日本のアマルフィ 雑賀崎

 

ページ番号1044909  更新日 令和6年1月19日 印刷 

日本のアマルフィ 雑賀崎

独特の美しい景観が話題の港町である雑賀崎は、万葉集に「紀伊国の 雑賀の浦に出で見れば 海人の燈火 波の間に見ゆ」と歌われるほど古くからの景勝地です。

近年、その景観は日本遺産「絶景の宝庫 和歌の浦」を構成する絶景の一つに数えられているほか、イタリアのアマルフィ海岸のようだと注目を集めています。令和4年7月に放送されたテレビ番組『世界一受けたい授業』では、AIが判定した世界遺産そっくり度ランキングで0.866点を獲得し(1.0点に近いほど似ている)、1位に輝きました!

漁村としての雑賀崎の発展は、この土地の漁師が、独自の「一本釣り」をあみ出したことから始まります。かつての雑賀崎漁師は、九州・五島列島や房総半島など各地の海を自由に走り回りました。嵐のなか江戸へみかんを運んだ紀伊国屋文左衛門も、その航海術を参考にしたと言われています。

(参考)パンフレット「おいなあよ 雑賀崎」


雑賀崎の町並み

写真:雑賀崎の町並み

ノスタルジックな風情を感じる漁師さんたちの町「雑賀崎」。

斜面に家々が密集した独特な景観になった要因については諸説ありますが、一説には、大切な船の様子を家から見守るためであったとも言われています。

古くからの狭い路地と階段が、迷路のように複雑に張り巡らされています。集落に足を踏み入れると、家々の軒先には洗い場があり、かつて使われた井戸も見られるなど、どこか懐かしい漁村の生活文化を感じることができます。

                           (参考:パンフレット「おいなあよ 雑賀崎」)


イタリア・アマルフィ市との関わり

写真:尾花 和歌山市長とミラノ アマルフィ市長

平成31年2月、和歌山市とイタリア・アマルフィ市との交流の一環として、アマルフィ市長のダニエレ・ミラノ市長をはじめとするアマルフィ市の訪日団が来和され、雑賀崎にて、景観文化をテーマとしたシンポジウム及び食フェアを開催し、お互いの文化を知ることで相互理解を深めました。

また、令和3年12月には旧雑賀崎小学校跡地の丘で、在大阪イタリア総領事マルコ・プレンチペ氏と和歌山市長、地域の子供たちにより、お互いの友好の証として、アマルフィの特産物であるレモンの木の植樹等が行われ、『レモンの丘』と名付けられました。

さらに令和4年7月には、マルコ・プレンチペ総領事が再び雑賀崎を訪れ、雑賀崎小学校の子どもたちに対し、映像でイタリアの自然や古代ローマの歴史を紹介する特別授業を行いました。また、子どもたちからも雑賀崎の紹介や雑賀崎の景観を描いた絵を贈るなどして、交流を深めました。

<写真:ミラノ・アマルフィ市長(左)、尾花・和歌山市長(右) 2019年2月 雑賀崎にて>


雑賀崎の見どころ

雑賀崎灯台・展望広場

写真:雑賀崎灯台・展望広場

雑賀崎は、瀬戸内海国立公園の入り口にあり、船舶にとっても航行安全上、重要な目標地であるため、昭和35年3月31日に海上保安庁が灯台を新設し、下部に和歌山市が観光用の展望施設を整備しました。

令和元年8月、紀伊水道に沈む夕日を気軽に眺めることのできる展望広場がオープン。雑賀崎が誇る夕日や目の前に広がる紀伊水道、遠くは淡路島や四国まで見渡すことができるこの大パノラマを堪能できます。

※注意 令和6年1月22日から雑賀崎灯台外壁改修工事を行います。

令和6年1月22日から雑賀崎灯台の外壁老朽化のため、外壁の改修工事を行います。それに伴い、雑賀崎灯台及び展望広場を閉鎖致します。工事完了については、令和6年6月末を予定していますが、工事の進行具合により、変更になる可能性があります。ご迷惑をお掛けしますが、ご理解とご協力をお願いします。なお、隣接の「たかのすセンター及びtakeout cafe Ocean」は通常通り営業しております。


番所庭園(ばんどこていえん)

