(令和7年7月号)港まつり花火大会の危機

 

ページ番号1065477  更新日 令和7年7月3日 印刷 

 いよいよ夏本番!夏といえば花火大会を連想される方も多いと思います。和歌山市は、これまで7月には毎年港まつり花火大会を港湾関係の方々や市民の方のご協力を得て実施してきました。海の安全の祈願と港の役割を多くの方に知ってもらおうと昭和28年から続いており、今年で73回目。すっかり夏の風物詩となっています。
 この花火大会は、港に関係する方々の協力なしでは実施が不可能です。花火大会開催のための場所の確保に加え、協賛金集めや準備、当日の運営更には莫大なごみの収集など会社を挙げて、主催者として実施されてきました。一方で港湾の利用の変化や各企業の状況が大きく変わり、今まで通りに続けることは困難となり、中止も検討されましたが、何度も話し合いを続け、厳しいながらも縮小した新体制で実施することになりました。これまでご協力いただいた企業の方の内、引き続き協賛金集めや運営に汗を流していただける方も多く本当に助かっています。
 今年の開催にあたっては、より多くの方に港でのまつりを楽しんでもらえるよう、新たな取り組みとして、これまでの60分間で打ち上げていた3000発の花火を同数で30分間に凝縮するとともに、500機のドローンショーも行います。
 市民の皆様には、夜空を染め上げる壮麗な花火に加え、初めて導入される最新技術を駆使したドローンショーの、かつてない光の競演をお楽しみ頂ければと思います。そして今後とも続けられるよう応援いただければ幸いです。