vol.20「花・彩のある暮らしプロジェクト」日本製鉄関西製鉄所と花王和歌山工場のSDGs協働活動
企業同士が一緒にSDGs協働活動(日本製鉄株式会社関西製鉄所と花王株式会社和歌山工場)
*日本製鉄株式会社関西製鉄所:以下、日本製鉄関西製鉄所と表記。
花王株式会社和歌山工場 :以下、花王和歌山工場と表記。
この「SDGs活動紹介サイト」では、これまでに和歌山市SDGs推進ネットワーク*1会員(企業、団体など)が取り組んでいる持続可能な社会と暮らしの実現に向けた様々なSDGs活動を紹介してきました。
写真右側:日本製鉄関西製鉄所の活動メンバー
写真左側:花王和歌山工場の活動メンバー
今回20回目の節目の機会にあたり、SDGs活動を取材、レポートしてきた佐久間(花王和歌山工場)から、自身が活動発足時から参画し活動運営の事務局を担当しているSDGs活動について紹介します。
具体的には、和歌山市内に拠点を有する(ネットワーク会員の)企業同士が協働でSDGs活動に取り組んでいる事例として、日本製鉄関西製鉄所と花王和歌山工場のSDGs協働活動「花・彩のある暮らしプロジェクト」(以下、花プロと表記)を紹介します。
*1 和歌山市SDGs推進ネットワーク
和歌山市は2019年7月にSDGs未来都市に選定され、2020年1月に和歌山市SDGs推進ネットワークを設立すると共に、さまざまなSDGs推進活動を展開しています。現在も企業・団体からのネットワーク会員参加を募集しています。ネットワーク会員になると、市SDGsホームページ内にある「自己紹介サイト」「SDGs活動紹介サイト」「お困りごとBOXサイト」などを活用して自分たちの活動をアピール/相談することができます。また、推進ネットワーク事務局が主催するイベントや意見交換会などの活動で、会員同士のパートナーシップを深めたり、地域におけるSDGs活動の推進につなげていきます。
【ご参考】和歌山市SDGs推進ネットワーク会員募集(内部リンク)
1.“人と人とのつながり”がさらに発展して、SDGs協働活動に!!
活動紹介レポートvol.19では、“人と人とのつながり”がきっかけでレポート取材に至った事例を紹介しました。今回は“人と人とのつながり”がさらに発展して、企業同士のSDGs協働活動につながった事例を紹介します。
2021年3月、和歌山市内に拠点を有する企業、団体などが集まる機会がありました。日本製鉄関西製鉄所と花王和歌山工場の参加者同士で「何か一緒にできるSDGs活動があるといいですね」といった会話を何度かする中で、「担当者同士で一緒にできるSDGs活動を検討してみよう」となったのが最初のきっかけです。その後、各工場の活動やアイテムなどを約10点ずつ提案し合い、自然な形で協働できる“活動のネタ”を模索して、1つの協働活動案に辿り着きました。これが実際の協働活動につながった第2のきっかけです。
協働活動案
「日本製鉄関西製鉄所が“季節の花苗”(下記(1))を、花王和歌山工場が“食品廃棄物からできる堆肥原料”(下記(2))を提供して、“花苗セット(図1)”として希望する施設に提供する。
各提供アイテムについて
(1)日本製鉄関西製鉄所が、“季節の花苗”を提供。
日本製鉄関西製鉄所では、環境保全・緑化活動の一環として、2016年より種から育てた花苗を構内に定植する活動を実施しています。
(2)花王和歌山工場が、“食品廃棄物からできる堆肥原料”を提供。
花王和歌山工場では、工場内の社員食堂から出る食品廃棄物を削減しながら、それでも残ってしまう食品廃棄物を生ごみ処理設備(2021年6月に導入)で堆肥原料化して、その堆肥原料を活用して農作物を育て、その収穫物を再び社員食堂の食材として活用する「持続可能な循環型食品リサイクル」を実現しています。
その堆肥原料の活用の1つとして、今回の花苗セットにも提供しています。

図1 花苗セット
“季節の花苗”と
“食品廃棄物からできる堆肥原料”を
セットにした“花苗セット”
この協働活動案を発展させ、SDGsの視点から目指す目標や具体的な活動内容などを明確にしたSDGs協働活動「花プロ」が、2022年11月24日に発足しました。
SDGs協働活動「花・彩のある暮らしプロジェクト(花プロ)」
目的
「花プロ」は、施設に花苗セットをお届けしたり、花苗の植替えなどの協働作業を行ったりすることで、人とのつながりやコミュニケーションの機会を提供する地域活動。こうした活動を通じて、持続可能な住みよいまちづくりに貢献することを目指し、SDGsの推進に取り組むものである。
目標

