和歌山市の商業

 

ページ番号1001010  更新日 平成28年2月2日 印刷 

和歌山市の商業は、かつては県内全域及び大阪府の南部までを商圏として、発展してきました。
しかしながら、県内の市町村や大阪南部での商業の発展に伴い、本市の商圏は縮小を続け、また近年、本市の周辺市町村に大型店やショッピングセンターができたことが、商圏の縮小に拍車をかけています。
商圏が縮小する中で、本市の郊外にもショッピングセンターができたり、中小のスーパーマーケット等の業態が数多く出店するなど、和歌山市の商業に大きな変化をきたしています。
特に、中心部における商業の衰退が顕著になり、全国の多くの都市と同様に、中心部の空洞化が問題とされるようになってきています。
和歌山市では、商業が抱えるさまざまな問題の分析と課題の整理を行い、1999年(平成11年)3月に和歌山市商業等活性化基本計画及び和歌山市中心市街地活性化基本計画を策定し、商業環境の整備を促進してきました。
本市中心市街地の本町周辺地域では、和歌山市中央商店街(6商店街)が中心になってまちづくり協議会を組織するとともに、2000年(平成12年)3月に中小小売商業高度化事業構想(TMO構想)を策定し、まちづくり会社である「株式会社ぶらくり」を設立しました。
市民,商業者、行政との合意調整を図り、企画づくりや商業地の魅力向上をめざしていく地元の体制が整ったと言えます。
しかし、依然状況は厳しく、大型小売店舗の倒産閉店が相次ぎ、中心市街地区域内への集客力は大きく低下しています。
また、関西国際空港開港により整備された交通体系を利用して、本市消費者のみならず、従来本市中心市街地へ流入していた県内消費者も、臨空地域に立地した大型アウトレットショップを中心とする商業集積等へ流れる傾向が生じています。
今後は、社会経済情勢等に対応しつつ、個々の個性ある店舗が自立しながら全体集客の一部を担うような、「魅力ある個店の集合体としての商店街」への移行動向等を注視し、その振興を図っていく必要があります。

写真:和歌山市中央商店街
和歌山市中央商店街
写真:和歌山駅前商店街
和歌山駅前商店街

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