交通救助対応訓練を実施しました(中消防署)

 

ページ番号1065193  更新日 令和7年6月10日 印刷 

多種多様な交通救助事案に備えて。

株式会社山本商店様、和歌山ブロック株式会社様にご協力いただき、訓練を実施しました。

 令和7年5月21日、23日、26日、28日の4日間、株式会社山本商店様(和歌山市築港3丁目12番地2)の敷地内において、中消防署高度救助隊が交通救助対応訓練を実施しました。

 株式会社山本商店様には訓練場所及び車両のご提供、和歌山ブロック株式会社様(和歌山市築港2丁目2番地)には消防車両の駐車場所をご提供いただきました。

 

 

株式会社山本商店様の写真
株式会社山本商店様
和歌山ブロック株式会社様の写真
和歌山ブロック株式会社様

訓練開始!!

車両の窓を破壊せよ!!

窓を破壊している写真

 はじめに、車両の窓の破壊訓練を実施しました。車両の窓は、フロントガラスには合わせガラス、サイドウィンドウ及びリアウィンドウには強化ガラスが使われており、破壊の仕方や割れ方が違います。

 交通事故現場で要救助者が車内に取り残されている場合、むやみにガラスを破壊しては、要救助者にさらなる被害を与えてしまう危険が高いため、要救助者の位置を確認し、破壊するガラスを選び、安全かつ迅速に破壊する必要があります。

 今回の訓練では、窓ガラスを破壊した際の効果的な飛散防止措置や適切な破壊位置及び方法を検証し、要救助者へ配慮した破壊方法を各隊員に共有しました。

車内に要救助者1名。ドアを開放し救出経路を確保せよ!!

ドアを破壊中の写真

 交通事故を起こした車両は、衝突した際の衝撃によって変形しており、ドアが開放できず、要救助者が車内に閉じ込められている可能性があります。

 救助隊が保有する大型油圧器具を使用してドアを開放、要救助者を速やかに救出するための訓練を実施しました。

 

要救助者挟まれあり。大型油圧器具を使用し救出せよ!!

車両前方を拡張中の写真

 要救助者が座席とハンドルの間に挟まれている場合、救助隊が保有する大型油圧器具を使用して挟まれている部分を拡げ、要救助者を救出します。

交通救助対応訓練を終えて

 近年の交通救助件数は減少傾向にあるため、若手職員が交通事故現場で救助活動を行う機会が少なく、経験不足が懸念されます。そのため、今回のような車両を使用し、訓練を実施できたことは大きな経験となりました。

 今後も様々な災害に対応するべく日々訓練に取り組み、市民の皆様が安心、安全に暮らせるよう努めていきます。

 株式会社山本商店様、和歌山ブロック株式会社様、ご協力ありがとうございました。

このページに関するお問い合わせ

消防局 中消防署
〒640-8157和歌山市八番丁12番地(消防局・中消防署合同庁舎2階)
電話:073-432-0119 ファクス:073-432-0981
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