SDGsの4つの活動に取り組んでいます。
目標04 質の高い教育をみんなに
目標11 住み続けられるまちづくりを
目標12 つくる責任つかう責任
目標17 パートナーシップで目標を達成しよう
概要
和歌山市内に拠点を有する、日本製鉄関西製鉄所と花王和歌山工場は、“季節の花苗”と“食品廃棄物からできる堆肥原料”を“花苗セット”にして、希望する施設(子ども園および、高齢者・介護者・障がい者施設)に無料で提供するSDGs協働活動「花プロ」を2023年から実施しています。
活動内容
活動-1 : 花苗セットを施設に提供
活動-2 : 一緒に植替え協働作業
イベント: 日本製鉄堺ブレイザーズ*2と一緒にバレーボールを使った軽運動
*2 日本製鉄堺ブレイザーズ
日本製鉄グループの1つである株式会社ブレイザーズスポーツクラブは、和歌山市に拠点を有するバレーボールクラブ:日本製鉄堺ブレイザーズを有しており、「地域貢献」「スポーツ文化振興」などにも積極的に取り組んでいます。今回、花プロ活動の趣旨に賛同して戴き、活動イベントの1つとして“バレーボールを使った軽運動”を提供して戴いています。
2.花プロ活動まとめ
花プロ活動の始めの3年間は、花苗セットの配布希望があった和歌山県内の施設にお届けすることを最優先に実施。
加えて、日程等の都合がつく場には、以下のイベント(1)(2)を実施した。
(1)(日程、場所等の事情によるが)花苗の花壇、プランターなどへの花苗の植替え協働作業
(2)(堺ブレイザーズによる)バレーボールを使った軽運動
これまでの花プロ活動(2022.11発足時~2025.12の約3年間)まとめ(図2)
・花苗セット配布施設数 : 202施設(子ども園90施設、高齢者施設 112施設)
・花苗セット配布数 : 4,610セット配布
・実施したイベント数 : 14回
2022年11月(発足時)計 1施設 30花苗セット イベント 1回
2023年度 計 31施設 1,000花苗セット イベント 6回
2024年度 計 129施設 2,604花苗セット イベント 2回
2025年度 計 41施設 976花苗セット イベント 5回
(合 計) 計 202施設 4,610花苗セット イベント 14回
*2024年度は、花苗セットの配布件数が計170施設と非常に多くの応募があったため、2024, 2025年の2年をかけて、全ての施設に花苗セットを配布。
施設から戴いたコメント
・活動を通じて、“自然にコミュニケーション、笑顔が生まれる”“継続的な活動で交流が活発になる”
・“花苗を世話して花が咲く”体験を通して、やりがい、達成感が得られる
・花や緑に触れる機会を通して、命の大切さ、やさしい気持ちを育む機会になる
・外部からの活動が「新しい刺激」になる
また、2025年5月には、花プロ活動3年目の記念イベントとして、日本製鉄関西製鉄所に子ども園の園児たちを招待し、構内にて花苗の植替え作業や記念写真撮影を行いました。
3.まとめ
“花苗セット”を施設にお届けすることをきっかけに、地域との交流が盛んになり、自然とコミュニケーションや笑顔が生まれていることに気づかされました。こうした「花プロ」活動を継続して、同じ思いを持った仲間づくり、地域社会とのコミュニケーションの活性化や、住みよい町づくりに貢献し、和歌山市のSDGs活動の推進と持続可能な地域社会の実現につなげていければと思います。
SDGs活動に関する基本情報
会社・団体名:SDGs協働活動「花・彩のある暮らしプロジェクト(花プロ)」
所在地 :〒640-8580 和歌山県和歌山市湊1334 花王株式会社和歌山工場
「花プロ」事務局
連絡先 :「花プロ」事務局
073-423-8151 (受付時間 平日午前9時00分~午後4時30分)
SDGs目標

目標04 質の高い教育をみんなに
目標11 住み続けられるまちづくりを
目標12 つくる責任つかう責任
目標17 パートナーシップで目標を達成しよう
SDGs概要
写真右側:日本製鉄関西製鉄所の活動メンバー
写真左側:花王和歌山工場の活動メンバー
「花プロ」活動は、2026年4月から4年目を迎えます。それに合わせて、新たなメンバーで活動を推進していきます。
特に、和歌山市内の施設・学校を主な活動拠点として、花苗セットの配布+イベントを行っていく予定です。
このページに関するお問い合わせ
市長公室 企画政策部 企画政策課
〒640-8511和歌山市七番丁23番地
電話:073-435-1015
電話:073-435-1325(統計調査専用)
ファクス:073-435-1213
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。![]()
