学芸員
学芸員
1 現在の担当業務と1日のスケジュールを教えてください。

本市の学芸員は、文化振興課文化財班・博物館・和歌山城整備企画課に所属し、それぞれ調査研究をもとに文化財や歴史資料の保存・活用をおこなっています。
文化財班では、主に遺跡の発掘調査や文化財の保存・活用などの業務を、和歌山城整備企画課では、和歌山城の史跡の保存・活用に関する業務を行っています。
博物館では、歴史的な資料の収集・保管・展示や、展示に関連したイベントを実施しています。私の仕事は、展示全体のサポートや館の運営などで、広報にも力を入れているところです。
1日のスケジュール
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時間 |
内容 |
補足 |
|---|---|---|
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8時30分 |
朝礼 | 他の職員の予定や、館内での行事・来客・施設管理に関する事項などの確認を行います。 |
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9時00分 |
開館 | 入口や展示室の鍵を開け、入館者の受け入れを始めます。 |
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10時00分 |
展示企画・準備 | 何をどのように展示するのか考えたり、面白さがうまく伝わるように展示の説明を作ったりします。 |
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12時00分 |
昼食 | |
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13時00分 |
広報 | 博物館の広報用SNSを更新します。 |
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13時30分 |
外出 | 借用予定の資料などの調査に行きます。資料を目の前にすると心躍ります。 |
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16時00分 |
会議 | 本庁で博物館の運営に関する会議を行います。うまく進まずじれったい場面もあったりします。 |
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17時15分 |
退勤 | 何もなければ定時に帰ります。調査や資料作成などの状況により時間外勤務を行う場合もあります。 |
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備考 |
博物館は、土日祝日が開館で、月曜日が休館なので、勤務がやや変則的になります。 | |
経歴(令和8年6月時点)
| 配属年月日 | 所属 | 業務内容 |
|---|---|---|
| 平成24年4月1日採用 | 文化振興課(文化財班) | 遺跡の発掘調査・遺跡内での開発工事への対応、文化財(建造物・史跡など)の保存・活用、文化財施設の公開・管理 |
| 令和8年4月1日~ | 文化振興課(博物館) | 歴史的な資料の調査研究・収集・保管・展示公開、普及事業(イベント)、施設管理 |
2 仕事で一番印象に残っているエピソードや、「この仕事をやっていて良かった!」と感じた瞬間を教えてください。
遺跡の発掘調査で、人々の生活の痕跡や、使っていた土器などを発見したときには、千何百年も前に確かにここに生きていた人がいたのだな、と感慨深く思います。また自分が初めてそれを発見したのだと思うと心躍ります。
また遺跡や展示の説明で、今まで歴史のことはよくわからなかったが説明を聞いたら面白かった、と言っていただけると、地域のために役に立てたかなとやりがいを感じます。地域の宝としての文化財のファンが増えるように、プロデューサーのような気分で取り組んでいます。
3 入庁前に想像していたことと、実際に働いてみて感じたギャップを教えてください。

市役所へ入庁前にも、他の機関で遺跡の発掘調査の仕事をしていましたが、調査に専念していたため市民の方々との交流は多くはなく、また接するのは主に歴史に興味がある方々に限られました。そのため、社会全体のなかで自分の仕事の位置づけの実感があまりない状態でした。
入庁後に改めて気づいたのが、実は市役所職員も含めて社会全体のなかでは、歴史に興味がある方は思っていたよりかなり少ないという事実でした。しかし実際に話してみると興味を持ってもらえることが多く、伝え方次第でもっと多くの方々に関心を持っていただくことができるのではないかと試行錯誤しています。
4 学芸員を目指したきっかけは何ですか?また、数ある自治体の中で和歌山市を選んだ決め手を教えてください。
私が学芸員を目指したきっかけは、子供の頃から博物館や考古学に興味があり、将来は考古学に関係する職に就きたいと思い、大学の歴史学科で日本考古学を学びました。
学芸員という職種は定員が少ないため、希望するタイミングに希望する地域で募集があるとは限りませんでした。私は関西地方の大学出身でしたので、関西で学芸員の募集を探していましたが、ちょうど大学の先輩から、和歌山で学芸員の募集があると教えていただき、運よく試験に合格して和歌山に就職できることになりました。
5 和歌山市職員(学芸員)を目指している方へ、アドバイスやメッセージをお願いします。
学芸員は、所属によって環境も仕事内容も様々であり、研究を深める環境を重視して都道府県などの学芸員を目指す方もいらっしゃるかもしれません。しかし組織が大きくなるほど市民の方々と接する機会が減ってしまうため、市町村の方が、地域に貢献しているというやりがいを実感できるのではないかと思います。また、組織が大きいと自分の思い通りにできることが少ないかもしれませんが、少し小さい組織なら、ある程度は自分の進め方でできることもあり、達成感もあります。
和歌山市は、あまり知られていないかもしれませんがおもしろい歴史の宝庫です。ぜひ一緒に探求してみませんか?
