オール和歌山市ロケ映画「ちょき」

 

ページ番号1012779  更新日 平成29年5月24日 印刷 

オール和歌山市ロケ映画「ちょき」の撮影が行われました。

映画「ちょき」

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小さな町の美容師のおじさんと、そこに髪を切りにきた盲目の少女の純愛ラブストーリー。
出  演:増田 璃子、吉沢 悠、芳本 美代子、小松 政夫 ほか

全編オール和歌山市内で撮影!和歌山の魅力的な街と人が生んだオリジナルストーリー。

自然豊かな和歌山市の商店街にある美容室<HATANO>。

レコードとコーヒーが好きな波多野直人(吉沢悠)は美容師を、妻・京子(広澤草)は美容室の2階で書道教室をしていた。

7歳の瀬戸サキは、その書道教室に通っていた問題児だが、京子はサキを自分の娘のように可愛がっていた。直人と京子の間に子どもはいなかった。

時は経ち10年後、直人のもとに1本の電話がかかってくる。それは10年前のある事件以来あっていなかったサキ(増田璃子)だった。彼女は視力を完全に失っていた。

直人も最愛の妻・京子を亡くしていた。

空白の10年に何があったのか。サキの想いを知り、直人はある決意をする・・・。

 

撮影を振り返って。 撮影裏話

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金井監督、増田璃子さん、吉沢 悠さんがロケ地マップを見ながら撮影を振り返る.

観光課 :それでは、ロケ地マップを見ながら金井監督、増田さん、吉沢さんと撮影について振り返りたいと思います。まず撮影支援で私もロケ時から関わっているのですが、映画を観て、盲学校の寮の部屋を見たときに、「あー、この部屋の引越しとか疲れたな。」なんて思ってしまって(笑)。

金井監督:そうだ、そうだ!あの部屋、最初はすごく家具等が置いてあって。美術さんと観光課さんで使えるようにしてもらったんだ(笑)。すいません(笑)。

観光課 :そうですよ、観光課何人かで引越し作業を半日くらい。衣装ケースなんかも組み立てたりして。映画で衣装ケース映ったときに、あっ、これ組み立てたやつだ。って(笑)。私はそんなことを思い出しながら映画を観ていたんですが。金井監督、吉沢さん、増田さんがそれぞれ市内で印象に残ったロケ地ってありますか?

吉沢さん:僕はやっぱり天満宮かな。前情報が全くなくって、県外から来た人間にとっては階段を登りきったときに、どんな景色が待ってるかなんて全く分からなくて。 実際に階段を登り終えて振り返ると、「こんなにすごい景色があったんだ!」って。急な階段登ってるので、なんかご褒美的な感じがありますよね(笑)。

観光課 :作品の中でも天満宮は重要なシーンに使われていますよね。

金井監督:天満宮はあそこじゃないと撮れないシーンなので。シナリオハンティング時に見つけて。

吉沢さん:あと、撮影当日は寒かったので、朝一に現場に入ったときに、なんか神聖な感じがしたんですよね。それがプラスして印象に残ってるというか。

観光課 :なるほど。では増田さんはどこか印象にのこっているとか、お気に入りのロケ地はありますか?

増田さん:やっぱり、じゃんじゃん横丁はゆずれない(笑)。

一同  :ゆずれないって(笑)。

増田さん:やっぱり、青空とんびさんをお借りしたっていうのが大きくて。ここじゃないと、ちょきさんというか、その雰囲気がなかなか出ない。じゃんじゃん横丁のお店の並んでる感じの、なんだろ?道の上にキラキラした電球のようなものあるじゃないですか。で、足元はレンガを埋めたような感じで、60年くらい経っているらしいんですけど、その歴史を感じることもできるし、その独特の雰囲気とかも良くて。

観光課 :そうですね、独特の雰囲気のある街並みですよね。ちょきを代表するロケ地ですよね。磯の浦海水浴場とかは、ロケ当日は確か曇ってて、監督としては夕日のシーンをイメージしてたのではないのかと思うのですが?

金井監督:そうなんですよね、曇ってたけど、陽もちょっと出ててみたいな。まあ、でも絵変わりがすごくするいい空ではあったですね。表情があったので。で、実際編集をつなげてみると、このシーンは結構、まあまあ切ないというか、いい時のピークのところは1つ前のシーン辺りだったんですよね。マリーナシティぐらいだったんですよね。で、曇ってて良かったなという気がしましたね。海がすごく広いですし、なんかとってもいいシーンになりました。曇ってた分。

観光課 :そうですね。あの日は曇ってて暗い雰囲気がして。でも普段は関西でも有名なサーフスポットで、波のいい日なんかはサーフィンをやってる人が多いところなんですよ。マリーナシティなんかは、市内では唯一といってもいいテーマパークなんですけど、ロケ地としてはどうでしたか?ヨーロッパみたいな雰囲気ですが?

