寺社・名所旧跡(和歌浦周辺)

 

ページ番号1000592  更新日 令和4年12月8日 印刷 

紀三井寺

写真:紀三井寺

早咲きの桜として有名で、また西国第2番の札所でもあり、巡礼姿のお遍路さんが杖をつきながら、ひたむきなまなざしでお参りしているのが見受けられます。名前の由来は、三つの井戸「吉祥水(きっしょうすい)」「楊柳水(ようりゅうすい)」「清浄水(しょうじょうすい)」から来ています。

さて楼門をくぐると、目の前に231段の階段がそびえ、一瞬立ちすくんでしまいます。しかし、苦しさが多ければ多いほど、喜びもまたひとしおであると思い、この坂を一段一段無心で登り始めると、いつしか身体の細胞1個1個が目覚めていくような感じがしてきます。登りきったところでホッとして振り返ると、美しい和歌浦湾が遠望でき、旅情がかきたてられます。


  •  住所:和歌山市紀三井寺1201
  •  お問合せ:073-444-1002

玉津島神社

写真:玉津島神社

稚日女尊をまつっており、和歌の神様と呼ばれております。

「玉津島 見れども飽かず いかにして 包み持ち行かむ 見ぬ人のため」

など、歌の題材としてもその数は多く、近くには奠供山 望海楼、妹背山 観海閣、「若の浦に 潮満ち来れば 潟を無み 葦辺をさして 鶴鳴き渡る」で詠まれている片男波など、万葉のゆかりの深い場所となっています。


  •  住所:和歌山市和歌浦中3丁目4−26
  •  お問合せ:073-444-0472

紀州東照宮

写真:紀州東照宮

青石を敷きつめた参道は緑のトンネルになっていて、昼でもなお薄暗くひんやりとしています。参道を過ぎると、目の前に急な階段、108段の「侍坂」があり、それを登りつめると朱塗りの楼門があります。
元和7年(1621)、初代藩主徳川頼宣が、南海道の総鎮護として創建された社殿は「関西の日光」ともよばれ、権現造りとなっており、左甚五郎作の彫刻や狩野探幽作のふすま絵があります。


  •  住所:和歌山市和歌浦西2丁目1−20
  •  お問合せ:073-444-0808

和歌浦天満宮

写真1:和歌浦天満宮

紀州和歌山は、「木の国」とも書き表されるように、緑豊かで、明日への夢広がる国です。
県北を東から西へゆっくり流れ下る紀ノ川の河口には平野がひらけ、その平野部の南端の和歌浦湾に望む小高い天神山の中腹に和歌浦天満宮は鎮座しています。
その昔、紀ノ川はこの和歌浦湾に注いでいました。神亀元年(724)奈良の都を出発した聖武天皇の一行は紀ノ川を下り、この和歌浦湾に御幸されました。そこには都で見ることができない海の風景が広がっていたことでしょう。その頃の和歌浦には島々が玉をつらねるように点在し、潮の満ち干きによって変化する、千潟の風景や、葦原と群れ遊ぶ水鳥、水面に写る陽の輝きなど、きっと感動的な景色であったに違いありません。その時同行した宮庭歌人がたくさんの歌を詠んでいます。
今、和歌浦は時代とともに大きく変わりつつあり、聖武天皇の眺めた「和歌の浦」の風景をそのままとはいえないでしょう。当天満宮楼門から見る和歌浦の風景には遠い昔を彷彿させるものがあります。
空と海と山が一体となる和歌浦の風景は、私達の心に喜びと安らぎを与えてくれることでしょう。


写真2:和歌浦天満宮

イラスト:筆塚

写真:筆塚

天神様を書道の神様と祀り第一には筆の労に報い、第二には筆道の上達を祈ると共に大自然の恩恵を受けて作られた毛管、筆管に感謝し、廃筆、廃硯を筆塚に納め報賽の誠を捧げる意義深い筆まつりが執行される。

 

  •  住所:和歌山市和歌浦西2丁目1−24
  •  お問合せ:073-444-4769

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