石井佳奈さん

 

ページ番号1033939  更新日 令和3年6月19日 印刷 

石井佳奈さんのわかやま暮らし

Iターン

Uターン

杉本さん写真

プロフィール

やっていること
(仕事)

移住地域・現住居

活用した制度・支援

・氏名:石井 佳奈さん

・年代:20代

・単身移住

・大阪市からのIターン
・H30・3 移住

「ozzkitchen」
(オズズキッチン)

・東部

【移住するにあたって】

・ワンストップパーソン

・MeetUP和歌山(移住斡旋イベント)

【起業するにあたって】

・わかやま地域課題解決型起業支援補助金
 (和歌山県)

 

移住しようと思ったきっかけは?

地元が滋賀県の信楽の田舎の方で、小学校が全校30人くらい、田んぼや畑、陶芸の窯も学校にあって、放課後に地域のおばあちゃん達にお菓子作りを教えてもらったりしていた、という環境の中で、「何かモノを作る人になりたい!」とは思っていました。

それで、大学で管理栄養士の資格を取って、保育園に就職し、子ども達の給食を作るしごとを3年間していました。その頃、私の周りで「仕事が忙しくてごはんを食べる間がない」って話している友達が多かったんです。それで、まず、ゆっくりご飯を食べる時間を作った方が良いと思ったので、月に1回、公園や河原で、私が作ったお弁当を食べてもらう「ピクニック部」というのをやっていました。それが楽しくて、2、3年続けていたんですけど、友達が私のやっていることを「ケータリングって言うんだよ」って教えてくれて、これが仕事になるって知って、大阪のケータリング会社に転職しました。

その後、ケータリングの会社を辞めるタイミングで、どこか地方に移住したいなって思っていたら、同じように移住を考えていた友達が、和歌山の農家さんを周るツアー(市の職員さんが個人的に開催している)に参加するというので、一緒に参加したんですけど、その時の(和歌山の)人の印象がすごく良くて、農家さんも忙しいのに、本当に移住するかどうかわからない若い子を相手に真剣に話を聞いてくれました。当時はすごく忙しく働いていたので、自然を感じるところで、もう少し自分のペースで仕事をしたいなって思いました。

和歌山市に決めた理由

和歌山の印象が良かったので、そこから色々調べて、グランフロント大阪で開催された「MeetUP和歌山」という移住斡旋のイベントに参加しました。そこに和歌山で面白いことやっている人たちが集まっていて、みかん農家をされている方に「移住を考えているなら1回住んでみたら?」って提案されて、(和歌山県の)有田市に住みながら(家は用意してくれました)、みかん農家のアルバイトで1か月間働きました。その時に、県内で飲食店をされている方のところで面接させてもらって、和歌山市での就職が決まったという感じです。

最初、有田川町もいいなって思っていたんですけど、(就職しても)ケータリングは続けていきたかったので、ケータリングの仕事を考えた時に、大阪に行くことも多いので、和歌山県の南の方だと不便かなと思って、移住するなら和歌山市かなというのもありました。

インタビュー

移住前に心配だったこと

心配だったことってあまりなくて。その時(移住前)はわくわくしていたので、楽しみの方が大きかったです。

今やっていること

最初からケータリングのお店をやるために移住してきたわけではないです。和歌山市で飲食店に勤めながら、休みの日はお店のキッチンを使わせてもらって、自分のケータリングの仕事をさせてもらっていたんですけど、やっぱりケータリング1本でやりたいという想いが強くなってきたので、それなら場所が必要だなってことで「わかやま地域課題解決型起業支援補助金」を使って起業し、「ozzkitchen(オズズキッチン)」を作りました。

風景

移住後の暮らしの変化(趣味・ライフスタイルなど)

和歌山って食材の種類が豊富ですよね。大阪で働いていた時に、(シェフが)和歌山から野菜を仕入れたりしていたので、和歌山の食材って野菜がメインって思っていたんですけど、海も近いので魚介類も多いですし、果物もミカンだけじゃなくて、モモとかイチジクとか、年中通して種類も物量も多いですよね。加工品(ジャムや漬物、調味料等)を作るのも好きなんですが、材料を正規の値段で買って作っていたら、すごくコストがかかってしまう。でも、和歌山では「どうしようもないくらいできるからもらって」みたいな感じで、食材を頂けることも多いんですよね。(インタビュー中も近所の方から大根が届きました。)

頂いた食材をどうやったら美味しく料理できるかとか、保存できるかって考えるのがすごく楽しいです。

大阪で生活していた時と生活は変わりましたか?

変わりましたね。外に食べに行っても誰か知り合いに会うとか。

あと、物を買うときに「あの人のお店で買う」、「あの人が作ったものだから買う」みたいな、地域で経済を回そうって動きが私の周りではあって、人を見て物を買う。っていう感覚がすごく好きで、私もそうしています。

和歌山に来たことでできた趣味等はありますか?

料理ばっかりしていますね。大阪に住んでいた時は、休みの日は、京丹後の方とか、自然を求めて旅する~って感じだったんですけど、和歌山では自然はすぐそこにありますしね。わざわざ(自然を求めに)行かなくてもよくなったので、料理に集中できてます。あと、面白い食材探しに産直市場にはよく行きますね。

アドバイス(苦労した点など)

現地に詳しい方に案内してもらうのが良いんじゃないかと思います。自分で全部やるんじゃなくて、市役所の方でも良いですし、地域のことをよく知っている方と一緒に現地に行って、地元の方と話をした方が、より移住後のイメージ、自分はこういう生活がしたいって想いがはっきりと出てくるんじゃないかと思います。

最初から絶対ここに移住する!って、決めて行かなくても、ちょっと遊びに行くくらいの気持ちでも良いと思います。そうやって少しずつ知り合いが増えていけば、本当に移住するってなった時も安心ですしね。

和歌山は公共交通が不便かと思いますが、車はあった方が良いですか?

車の免許はあった方が良いと思いますが、車はなくても大丈夫でした。

移住後、1か月くらい車がない状態だったんですけど、「車がない」って人に話したら貸してくれました。あと、大阪に居た頃はシェアハウスに住んでいたので、家電も全然持っていなかったんですけど、「家電ない」って話したら全部いただけました。

わざとそうしろとは言わないですけど、全部仕上がって、準備して来たらただの引っ越しというか、誰も(移住してきた人に)興味ないですよね。せっかく移住するんだったら人と関わりながらの方が良いと思います。困ったことがあっても助けてって言えるし、また、助けてもらえるので、困ったら人に頼るくらいの気持ちで移住してきても良いんじゃないかなと思います。

 

移住までの流れ

qqq

2

2

2

このページに関するお問い合わせ

市長公室 企画政策部 移住定住戦略課
〒640-8511和歌山市七番丁23番地
電話:073-435-1013
ファクス:073-435-1254
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。新しいウィンドウで開きます