山本雅和さん

 

ページ番号1033940  更新日 令和3年3月26日 印刷 

山本雅和さんのわかやま暮らし

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Uターン

あああ

プロフィール

やっていること
(仕事)

移住地域・現住居

活用した制度・支援

・氏名:山本 雅和さん

・年代:30代

・単身移住

・横浜市からのUターン
・R1・10移住

麵屋みやび

(株式会社ヤレバ 代表取締役)

・中心部

【起業するにあたって】
・クラウドファンディング(個人)

・わかやま地域課題解決型
企業支援補助金(和歌山県)

 

移住しようと思ったきっかけは?

大学生の時に「ラーメン二郎」でアルバイトをし、お店を任せてもらえるようになるまで腕を磨くことができたので、就職するタイミングで店を出そうかとも迷ったのですが、その時は、民間企業に新卒で就職して、それからずっと横浜で会社員をしていました。

元々、僕の中でメインは会社員で、副業として地元である和歌山でラーメン屋さんができたら面白いなと思っていました。それで、普段は会社員で週末に帰省して、母が経営する「洋食みやび」のイベントという形でラーメン屋を出店するという感じで、2年くらいそのような生活をしていました。当初は、会社員とラーメン屋の両立を目指したりもしていたのですが、会社の方で大きなプロジェクトが終わり、気持ちが切り替わるタイミングもあって、ラーメン屋1本でやっていこうと思うようになりました。

和歌山市に決めた理由

洋食屋のイベントとしてラーメン屋をはじめた理由には、母の「洋食みやび」の知名度を上げるという目的もあったのですが、「和歌山でラーメン二郎っていけるの?」ということを確かめる目的もありました。それで、「洋食みやび」のイベント(月1回)をはじめて、最初は10食くらしか売れなかったのが、段々と外にお客さんが並びはじめるようになって、売り切れるようになって、売り切れると(みなさんラーメンを食べたいので)また行列ができてという風に加熱していきました。SNSで情報を発信してくれる方もいらっしゃって、ラーメン二郎ってコアなファンの方に愛されるラーメンなのですが、和歌山でも東京と変わりなくコアなファンの方が付いてきてくれて、このラーメンを愛してくれるなっていうことを様々な方面から感じられたことが、Uターンして起業した決め手です。

インタビュー

移住前に心配だったこと

既にお客さんはついていたし、クラウドファンディングに出資して頂けるようなコアなファンの方も居てくださって、味にもやっていける自信もありましたが、会社を辞めた翌日はさすがに不安になりました。また、社会から切り離されたようにも感じました。

今年(2020年)の3月にオープンしたので、ちょうど新型コロナウィルスの影響が出始めていた時で、この雰囲気の中でお店をオープンしてもいいのかな?とは思いました。実際、緊急事態宣言で店を休んでから売り上げが大幅に下がりました。しかし、そんな中でもイベントの時からの常連さんだったり、お客さんには来て頂けていますので、本当にありがたいです。

今やっていること

和歌山県の主要な市に、5年計画で3店舗、10年計画で5店舗の店舗を構え、より多くのお客さまに楽しんでいただけることを目標として掲げています。とはいえ、今はコロナ禍で大変な状況ですので、まずはこの大変な時期を乗り越えることを今は第一に考えています。
ラーメン二郎を食べたことがある方でしたら、僕の作ったラーメンが「あ、二郎の味だ」って、わかると思います。ラーメン二郎は量が多すぎたり味が濃すぎたりするので、東京だと家族連れや女性の方はあまり食べないのですが、僕の店ではミニサイズを用意したり味をマイルドに調整したりしてたくさんの方に楽しんでいただけるような工夫をしています。

起業する上で地元だからやりやすかったというのはありますか?

同級生の多くは大阪とか県外で働いているので、慣れ親しんだ人や場所っていう意味では、起業する上であまり関係ありませんでした。でも、最近、感情的なことを思うのですが、高校まではあまり和歌山市が好きではなくて、地元を出たのですが、とはいえ、和歌山市は高校を卒業するまで僕を育ててくれた地域ですから、今、自分が起業して地元の人たちが自分のラーメンを食べて喜んでくれて、お世話になった地域を盛り上げていけるというモチベーションは地元以外で起業をするのとは違う部分だとは思います。

調理風景

移住後の暮らしの変化(趣味・ライフスタイルなど)

和歌山の人って地元を出ていく人が多いのですが、「1回他所に出ていっても、地元に戻って活躍するっていう選択肢もある」ってことを僕自身が示そう!ということを人生のコンセプトにしています。それで、1回地元を離れて、後にUターンして起業したってことも含めて、「美味しいラーメン屋の店主」っていうだけじゃない部分もお伝え頂けるかなと思ったのでこの取材をお受けしました。

アドバイス(苦労した点など)

僕の場合ですが、脱サラしてラーメン屋をやるということは、一般的にはちょっと非現実に感じられると思います。でも、僕は「洋食みやび」のイベントのひとつとして、とりあえず和歌山市でラーメン屋をやってみました。1回「やってみる」っていうのはすごく重要だと思います。僕の会社の名前は「株式会社ヤレバ」というのですが、何事もやってみたら良いと思います。何かしらのご縁があって、海も山も近い和歌山市へ移住したいって思ったら、とりあえず1回来てみて、ちょっとでも地域に関わってみたら良いと思います。

和歌山市では2021年4月から「お試し交流施設」を運営していく予定なんですが・・・

(移住を考えている方が)そこに住んで何をするかが重要になってくると思います。そういう施設が活用できるのであれば、住むだけじゃなくて、仕事面等でも地域と関りが持てるようにしていけば良いのではと思います。また、社会活動や仕事等をやってみて、旅行先として良いという意味ではなく、この地域に住んでみてどうか?ということを意識されたら良いと思います。

 

移住までの流れ

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このページに関するお問い合わせ

市長公室 企画政策部 移住定住戦略課
〒640-8511和歌山市七番丁23番地
電話:073-435-1013
ファクス:073-435-1254
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