平成29年度和歌山県下消防職員意見発表会で最優秀賞を受賞
はじめに
この発表会は、消防職員が日頃の業務等を通じて感じたことや得たことを率直に発表し、職員の意識、知識及びプレゼンテーション能力の向上を目的に毎年行っています。
平成29年10月20日、和歌山市で和歌山県意見発表会が開催され、県内の消防本部から17名の消防職員が出場しました。
最優秀賞 田中消防士長
17名もの消防職員が、熱く訴え語りかける中、和歌山市消防局中消防署に所属する田中消防士長が、見事最優秀賞に輝きました。
発表テーマ「和歌山の新常識」
発表内容は次のとおりです。
小さな息子を育てる田中消防士長。
「いってきます。」「いってらっしゃい。」
そんなある日、我が子は大規模災害時に正しい避難行動ができるのだろうか。釜石の奇跡のように幼少期から正しい防災教育を身に付けることができればと思い、小学校等で行う遠足に防災教育を加えた「防災遠足」を提案。
防災遠足のねらいは3つ。
1つ目、リュックサックは非常用持出袋。必要なもの不必要なものなどを家族で話し合い準備します。
2つ目、電車やバスは使いません。災害時、交通は麻痺していることが予想されます。徒歩で公園等に向かいます。道中、上級生と下級生が手をつなぎ歩く中で、どういった場所が危険かを発見しながら歩きます。
3つ目、お弁当はいりません。かわりに非常食を食べます。非常食の中には、お水だけで簡単に作れるものもあるため、1年生でも調理できます。
防災遠足を通じて、楽しく学び継続した防災教育を行えば、釜石の奇跡のように、和歌山市でも正しい避難が行え、さらに、避難した先で小学生が率先して防災活動している「和歌山の新常識」になることを信じて。
「ただいま。」「おかえり。」
笑顔で明るい未来を作っていきましょう。
東近畿大会に挑みます
最優秀賞を果たした田中消防士長は、和歌山県下の消防本部を代表して、東近畿大会に進みます。
全国大会出場を目指して頑張れ田中消防士長!!
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