令和5(2023)年度 人権コラム
5月号 人権コラム
人権はみんなのもの
私たちの周りには様々な差別が存在しています。部落差別は現在も存在しており、全ての国民に基本的人権を保障する日本国憲法の理念にのっとり、部落差別は許されないものであるとの認識のもと、その解決のための基本理念と行政の責務を定めている「部落差別解消推進法」が制定されています。
また、情報化の進展に伴って部落差別に関する状況に変化が生じており、本市では、インターネット上における不当な差別的扱いを助長、誘発することを目的とした書き込みを確認した場合は、その情報の削除をプロバイダ事業者に要請しています。
人権とは、私たちが、人間らしく生きる権利、生まれながらにして持っている権利、誰にとっても身近で思いやりの心によって守られる大切なものです。
人権が尊重される社会の実現には、私たち一人ひとりが差別を解消するために、日常生活の中でどう行動するのかが大切です。あらためて人権について考えてみましょう。
7月号 人権コラム
インターネットと人権
インターネットは、情報の収集や発信、コミュニケーションの手段などとして誰もが簡単に利用でき、私たちの生活を便利で快適なものにしています。
その一方で、他人への誹謗中傷、個人のプライバシー侵害、差別を助長するような投稿など人権に関わる様々な問題が発生しています。
インターネットの掲示板やSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)は不特定多数の人が見ることができます。何気なく書き込んだ内容が、思わぬ結果を引き起こすこともあります。インターネットの利用にあたっては、他人の人権を侵害することのないよう、その特性や起こり得る人権侵害について理解を深め、ルールやモラルを守って利用することが大切です。
9月号 人権コラム
共生社会はみんなで
障害がある人もない人も、男の人も女の人も、高齢者も子どもも、すべての人がお互いの人権を大切にし、支え合い、誰もが自分らしく、安心して暮らすことのできる社会を「共生社会」といいます。
しかし、残念ながら、障害のある人への差別や虐待といった人権侵害が依然として発生しており、社会問題となっています。
「共生社会」は、さまざまな人々が、すべて分け隔てなく暮らしていくことのできる社会です。差別や偏見を見過ごさず、誰もが安心して暮らせる社会をつくっていくのは私たち一人ひとりです。どうすれば、暮らしやすい社会になるのか考え、行動することが大切です。
1月号 人権コラム
人権とは
人権は難しいものではなく、すべての人が生まれながらに持っている権利で、人間が人間らしく生きていくため、誰からも侵害されることのない基本的な権利です。
しかしながら、私たちのまわりには、同和問題(部落差別)をはじめ、女性への差別、性的少数者への差別、外国人への差別、障がいのある人への差別などさまざまな差別が存在しています。
誰もが自分らしく生きることができる社会を実現するために、人権を自分自身に関わる身近な問題としてとらえ、気づき、考え、行動することが大切です。
3月号 人権コラム
性の多様性について
近年、性の多様性について、ニュースや情報に触れる機会が増えてきました。
子どものランドセルの色や制服が多様化したり、同性カップルの関係を認めるパートナーシップ制度が広がったりしています。
私たちの日常生活の中では、性の多様性に関して否定的な言葉や、男女はこうあるべきという規範があふれ、現在も差別や偏見が根強く残っています。このようなことから、性的少数者の人たちは、自らの性を認めること、また、性的指向に対する差別や様々な問題に苦しみ、社会の中で生きづらさを感じています。
誰もがありのままの自分でいられる社会に、居心地のいい社会になるために、まずは無関心でいるのではなく、性も個性の一つであることを理解するところから始めてみませんか。
人権特集号(11月号)
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