認知症ってどんな病気?

 

ページ番号1017280  更新日 令和7年11月27日 印刷 

認知症とは?

認知症は、脳の病気です。アルツハイマー病その他の神経変性疾患、脳血管疾患その他の疾患により、日常生活に支障が生じる程度にまで認知機能が低下した状態です。

認知症は誰でもなる可能性のある病気です。

 

一般的な物忘れと認知症の記憶障害の違い

一般的な物忘れ

認知症の記憶障害

経験したことが部分的に思い出させない 経験したこと全体を忘れている
目の前の人の名前が思い出せない 目の前の人が誰なのかわからない
物の置き場所を思い出せないことがある 置き忘れや紛失が頻繁になる
何を食べたか思い出せない 食べたことじたいを忘れている
約束をうっかり忘れる 約束したことじたいを忘れている
物覚えが悪くなったように感じる 数分前の記憶が残らない
曜日や日付を間違えることがある 月や季節を間違えることがある

認知症の人の気持ち

周囲が気づかない間に、本人は物忘れを自覚し、不安が芽生え、焦りが募ってきます。

もの忘れやそれに伴う過ちを周囲の人から指摘されることで、不安や焦りが高まり、自信を失い、怒りなどの興奮状態になることもあります。

また認知症が進行すると、コミュニケーション能力が低下します。そのことにより他者との交流が少なくなり、孤立感や孤独感を感じるようになります。

早期の受診から前向きな生活へ

●今後の生活の準備をすることができます。

早期に診断を受けることで、認知症への理解を深め病気と向き合い、今後の生活の備えをすることができます。

●治療により改善する場合があります。

原因となっている病気(正常圧水頭症、慢性硬膜下血腫、甲状腺機能低下症等)を早めに治療すれば、認知症の症状が改善する可能性もあります。また、脳血管性認知症の場合は、病気の再発防止などにより、進行を止める可能性が高くなります。そのため、早期に受診し、認知症の原因を明らかにすることが大切です。

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