花王株式会社和歌山工場と危険物火災対応訓練を実施しました（中消防署）

花王株式会社和歌山工場と危険物火災対応訓練を実施しました

●屋外タンク●

　令和4年7月13日（水曜日）、中消防署では危険物火災対応能力の向上を図るため、和歌山市湊1334番地 花王株式会社和歌山工場の敷地内で、撤去前の屋外タンクを使用させていただき、花王株式会社和歌山工場と合同訓練を実施しました。訓練は危険物の屋外タンクにおいて、作業員が配管の取替工事中、配管から危険物が漏れ、使用していた切断機の火花が引火し火災となった想定で、事業所の自衛消防隊が一連の消防活動（初期消火、119番通報、避難誘導等）を実施した後、公設消防隊が現場到着し消火や逃げ遅れた人の救出・救護活動等を行いました。

放水開始！

●自衛消防隊●

自衛消防隊が給水栓を使用して初期消火を実施。

工事の作業員が隣接屋外タンクの屋上で逃げ遅れた！救助が必要！

●屋外タンク屋上での救出状況●

　屋外タンクの屋上へ隊員が進入し、逃げ遅れた要救助者（歩行不能）を救出開始。要救助者を梯子車のバスケットに収容し、その後要救助者をタンク屋上から地上へ降ろして救出完了となりました。

タンクの冷却を実施せよ！

●地上隊●

隣接するタンクにむけて公設消防隊が冷却放水を実施。

タンク上面に延焼中！

●地上隊と梯子隊の連携●

タンク上面に延焼中！梯子車と地上隊により、一斉放水開始。

最後に

　●閉会式●

 

　花王株式会社和歌山工場のご協力のおかげで、当初の目的を達成し、無事訓練を終えることができました。
　このたびの訓練を踏まえて、危険物火災発生時には、自衛消防隊と公設消防隊が連携を一層密にし、安全確実に被害の軽減を図る必要性があることを再認識することができました。また、今後も花王株式会社和歌山工場と訓練を継続して、消防力の充実強化に努めていきます。

　花王株式会社和歌山工場の皆様、ご協力ありがとうございました。