吉沢さん:あそこは、あれですよ、撮影中なのにスタッフの皆が、クルクル回るやつに乗って遊んでて(笑)。

増田さん:遊んでた(笑)。

吉沢さん:めっちゃはしゃいでて(笑)。普通に楽しんでるやん!みたいな(笑)。

金井監督:あれ一応撮ってたんですよ。

吉沢さん:えっ、撮ってたんですか、あれ?

金井監督:ちっちゃいカメラで、乗って撮ってたら、カメラマン怖くて。震えてブレて撮れなくなって(笑)。で、あとで、「ごめん、撮れなかった。」みたいな(笑)。

吉沢さん:そうだ、そうだ!そんなことありましたね(笑)

金井監督:そんな事があって、せっかくだから誰か乗らなきゃいけないってことになって。

増田さん:乗り損ですよ(笑)

吉沢さん:めっちゃ楽しんでた(笑)

増田さん:怖かった・・。空中ブランコですよ。

吉沢さん:そうそう。

観光課 :実際、和歌山市というところで撮影をしてどうでしたか?人が良かったですか?

増田さん:うん、撮影中も出会った人がよかった。なんか温かいというか。今、撮影が終わって、取材とかプロモーションで出会うラジオの方達とかにも温かくしてもらって。本当に和歌山に戻ってきて良かったなと思います。

観光課 :そう言っていただけるとありがたいです。増田さんは和歌山弁も上手だったので、映画を観ながら違和感も全くないなと。映画で使われる方言って、地元から見ると違和感でてしまうと思うんですが。

金井監督:そうですよね。

観光課 :増田さんと吉沢さんのお二人は、違和感があまりないなと思って観てました。

金井監督:昨日、大阪で取材があって。その方は大阪の人なんですけど、大阪弁と和歌山弁は少し違うって話になって。でも観たら完璧だったって言っていただいて。和歌山弁のニュアンスが全部出てて。どうやったんですか?って聞かれるくらい。全然大丈夫だって。

観光課 :それなら、またぜひ和歌山弁で和歌山市に遊びに来てください。

金井監督:ロケ地マップ見ながら思ったのですが、この橋シリーズは結構オススメで。この河西橋でしたっけ?バイクと人と自転車が通行するという謎のルール(笑)。また、色が橋によって全部違ってて。赤とか青とか。だから橋は良かったかな。

観光課 :紀ノ川というのはやっぱり和歌山市のシンボルでもあるので、そこを映していただいたのは、こちらとしてもありがたいです。

金井監督:橋シリーズはもう本当、全部撮りたいくらいの勢いでみんなでやってました。

観光課 :橋といえば車ですが、観光課に車を探して欲しいってオーダーが制作からきてて。探すんですけど監督のイメージに合うのが無くて。かなり苦労したのを覚えてます。

金井監督:車の裏話をすると、初日の車がマニュアルだったっていう(笑)。これ、終わったって思いました(笑)。終わったって思ってたら、吉沢さんが運転できるって話になって。お願いしまーす。みたいな(笑)。あれは、ちょっともう、一瞬、終わった!って思ったなあ。

観光課 :吉沢さんは、苦労したっていうと和歌山弁ですか?

吉沢さん:苦労も何も。合ってるのかどうか、いまだに分かんない(笑)。監督もそう、それこそデートの撮影ですけど、アドリブで。

金井監督:そう。マリーナシティの2人はもう、アドリブ和歌山弁。

観光課 :全部アドリブだったんですか?

金井監督:あとで全部撮り直すんでって。嘘っていうかね(笑)。

吉沢さん:本当はそのつもりだったんですけど、もう、このままの雰囲気でいいんじゃない?って。台本に載ってないのずっと喋ってたわけですよ。映画にもそのまま使われてるっていう(笑)。

観光課 :全く台本になかったんですか?

金井監督:ないっすね(笑)。絵としては2人が隣同士なんですけど、増田さんの反応を撮るためにカメラをずっとそっちに向けてて、吉沢さんが園内の様子をずっと説明するっていう。

吉沢さん:サキにこういう景色だよって説明してるシーン。

金井監督:あれは全部アドリブです(笑)。

観光課 :見えないっていう設定ですもんね。

金井監督:そう。どんどん説明するっていう。

観光課 :アドリブとはすごいですね。増田さんは、目が見えなくって、あの白杖を使って演技されてて。あれも違和感全くなかったですよね。練習とかされたんですか?

増田さん:あれは実際に、私の家の近所に全盲の方が住んでて。それでけっこう参考にしてて。

観光課 :そういうこともあるんですね。でもそれで出来るのはやっぱりすごいと思いますが。皆さん、和歌山市の良いところや、裏話をふんだんに話していただいてありがとうございます。まだまだお聞きしたいところですが、時間が来てしまいました。ぜひ、また、完璧な和歌山弁で戻ってきてください。ありがとうございました。

一同  :ありがとうございました。また、必ず遊びにきます。

 

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