消火検証訓練の実施

 

ページ番号1008374  更新日 平成28年2月10日 印刷 

消火検証実験の実施

和歌山市中消防署では、平成27年9月24日に和歌山県消防学校で消火検証訓練を行いました。
この訓練では、クワドラフォグノズルによる消火効果や冷却効果を検証し、その後、濃い煙と熱気が充満する室内から要救助者を救出する訓練を行いました。

消火効果の検証

写真:クアドラフォグノズルによる放水

クアドラフォグノズルを使用して、天井に向けて放水し、その真下にある炎を消火する間接注水の効果を検証しました。

※クアドラフォグノズルとは、流量や放水形状の調節が可能であり、噴霧放水時の水の粒子を細かくすることができるノズルです。耐火構造の建物の消火に機動的かつ効率的に力を発揮し、また、水損防止に効果があります。

冷却効果の検証

写真:クアドラフォグノズルを使用し、冷却効果を検証

 

 

クアドラフォグノズルを使用し、異なる流量で3秒間放水し、それぞれの室温の変化を検証しました。

排煙の検証

写真:クアドラフォグノズルを使用し、排煙効果を検証

 

 

開口部からの煙の流出状況です。
隣の隊員が見えないほどの煙が室内には充満しています。

写真:屋内から屋外に放水し、排煙効果を検証

 

 

 

 

放水形状を噴霧にし、室外から室内への放水による排煙と室内から室外への放水による排煙を比較、検証しました。

濃煙熱気内における救出訓練

写真:救助隊の屋内進入準備

 

 

最後に濃煙熱気内における要救助者救出訓練を実施しました。
燃焼実験室内は、多くの木材を燃やしているため、非常に高温となっています。

写真:要救助者救出中

 

 

現場はもっと過酷です。
我々はこのような訓練を何度も繰り返し、災害現場で安全かつ迅速に活動できるように取り組んでいます。

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