写真:番所庭園

「番所ノ鼻」と呼ばれた見張り番所跡。

1853年の米国ペリーの来航を機に、紀州藩も本格的に海防に取り組み始め、翌年1854年に大芝生の場所に「元番所お台場」が設置されました。

万葉ゆかりの地で、海を借景に海岸美が広がります。芝生が広がる園内で大自然を満喫していただけるほか、眼下に雄大な景色を見ながら、バーベキューが楽しめます。

 

開園時間 午前9時00分~午後6時00分(4~8月)/午前8時00分~午後5時00分(9~3月)

入園料 大人600円、小人300円  年中無休

【問い合わせ先】 番所庭園 電話:073-444-6533


鮮魚の船上直接販売

写真:船上直接販売

雑賀崎漁港ではとれたての新鮮なお魚を漁船から直接買うことができます。

ついさっきまで元気に海を泳ぎまわっていた新鮮なお魚が通常価格よりとってもお得な価格で購入して頂けます!

2~3時間前まで海で泳いでいた魚がその日のうちにご自宅で味わえます。

 


(10月体育の日以降~5月中旬)
 時間:午後3時00分~
 ●主に販売されている魚●
 足赤エビ/鯛/赤舌ビラメ/コウイカ/ヒラメ/黒鯛/太刀魚/カマス/ウマヅラハギ などその他いろいろ

(5月中旬以降~10月体育の日)
 時間:夕方以降、船が着き次第~
 ●主に販売されている魚●
 鱧(ハモ)漁師によっては骨切りを致します。骨切りを依頼した場合は後日渡しとなる事があります/じゃこえび(アカエビ) などその他いろいろ

 ※本日の出漁状況や販売状況は、雑賀崎漁業協同組合HPでご確認下さい。


レモンの丘

写真:レモンの丘

雑賀崎の人たちの思い出の地、旧雑賀崎小学校跡地。

見晴らしの良い高台で、雑賀崎漁港を一望できるビュースポットです。ここを地元・雑賀崎連合自治会が整備しました。

令和3年12月に在大阪イタリア総領事のマルコ・プレンチペ氏を迎え、尾花和歌山市長や地域の子どもたちとともに、お互いの友好の証として、アマルフィの特産物であるレモンの木を植樹し、この地を「レモンの丘」と名付けました。

(注)周辺に駐車場はありませんので、ご注意ください。和歌山バス「雑賀崎遊園」バス停下車が便利です。


地域交流施設「Gatto blu(ガットブル)」

和歌山市雑賀崎の地域資源を活かし、地域活性化、観光振興に繋げるため、市民から寄付受けした古民家を公募により決定し、民間事業者の改修工事を経て誕生した、地域交流スペース及び観光拠点等の機能を持った施設です。

※現在、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け臨時休業中です。


雑賀崎を楽しむための必須マップ!「おいなあよ 雑賀崎」

おいなあよ 雑賀崎

このマップは、雑賀崎小学校6年生と和歌山大学生のコラボで平成29年12月に作成されました。小学生が自分たちで調べた情報と自分たちで描いたイラストで雑賀崎の魅力を皆さまにお届けしています!お越しになる際は、ぜひダウンロードして、マップを手に雑賀崎を巡ってみてください!

【まち歩きオススメコース】「雑賀崎」バス停<スタート>→(約10分)→雑賀崎漁港(アマルフィの絶景)→(約5分)→衣美須神社→(約10分)→雑賀崎灯台→(約10分)→番所庭園→(約10分)→和歌山城が見える景色→(約5分)→レモンの丘→(約5分)→「雑賀崎」バス停<ゴール> ※表示している時間は目安の移動時間であり、見学時間は含んでいません。


雑賀崎へのアクセス

車で

阪和自動車道和歌山南スマートIC(ETCのみ)から約20分。

駐車場は、「雑賀崎漁港駐車場」「雑賀崎シーパーク前駐車場」をご利用ください。

普通車520円/日・大型車830円/日 ※7・8月は普通車620円/日・大型車940円/日

路線バスで

JR和歌山駅または南海和歌山市駅から和歌山バス「市内雑賀崎循環線」で約35分。

「雑賀崎」バス停下車、徒歩約15分。※漁港までは坂道を下ってください。


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このページに関するお問い合わせ

産業交流局 観光国際部 観光課
〒640-8511和歌山市七番丁23番地
電話:073-435-1234 ファクス:073-435-1263
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