和歌山大学前駅について

 

ページ番号1002273  更新日 平成28年2月2日 印刷 

和歌山市の北部、和歌山大学の近くで平成19年から進められていた南海本線の新駅設置工事が平成24年3月に完了し、平成24年4月1日より和歌山大学前駅として供用が開始されました。
和歌山大学前駅については、昭和50年代の終わり頃、それまで市の中心部にあった和歌山大学が現在の場所に統合移転されるのを機に、設置要望が高まりました。その後、平成4年には請願駅として整備することを前提に、関係者による具体的な協議が開始され、以降、これまで多くの方々にご尽力をいただきました。
また、駅の開業に合わせ、自由通路や駅前広場などの関連施設も供用が開始されました。

和歌山大学前駅

写真:和歌山大学前駅

南海本線の和歌山市駅から大阪方面に約6キロメートルで、紀ノ川駅と孝子駅の間に位置します。 駅舎は橋上駅といい、切符売り場や改札口、駅務室やコンコースなど、駅舎の主要部分が線路の上部空間に配置され、線路を跨ぐ通路(自由通路)の中ほどから利用します。西側の国道26号方面から駅を利用するには、階段かエレベーターで上ることになりますが、高低差のある地形に設置されているため、東側の和歌山大学やふじと台方面からは同じ高さで利用できます。
駅の設置に係る事業費は、区域の土地所有者で設立した和歌山市和歌山大学前駅周辺土地区画整理組合が全額を負担し、市や県、そして国は、区画整理組合に補助金を交付することで事業を推進してきました。

自由通路

写真:自由通路

駅の東西は線路をまたぐ形で設置された自由通路で結ばれており、鉄道を利用しない人でも通行できます。通路幅員は6メートル、線路の上空を横断する部分では、南側のほぼ全面を窓としているため、明るく、ゆったりとした開放的な歩行者空間です。また西側の階段横にはエレベーターを併設しており、車椅子などでも容易に利用することができます。この自由通路は、鉄道施設の駅舎と一体構造で、市が管理しています。

駅前広場

写真:駅前広場

駅の東西両側に駅前広場には、自家用車の送迎スペースや、バス・タクシーの乗降スペース、駐輪場などを整備することにより駅の利便性を高めています。
東側広場の面積は約3,600平方メートルあり、主にふじと台や和歌山大学など近距離からの利用を想定しています。一方、西側広場の面積は約6,800平方メートルあり、国道26号から駅に乗り入れるための新交差点を設置し、本市の北部地域に加え、さらに広い範囲からの利用を想定しています。
東西それぞれの広場には新しいバス路線が乗り入れられ、鉄道とバスの連携が実現することで、それぞれの利便性がさらに高まります。

周辺整備

駅の両側では民間商業ビルの建設が行なわれ、駅への入り口という位置づけであるとともに、多くの人々が集まり賑わいを創出する施設となります。
また、周辺地域では、区画整理事業による道路や緑地などの公共施設に加え、商業施設用地の整備が進められています。
さらに、この区域に隣接し、以前から大規模な宅地開発が進んでおり、既に多くの市民の方々が居住しています。市ではこの状況を受け、平成23年4月に「藤戸台小学校」を開校しました。
このように、和歌山大学を中心とした地域は、官民が一体となりまちづくりを進めている地域で、本市の北部地域の核として発展がめざましい地域です。
和歌山大学前駅及び関連施設の開業に加え、バス路線の整備、さらに市道中平井線や第二阪和国道など、道路網の整備も進むことで、この地域と中心市街地、さらには関西国際空港や京阪神地域との連携も一層強化され、本市の活性化につながっていくことを大いに期待しています。

交通事業者へのリンク

路線バスのダイヤ改正等の情報については、和歌山バス株式会社報道発表資料をご覧下さい。

和歌山大学前駅の時刻表等については南海電気鉄道株式会社の報道発表資料をご覧下さい。

和歌山大学前駅周辺における市の事業等に関するお問合せは

お問い合わせ内容 担当課 電話番号
和歌山大学前駅の整備に関すること 都市再生課 073-435-1048
駅前広場の整備に関すること 道路建設課 073-435-1087
自由通路・駅前広場の管理に関すること 道路管理課 073-435-1088
駐輪場の管理に関すること 都市整備課 073-435-1082
公共交通全般に関すること 交通政策課 073-435-1016

このページに関するお問い合わせ

都市建設局 都市計画部 都市再生課
〒640-8511和歌山市七番丁23番地
電話:073-435-1048 ファクス:073-435-1117
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。新しいウィンドウで開きます