台風について

 

ページ番号1005283  更新日 平成28年3月1日 印刷 

台風は、熱帯の海上で発生する低気圧を「熱帯低気圧」と呼び、このうち北西太平洋で発達して中心付近の最大風速がおよそ1秒あたり17メートル以上(風力8)になったものを「台風」と呼びます。台風は、回転している巨大な空気の渦巻きで、北半球では、反時計回りの渦巻きになっています。


イラスト:台風イメージ

台風の月別経路

台風は平均で年間約25.6個発生し、そのうち平均約2.7個が日本に上陸しています。                         台風は、春先は南の方で発生し、西に進んでフィリピン方面に向かいますが、夏になると春先より北の方で発生し、下図のように太平洋高気圧のまわりを廻って日本に向かって北上する台風が多くなります。8月は発生数では年間で一番多い月ですが、台風を流す上空の風がまだ弱いために台風は不安定な経路をとりやすく、9月以降になると南海上から放物線を描くように日本付近を通るようになります。このとき秋雨前線の活動を活発にして大雨を降らせることがあります。過去に日本に大きな被害をもたらした室戸台風、伊勢湾台風など多くの台風は9月にこの経路をとっています。

イラスト:台風の月別経路イメージ

和歌山市への影響

一般に台風の中心が和歌山市より北西側を通過すると風が強くなる傾向にあります。ただし、個々の台風の大きさや強さ、時期によっても異なります。

台風の被害

台風がもたらす雨は大量の雨が短期間(数時間から数日)のうちに広い範囲に降るため、河川が増水したり堤防が決壊したりして水害(浸水や洪水)が起こることがあります。近年は治水事業が進み、大河川の氾濫は少なくはなっていますが、都市部では周辺地域の開発が進んで保水(遊水)機能が低下していることもあり、水害に占める都市部の被害の割合が増えています。
また、海に面したところでは、台風が近づき、沖から海岸に向かって吹き寄せる風が強くなると高潮が発生することもあります。

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