(令和7年6月号)自治会の役割
和歌山市内には、約1,140の自治会があります。更に小学校区くらいを単位とした大きな自治会の集まりが連合自治会で、市内には42地区あります。自治会や連合自治会は、住民にとって安心安全で住みよい地域をつくるため、日々ボランティアで活動していただいており、行政にとっても不可欠な存在です。防犯灯の設置や、防災訓練など住民の安全を守る活動、さらには地域の美化活動や季節のイベント、お祭りなどで普段から顔の見える関係を築いていただいています。
私自身も市内いろいろな地域にお邪魔していますが、自治会の方が凍てつくような寒い日も暑い日も小学生の登下校時の見守りや地域の困りごとなどに一生懸命活動されている姿を拝見して頭が下がります。
そんな大切な自治会ですが、加入率が年々低下し、役員になってくれる方も高齢化が進み、コミュニティの力が弱くなっている地域もあります。
道端で会えば「おはようさん」「お元気ですか」こんな会話のできる社会は素晴らしいと思います。モノが豊かになったけど、地域が味気ないつながりのない社会は寂しく感じます。市民の皆様には、今一度自治会活動を振り返って、地域の絆を深めていただければ幸いです。そして顔の見える関係で、犯罪がなく災害に強い、誰もが安心安全で楽しく暮らせるまちを一緒に築いていきたいと思います。