(令和8年11月号)変わらぬ思い
平成十一年、三十三歳で和歌山市議会議員に当選しました。私の政治家としてのスタートです。青雲の志を抱いて入った市議会の議場は随分広く感じたものです。その後、県議会議員を六期務め、二十数年ぶりに市長として市議会本会議場に入りました。なんとなく議場が狭く感じたのは、ちょうど卒業後に訪れた学校の運動場が狭く感じられるようなものでしょうか。けれど、緊張感は議員時代の比ではありません。市民の代表である議員の方々のご質問に真摯にお答えしなければなりません。
各議員は、日頃の活動から得た知見をもとに市議会壇上に立たれますが、年齢も経歴も政治思想もさまざまで、それぞれの視点で市政をとらえて質問なさいます。今議会でもなるほどと思えるご提言や、耳の痛いご指摘などもあり、大変勉強になりました。まさにこれが大事であり、議場での活発な議論を通して二元代表制が十分に機能することが市政発展の大前提であると考えています。
質問をする側から答える側へと立場は変わりましたが、たくさんの笑顔で和歌山市を元気にしたいとの思いは初めて市議会の議場に入った時から変わってはおりません。いささか人生経験も積み、人とは何か、社会とは何かを勉強する機会もありましたので、昔よりは少しはましな存在になれていれば良いのですが。今後、議会のご意見、市民の皆様のお声によく耳を傾け、市政運営にあたる所存ですので、何卒よろしくご指導いただきますようお願い申し上げます。
