小学校、雑賀小学校、和歌山大学教育学部附属小学校、近畿大学附属和歌山中学校の児童・生徒が、1年間地元の海について学んだ成果を発表しました。友ヶ島等に足を運び、海洋ごみ問題の実態に触れた子供たちがアート作品を制作した際の思いや、企業や漁師など多様な大人と関わり及び各校で独自の探求学習を進める中で得た気づきや学びについて、紹介いただきました。美術教育家で「13 歳からのアート思考」著者の末永幸歩氏、和歌山県環境学習アドバイザーの平井研氏の二人のゲストから俯瞰した視点でコメントをいただいたことで、子供たちも活動の意味を改めて認識できたようです。

なお、来場者を対象としたアンケートでは、5段階で4以上の評価が88.9％あり、多くの方から好評をいただくとともに、「子供たちが調べた内容を上手くまとめていて分かりやすかった」「学校の授業として継続していってほしい」といった声をいただきました。また、子供たちにとっても学びがあり、発表会の翌日には、他の学校の発表に刺激を受けた児童が、早速、来年度の計画について話し合っていたと発表校の先生から報告をいただきました。

展覧会について

令和5年3月18日（土曜日）から21日（火曜日・祝日）まで、和歌山県JAビル1階アグリテラスで開催した展覧会には、開催期間中434名にご来場いただきました。海洋ごみの感情を表した作品や、海洋ごみと運動場の遊具を一体的にアート作品に仕上げるなど、子供たちの豊かな発想力が溢れる展覧会となりました。近畿大学附属和歌山中学校1年生の皆さんが作成した「マグロ」の作品は、体内にたくさんのプラスチックが取り込まれていることを裏から見えるようにしており、来場者もその視点に関心されている様子でした。

• 本事業の様子はこちらから（外部リンク）

海洋ごみアート「子ども美術館」

海洋ごみアート「子ども美術館」展覧会

開催日

令和5年3月18日(土曜日) から 令和5年3月21日(火曜日・祝) まで

開催時間

午前10時00分～午後4時00分
※最終日(21日)のみ午後4時30分まで

会場

和歌山県JAビル1階アグリテラス
(和歌山市美園町5丁目1-1)

申込

不要

入場料

無料

参加校

・和歌山大学教育学部附属小学校　［5・6年F組］
・高松小学校　［4年1組、2組、3組］
・楠見西小学校　［4年1組、5年1組、6年1組］
・雑賀小学校　［5年1組、6年3組］
・近畿大学附属和歌山中学校　［1年1組～5組］

主催

和歌山市

小中学生による成果発表会

開催日

令和5年3月21日（火曜日・祝）

開催時間

午後2時00分～午後4時00分

会場

和歌山県JAビル2階和ホール

定員

300名（先着順・申込不要）

ゲスト

末永幸歩 氏
美術教育者／『13歳からのアート思考』著者

参加校

・和歌山大学教育学部附属小学校　［5・6年F組］
・高松小学校　［4年1組、2組、3組］

・雑賀小学校　［5年1組、6年3組］

・近畿大学附属和歌山中学校　［1年（代表者）］

主催

和歌山市

わかやま海洋サミット

開催日

令和5年3月21日（火曜日・祝）

開催時間

午前10時00分～正午

参加校

・雑賀小学校4年生　「森～川～山　水の旅を通して」
・有功東小学校4年風組　「きれいな海をまもり隊～4風の挑戦～」

・和歌浦小学校4年生　「磯ノ浦と片男波のごみ調査について」

・和歌山大学教育学部附属小学校3年B組　「3B SDGs プロジェクト～海と生き物を救おう～」

共催

一般社団法人 加太・友ヶ島環境戦略研究会、NPO法人 わかやま環境ネットワーク

協力

和歌山市、一般財団法人 和歌山環境保全公社