9月9日は何の日?~救急について、みんなで考えよう~
「救急の日」・「救急医療週間」について
《「救急の日」・「救急医療週間」とは 》
「救急の日」及び「救急医療週間」は、救急業務・救急医療に対する国民の正しい理解と認識を深め、救急医療関係者の意識の高揚を図るため、厚生労働省と総務省消防庁が、毎年9月9日を「救急の日」、救急の日を含む1週間(日曜日から土曜日)を「救急医療週間」と定めています。
「安心・安全なまち」に欠かせない救急医療について、一人一人が考える機会にしましょう。
《救急車の適正利用について考えよう!》
現在、新型コロナウイルス感染症の感染拡大(第7波)や熱中症件数の増加により、救急出動件数が増加しています。
その影響もあり、当局の搬送困難事例(交渉回数4回以上、現場滞在時間30分以上)は急増中!!
和歌山市消防局としては、救急要請のあったすべての事案について、傷病者を医療機関へ早期搬送することが使命です。
現在、医療体制が逼迫しており、非常に厳しい状況ですが、使命を果たすため、県や市保健所をはじめ、関係機関と連携を密にし、さまざまな取組みを行っておりますので、市民のみなさまも「救急車の適正利用」をはじめ、救急医療へのご理解とご協力を何卒よろしくお願いいたします。
・救急車を適正に利用するために
どうすれば緊急性のない通報が減り、救急車の適正利用に繋がるのか・・・
このホームページを見てくださった方々は、一度、ご家族様や周囲の人たちと話し合い、考えてみましょう。
★緊急度の判定★
色々と良い意見がたくさん出たのではないでしょうか?
救急車を適正利用するためには、緊急度の判定が重要です。
しかし、医療関係者ではない一般の方々にとって、緊急度の判定は、非常に難しいことです。
ですので、「今すぐ救急車を呼び、病院に行くべきか」判断に迷う時には、総務省消防庁が作成した全国版救急受診アプリ「Q助」を利用しましょう。
「Q助」とは、スマートフォンのアプリで、該当する症状及び症候を画面上で選択していくと、緊急度に応じた必要な対応(「今すぐ救急車を呼びましょう」、「できるだけ早めに医療機関を受診しましょう」「緊急ではありませんが医療機関を受診しましょう」又は「引き続き、注意して様子をみてください」)が表示されます。
詳しくは、下部チラシをご覧いただくとともに、下部リンクからアプリをダウンロードして是非お使いください。
「症状が軽く、家族もいるが、どこの病院に行けばいいのか分からない・・」
そんな時は、「和歌山県救急医療情報センター」を利用しましょう。
「和歌山県救急医療情報センター」は、救急車を利用するほどではないけれど、どこの医療機関を受診すればいいのかわからないとき、24時間体制で最寄りの医療機関を案内してくれます。
電話:073-426-1199
また、夜間・休日に子供が急病になったとき、すぐに病院に行った方がいいのか、 それとも様子を見て大丈夫か判断に迷う場合は、「子ども救急相談ダイヤル(#8000)」を利用しましょう。
看護師(必要に応じて医師) が相談に応じてくれます。
【相談日時】
平日 午後7時から翌朝9時まで
土曜日・日曜日・祝日・年末年始(12月29日~1月3日まで) 午前9時から翌朝9時まで
携帯電話、プッシュ回線 #8000
ダイヤル回線、IP電話等 073-431-8000
(次のような時は、すぐに119番)
図のような時は、救急車が必要ですので、迷わず救急要請してください!!
※ホームページ上で画像の文字等が見えにくい場合は、下のリンクからご確認ください。
-
こんな時はすぐに119番!!(こども版) (Png 124.4KB)
-
こんな時はすぐに119番!!(成人版) (Png 161.3KB)
-
こんな時はすぐに119番(高齢者版) (Png 138.8KB)
★「かかりつけ医をもつ」「昼間の診療時間内に受診する」★
普段からご自身の「かかりつけ医」をもつことも、非常に重要です。
「かかりつけ医」をもつメリット
1 日頃のみなさまの健康状態を知ってもらえる
2 症状に応じた専門家の紹介がスムーズ
3 病気の予防や早期発見・早期治療にもつながる
「かかりつけ医」をもつことで、ご自身の健康が増進され、救急車が必要な状態になる前に予防することができます。
また、正しい診断や治療のためには、平日日中の診療時間内に病院を受診することが大切です。
軽い症状の場合は、夜間や休日にあわてて救急外来を受診するのではなく、翌朝まで待って診療時間内に受診できるかを冷静に考えてみましょう。
《応急手当を学ぼう!》
いざという時のために
想像してみてください。
「あなたの目の前で急に大切な人が倒れ、意識がありません。」
あなたは適切な応急手当を行うことができますか?
誰しもが、出来ることなら尊い命を救いたいと思うはずです。
しかし、方法が分からなければ、命を救うことはできません・・・・
和歌山市消防局の平均救急隊現場到着時間(令和3年中)は、7分51秒です。
その間、心肺停止状態の方が何の手当もされなければ、脳細胞は死にはじめ、救命率は右肩下がりに低下します。
逆に、現場に居合わせた人(バイスタンダーと言います。)が、胸骨圧迫やAEDの使用など何らかの手当を行ってくれた場合には、救命率の低下を少なくできるだけではなく、時には救急隊が到着する前に傷病者の心拍や呼吸が回復した素晴らしい事例もあります。
和歌山市消防局では、一人でも多くの尊い命を救うため、AEDの使用や心肺蘇生法を学ぶ講習会を開催しています。
興味のある方は、是非ご参加ください。
《医療関係者の救急車同乗研修》
連携強化を図る!
消防局では、救急医療週間行事の一環として、9月1日から9月30日までの間、医療従事者の方々が救急自動車へ同乗し、救急隊員が行っている救急活動について、より一層のご理解をいただくことで、さらなる連携強化を図るために救急自動車同乗研修を実施します。
このページに関するお問い合わせ
消防局 警防課
〒640-8157和歌山市八番丁12番地
電話:073-428-0119 ファクス:073-423-0190
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。