感染症に関する情報
今、注目の感染症
腸管出血性大腸菌感染症(O157、O26、O111など)
市内で腸管出血性大腸菌感染症が増加しています!
腸管出血性大腸菌感染症は1年を通して患者の発生報告がありますが、本市では4月~10月に集中して発生しており、例年7月~9月が最も多い状況です。
今年は4月から16例の届出があり、昨年及び一昨年の年間届出数を超えています。
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年間累計 |
4月 |
5月 |
6月 |
7月 |
8月 |
9月 |
10月 |
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2025年 (9/3現在) |
16 |
2 |
1 |
3 |
5 |
4 |
1 (9/3現在) |
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2024年 |
11 |
- |
2 |
1 |
3 |
4 |
1 |
- |
2023年 |
15 |
- |
2 |
2 |
3 |
5 |
4 |
1 |
腸管出血性大腸菌感染症は、主に菌に汚染された食品や食材を生あるいは加熱不十分な状態で摂取することにより感染する事例が多いですが、潜伏期がおおよそ3~8日と比較的長いため、感染源の特定が難しくなることがあります。
感染経路
主な感染経路は経口感染で、菌に汚染された食品などを摂取することにより感染します。また、ヒトからヒトへの感染は、患者の便や菌のついたものに触れた後、手洗いを十分にしなかった場合などに起こります。
予防方法
- 食肉の十分な加熱
腸管出血性大腸菌は75℃で1分間以上の加熱で死滅しますので、食肉も加熱して食べる限り、安全です。
特に、挽肉などを使った食肉は、中心部まで75℃で1分間以上加熱して食べましょう。
- 生野菜の洗浄
生で食べる野菜は流水でよく洗い、必要に応じて加熱処理を行うと安心です。
- 調理器具の衛生管理
包丁やまな板などは食材ごとに使い分け、使用後は洗浄・消毒を行いましょう。
- 手洗いの徹底
調理前、食事前、トイレの後などは石けんを使ってしっかり手を洗いましょう。
- 二次感染の防止
感染された方の排泄物を処理する際には、使い捨ての手袋を使うなどして、直接触れないようにしましょう。
また、入浴やタオルなどの共用は控えることで、ほかの方への感染を防ぐことができます。
詳しくは、感染症情報センターのホームページをご覧ください。
感染症情報(和歌山市感染症情報センター)
和歌山市では、医療機関の協力のもとに市内の感染症発生動向を調査しています。現在、流行している感染症や今、注目の感染症など、感染症に関する情報の収集・分析を行い、また、病原体の検索(病原微生物検査)を実施することにより流行の実態を早期に把握しています。
ホームページ「和歌山市感染症情報センター」では、今、注意をしなければならない感染症の基礎知識や医学的に正しい予防法など、感染症に関する情報を発信しています。
このページに関するお問い合わせ
健康局 健康推進部 総務企画課 健康危機管理班
〒640-8137和歌山市吹上5丁目2番15号
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