”冬”ついうっかりが思わぬ事故にならないように

 

ページ番号1031664  更新日 令和2年11月2日 印刷 

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 空気が乾燥する”冬

 この季節は火災が発生及び拡大しやすい気象状況となり、少しの不注意が思わぬ事態を招くことがあります。

 総務省消防庁が刊行する令和元年版消防白書によると、平成30年中の火災の約6割が空気が乾燥する冬季と春季に発生しています。

 

季節ごとの火災発生状況

▲総務省消防庁:令和元年版消防白書

 

冬の火災事例と注意ポイントを守って、”ついうっかり”火災をなくしましょう!

 

 

石油ストーブ/石油ファンヒーター

石油ストーブ火災の写真

【事例】

 石油ストーブに給油中、石油ストーブから炎が立ち上がり、住宅を全焼する火災が発生した。

【原因】

 カートリッジタンクに給油後、給油口キャップを斜め締めにしていたため石油ストーブへ戻す際に灯油がこぼれ、拭き取りが不十分な状態で点火したため、こぼれた灯油に引火したもの。

【注意ポイント】 

  1. 給油する際は、石油ストーブを必ず消火しましょう。

  2. カートリッジタンクの場合は、火気のないところで安全に給油してください。

  3. カートリッジタンクを戻すときは、蓋が確実に閉まっていることを再確認しましょう。

  4. 灯油がストーブにこぼれた場合は、灯油が機器内部に浸入しているおそれがありますので、再点火を行わず、販売店や製造事業者に相談してください。

 

 

 

石油ファンヒーター火災の写真

【事例】

 石油ファンヒーターを使用中、周辺の床面に炎が広がり、住宅が全焼した。

【原因】

 石油ファンヒーターに誤ってガソリンを給油して点火したため、異常燃焼を起こし、出火したもの。

【注意ポイント】

 ガソリンを保管する場合は、灯油用ポリタンクなどは使用せず、消防法令の基準に適合した専用の携行缶などに保管してください。

 また、高齢者や視覚に障害を持つ方はガソリンと灯油の区別が困難な場合がありますので、より一層のご注意をお願いします。

 

 

 

石油ファンヒーター火災の写真

【事例】

 石油ファンヒーター付近でスプレー缶が破裂し、周辺を焼損した。

【原因】

 石油ファンヒーターの温風出口付近にスプレー缶を置いていたため、スプレー缶が過熱され、内圧が上昇し破裂に至ったもの。

【注意ポイント】

 ストーブの近くにスプレー缶やカセットボンベなどを置かないようにしましょう。

 また、化粧品や塗料、殺虫剤などのスプレーに使用されるガスは非常に燃えやすいため、ストーブの近くで使用しないでください。

 

 

 

電気ストーブ

電気ストーブ火災の写真

【事例】

 電気ストーブ付近から出火し、集合住宅の一室が焼損した。

【原因】

 電気ストーブをベッド近くで使用していたため、布団がヒーターに触れて出火したもの。

【注意ポイント】

  1. 布団などの燃えやすいものの近くではストーブを使用しないでください。
  2. 寝るときや外出するときは、電気ストーブのスイッチを切りましょう。

 

 

電気こたつ

電気こたつ火災の写真

【事例】

 使用中のこたつから発煙し、こたつ布団の一部が焼損した。

【原因】

 やぐらの中にこたつ布団を押し込んだため、布団がヒーターの保護カバーと接触したもの。

【注意ポイント】

 電気こたつの中にこたつ布団、座いす、座布団などを押し込まないでください。

 ※ 洗濯物を乾かして火災に至った事例もあります。

 

 

他にも・・・

配線器具火災のリーフレット

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このページに関するお問い合わせ

消防局 予防課
〒640-8157和歌山市八番丁12番地
電話:073-427-0119 ファクス:073-423-0190
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