第4砲台跡
概要
第4砲台跡は、沖ノ島の中心部やや東寄りに位置し、主に友ヶ島南方から深山方面まで、東側の海域を防衛するために構築されました。
第4砲台は、第3砲台の補助的役割を持つ施設で、その構造についても第3砲台を一回り小さくしたものになっています。第3砲台同様に砲座間(大砲を設置していた場所)はすり鉢状になっており、360度全周を射界に捉えていました。
しかし、田倉崎砲台の完成によって竣工後わずか14年後の明治39年(1906年)には役割を終え、早々と廃止されました。そのため、終戦後の武装解除時の破壊対象にならず、当時の原型をとどめています。
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