和歌山市水防訓練を実施しました(中消防署)

 

ページ番号1045027  更新日 令和4年7月27日 印刷 

和歌山市消防団第1・第2方面隊により水防訓練が実施されました。

●開会式●

写真:開会式

 令和4年7月10日(日曜日)和歌山市消防団第1方面隊・第2方面隊の参加のもと、和歌山市水防訓練が和歌山県消防学校で行われました。

 和歌山市水防訓練とは、水災害に備え水防に関する知識及び技能の習得並びに住民の防災知識の普及啓発を図ることを目的として行われている訓練です。

 今年は、和歌山市の中心部を管轄する第1方面隊と、和歌山市の南部を管轄する第2方面隊の各分団が合同で訓練に参加しました。

まずは土のう作成

●土のう作成の様子●

写真:土のうの作成

 最初に水防訓練の基本である土のうを作成します。土のうは、雨水や土砂が、民家や道路に流れでてくるのを防ぐ目的で使用されます。

 作り方は、土のう袋の中にスコップを使って土を入れます。土のう袋の半分くらいを目安に入れ、完成した土のうの重さは約20キロになります。この日は、総勢97名の団員によって、約14トンの土を使って土のうを作成、土のうの数は700個になりました。

次は積み土のう工法を実施

 ●積み土のう工法の様子●

写真:積み土のう工法

 次の訓練は積み土のう工法です。

 水防工法の中で最も基本となる重要な積み土のう工法を行いました。積み土のう工法は、洪水によって、堤防が沈下した場合や、増水する速さが著しく水が堤防を超えるおそれがある時に用います。このような時に堤防天端に土のうを積み、越水を防ぐための工法です。越流水深に応じて、3段積み、4段積み、5段積みがあります。

 先ほど作成した土のうを使用して積み土のう工法訓練を行います。県消防学校には、河川と堤防に見立てた自然災害対応訓練施設がありますので、臨場感のある訓練が行えます。

 20キロの土のうを持ち、皆さん堤防を駆け上がります。皆さんが声を掛け合い、協力して上流側から積み続け、土のう作成開始から、40分後には第1方面隊が20メートル(土のう400個)、第2方面隊が16メートル(土のう300個)の積み土のうを作成することができました。

積み土のう工法完成

 ●第1方面隊●

写真:積み土のう工法の風景

 

 

●第2方面隊●

写真:積み土のう工法の風景

 各方面隊長の指揮のもと、各分団員が連携して、終始熱心に訓練に取り組んでいただきました。

 今回の訓練を通して、より水防に関する知識、技術を高めることができました。そして、ゲリラ豪雨や緊急時に際し瞬時に対応できるように、これからも継続して水防訓練を行っていきます。

 皆様、お疲れ様でした。

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