自転車活用推進

 

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和歌山市の自転車活用施策について

 自転車は、他の交通機関と比べて環境にやさしい交通手段であり、子供から高齢者まで幅広い世代において、便利で身近な乗り物として、通勤・通学、買い物、サイクリング、観光・レジャー等、日常生活から余暇活動まで、様々な場面で利用されています。さらに、近年では、健康づくりや環境意識の高まりなどもあって、移動手段としての利用ニーズも高まっています。

 そのような中、国においても、自転車の活用による環境への負荷の低減、国民の健康の増進等を図ることが重要な課題であることに鑑み、自転車の活用を総合的かつ計画的に推進するため、「自転車活用推進法」(平成28年法律第113号)が施行され、国の自転車活用の推進に関して基本となる「自転車活用推進計画」が閣議決定(平成30(2018)年6月)されるなど、本格的な自転車活用施策が開始されています。

 本市においても、近年「自転車シンポジウム」の開催や、自転車を活用したまちづくりを推進する全国市区町村長の会が主催する「第1回全国シクロサミット」が本市で開催されるなど、自転車活用の機運の醸成を図っているところです。

 このような状況から、今後の自転車活用に関する施策を総合的に進めるため、本市の実情に応じた「和歌山市自転車活用推進計画」(令和2(2020)年3月)を次のとおり策定しました。


和歌山市のサイクリングルートについて

 和歌山市は、紀伊半島の北西部に位置し、市のほぼ中央部を一級河川である紀の川が東西に流れ、北部は緑豊かな和泉山脈が連なり、北西部から南部にかけては風光明媚な海岸線が延びている地形を有し、平地が多く、大都市と比べ比較的交通量が少ないなど、自転車を快適に走行するための条件が整っています。そのため、地域の魅力を楽しみながらの観光や健康づくりを推進するため、和歌山県と連携して「サイクリングロード整備基本計画」(平成27(2015)年4月)を取りまとめ、「川のサイクリングロード」及び「海のサイクリングロード」を位置付け、自転車を利用しやすい環境づくりを推進しているところです。

サイクリングロード

 川のサイクリングロード及び海のサイクリングロードのほか、次のサイクリングルートも推奨しています。

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太平洋岸自転車道

 太平洋岸自転車道は、千葉県銚子市から神奈川県、静岡県、愛知県、三重県、和歌山県の各太平洋岸を走り、和歌山市に至る延長1,487kmのルートです。世界遺産である富士山をはじめ、日本を代表する観光地・景勝地が多数存在します。

 我が国を代表し、世界に誇るサイクリングルートとして、令和3年5月31日に「ナショナルサイクルルート」に指定されました。和歌山市内のルートは、和歌山マリーナシティから和歌浦、雑賀崎など海岸沿いを通り加太まで続く約30kmとなっています。

太平洋岸自転車道

太平洋岸自転車道
(終着地 加太のモニュメント)

サイクルラックの設置

 現在、本市はサイクリストの受入れ体制の充実を進めているところです。その一環として、サイクリストの方がより快適に市内を周遊し、本市の魅力を十分に感じていただける環境を整えるため、令和元年度よりサイクルラックの設置を進めています。

自転車の活用にあたり

 自転車を安全で快適に活用するにあたり、交通上のルールを遵守する必要があります。次の5つは、安全に走行するための最低限のルールとなります。交通ルールを遵守し、安全で快適な自転車活用を行いましょう。

自転車安全利用五則(2022年11月1日 中央交通安全対策会議交通安全対策本部決定)

  1. 車道が原則、左側を通行 歩道は例外、歩行者を優先
  2. 交差点では信号と一時停止を守って、安全確認
  3. 夜間はライトを点灯
  4. 飲酒運転は禁止
  5. ヘルメットを着用

 自転車は、利用しやすい交通(移動)手段として、通勤・通学、買い物、サイクリング、観光・レジャー等、様々な利用形態を有しています。各自、無理のない程度で自分の状況にあった活用を行いましょう。

イラスト


和歌山市の取組みについて


関連情報

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このページに関するお問い合わせ

都市建設局 都市計画部 交通政策課
〒640-8511和歌山市七番丁23番地
電話:073-435-1016 ファクス:073-435-1251
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