【2~3面】 ************************************************** # 年末は火災に要注意! 〜大切な命と財産を守りましょう〜 ************************************************** 師走の慌ただしさで火に対する注意がおろそかになるこの時季。「ついうっかり」が原因の火災が多く発生しています。消防局では、12月15日〜31日の「年末火災特別警戒」に消防車両で市内全域を巡回し、火災予防を呼びかけます。今一度、火の元点検を行い、あなたと大切な家族を守りましょう。 ■問合せ先 消防局予防課 電話番号427-0119 -------------------------------------------------- # 年末火災特別警戒 -------------------------------------------------- 消防機関における火災の警戒体制を強化するとともに、市民の防火意識の高揚を図り、火災の発生を未然に防止することを目的として、12月15日から12月31日の間「令和7年度年末火災特別警戒」を実施します。期間中、消防車両が市内を巡回し、防火広報を行う等、様々な啓発活動を実施します。また、開始日に合わせ、年末火災特別警戒開始式を12月15日(月曜日)17時30分から城前広場にて実施します。開始式では、消防音楽隊のファンファーレを合図に防火広報隊が消防車で市内各地域に出発し、年末の火災予防広報を実施します。 消防団では、大晦日までの1週間、各地区で夜間警戒を実施します。 また、幼年消防クラブの皆さんが地域住民の方に「火の用心」を呼びかける防火パレードを実施します。園児たちが元気にパレードを行い、防火の重要性を広く呼びかけます。 ●みちる保育園幼年消防クラブ 園児たちが法被姿で園を出発し、横断幕やのぼりを手に「火の用心、良い子は火遊びいたしません」と呼びかけながら、鈴やカスタネットを鳴らし、園児たちが描いた防火チラシ(短冊)を地域の方に配布します。 ●片男波こども園幼年消防クラブ 商店街で「火の用心のうた」を歌い、園児たち手作りの「火の用心のポスター」を手渡ししながら防火 パレードを行います。 -------------------------------------------------- # 年末はうっかり火災に注意 -------------------------------------------------- 年末は慌ただしさから、不注意によるうっかり火災が増加する傾向にあります。例えば、天ぷら油を加熱中にその場を離れて放置したため、出火したなどがあります。令和6年の住宅火災件数29件(1月〜10月:20件、11月・12月:9件)の内、1月〜10月のうっかり火災件数が9件、割合が45%に対し、11月・12月の件数が5件、その割合が約55%と年末に向けて増加しています。うっかり火災を起こさないために、特に年末は防火意識を持ち、安心して新年を迎えられるよう心がけましょう。 -------------------------------------------------- # もしもの時のために -------------------------------------------------- 住宅用火災警報器は、火災で発生する煙や熱を感知し、警報音や音声で、火災の発生をいち早く知らせてくれます。令和6年中には、住宅用火災警報器の音に気付き、早期に火災を発見できたことで、被害が軽減された事例が7件ありました。万が一の火災に備え、住宅用火災警報器をまだ設置していない方は、一日も早い設置をお願いします。また、すでに設置済みの方は、いざという時に正常に作動するよう、定期的なテストをお願いします。 -------------------------------------------------- # 冬の火災予防ポイント! -------------------------------------------------- 寒くなると、火を使う機会が増えます。身の回りの火の元をもう一度チェックしましょう。 家具等の裏側も注意! ・コンセントはほこりを定期的に掃除する ・使っていないコンセントプラグは抜いておく 寝たばこ厳禁! ・寝たばこは絶対にしない、させない ・灰皿に火のついたたばこを放置しない その場を離れない! ・こんろの使用中は、火のそばを離れない ・グリルを使用した後は内部を掃除する ・過熱防止装置が付いたこんろを使用する 使用時は要確認! ・ストーブは燃えやすいものから離して使用する ・給油は必ず火を消して、燃料の種類を確認してから行う ・スプレー缶は暖房器具の近くや温風があたる場所に置かない 異常があれば使用中止! ・リチウムイオン電池は、膨張、異音、異臭、発熱など異常がある場合は使用を中止する ・廃棄の際は一般ごみに出さず、リサイクル協力店の回収BOXを利用するか小型家電として各地区、年2回実施している地区回収で廃棄する -------------------------------------------------- # 消防局予防課 瀧本 陽介 -------------------------------------------------- 年末は何かと慌ただしく、調理や暖房など火を使う機会も多くなります。忙しい中でも、火の取り扱いには十分注意していただきたい時期です。私たち消防職員も、市内を巡回しながら火災予防の呼びかけや、皆さんへの注意喚起を行っています。ちょっとした油断や「これくらいなら大丈夫」という気の緩みが、大きな火災につながることもあります。皆さんの「防火の心構え」が、大切な命や財産、そして家族の笑顔を守ります。どうか安心して新しい年を迎えられるよう、今一度火の元の確認をお願いします。