リチウムイオン電池の火災が増加しています!

 

ページ番号1051180  更新日 令和6年6月27日 印刷 

リチウムイオン電池が原因となった火災が増加しています(令和6年5月現在)

リチウムイオン電池は、大容量の電力を蓄えることが可能で、繰り返し充電して使用できる電池です。

その便利さ故、スマートフォンやゲーム機器、電子タバコ、掃除機など、身の回りの持ち運びできる製品に数多く使用されています。

しかし、一定の衝撃を加えたり、破損するなどで発火するという性質があります。

和歌山市消防局で実験してみました!

リチウムイオン電池がどれくらい簡単に発火するか、どのくらい威力があるのかなどの危険性を確認しました。

リチウムイオン電池を斧で叩いて穴をあけると、直後に発火し1メートルを超えるような高さまで火花が飛び散り、40センチメートル程度の高さまで炎があがりました。

リチウムイオン電池を斧で叩いて穴をあけると、直後に発火し1メートルを超えるような高さまで火花が飛び散り、40センチメートル程度の高さまで炎があがりました。

 

リチウムイオン電池を斧で叩いて変形させた場合も炎があがりました。
リチウムイオン電池を斧で叩いて変形させた場合、数秒の時間経過の後、穴をあけた時と同様に火花が飛び散り炎があがりました。

実験結果

リチウムイオン電池は、変形や破損すると発火することが確認できました。

また、一度発火するとすぐには火が収まらず、数分間燃え続けます。

そのため、廃棄されたリチウムイオン電池がごみ収集車内で押しつぶされたり、ごみ処理施設で破砕機につぶされて発火する事例が発生しています。

リチウムイオン電池の火災予防について

・衝撃を加えたり、熱くなる場所に放置しないようにしましょう。

・メーカー指定の充電器やバッテリーを使用しましょう。

・膨張、異音、異臭、発熱など異常が生じたものを使用するのはやめましょう。

・充電が最後までできない、使用時間が短くなった、充電中に熱くなるなどの異常があった際には使用をやめて、メーカーや販売店に相談しましょう。 

リチウムイオン電池の廃棄方法について

廃棄の際は、一般ごみには出さずに、リサイクル協力店(電気店・ホームセンター等)の回収ボックスを利用するか、小型家電等の地区回収時などで廃棄しましょう。

このページに関するお問い合わせ

消防局 予防課
〒640-8157和歌山市八番丁12番地
電話:073-427-0119 ファクス:073-423-0190
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。新しいウィンドウで開きます