市長記者会見 令和元年8月8日

 

ページ番号1025193  更新日 令和1年8月21日 印刷 

8月市長定例記者会見
【令和元年8月8日(木曜日)午後2
時~】

kaiken0808

市長発表事項

発表項目

【新規開始の文化庁「Living History(生きた歴史体感プログラム)促進事業」第1次募集に採択決定!~文化財    
 の付加価値を高め、収益の増加等の好循環を創出するための先駆的事業~】

 第1点でございます。文部科学省の文化庁のリビングヒストリー、これは初めての事業でございます。そのリビングヒストリーに和歌山市がエントリーさせていただきまして、採択が決定しました。このリビングヒストリーの内容でございますが、文化財の付加価値を上げていき、収益の増加等の地域活性化の好循環を生み出そうという事業でございます。文化財の維持管理というのが非常に負担を伴い、それぞれ文化財の適正な管理も出来ていないような状況です。そんな中で文化財の付加価値をあげることによって収益増や地域の活性化にもつながります。今回、例えば紀州藩の家臣や奉公人が働いている様子や大名行列について、衣装や小道具を復元し、再現することによって歴史を体感できるようにします。今年が紀州徳川家になって400年にあたることもありますので、今年度から令和3年までの3か年で、取り組んでいきます。

【東京大学生産技術研究所設立70周年「サマーサイエンスキャンプin和歌山・加太」が開催されました!】

 2点目でございます。東京大学の生産技術研究所が創立70周年を記念して全国で最初に和歌山市で「サマーサイエンスキャンプ」を開催していただきました。今回の特徴は東京大学と地元の和歌山大学が連携して全国のロケット開発と関係のある市から中高生を募集し、加太でキャンプをしながら科学を学んでいただこうという趣旨で開催させていただきました。和歌山市としても今後の未来を担う子供達が、科学に興味を持っていただけますし、第一線の研究者と共に学べる、ありがたい機会であると考えております。糸川博士がロケットを開発していった際に関係のあった市町村と東京大学生産技術研究所が協力し、コンソーシアムを形成しています。和歌山市も入らせていただいて、一線の科学者を交えた、様々な研究を通して人材育成につなげたいと考えています。当日は東京大学生産技術研究所長及び和歌山大学学長さんも参加していただいたのですが、講師陣も豪華になっております。東京大学の物理学専攻の川越先生や海洋工学専攻の北澤先生、和歌山大学からは足立教授、秋山教授が参加していただき、本当に第一線で活躍されている方々となっております。こうした先生と直接触れ合うことができ、こども達は科学に興味を持たれたのではと思います。将来の日本を背負っていただける道を歩んでいただけたらと思います。

【4,000円で5,000円分のお買い物ができる!和歌山市プレミアム付商品券について】

 和歌山市プレミアム付商品券について、印刷の準備等をしていたのですが、配布要領等が決まりました。まず、配布させていただく方は市民税非課税の方、もしくは3歳未満の子が属する世帯の世帯主になります。注意していただきたいのは、市民税非課税の方が90,000人おられるのですが、申請が必要となります。ただし、市民税非課税の方であっても、配偶者に市民税課税者がおられれば、対象外になります。3歳未満の子が属する世帯の世帯主は申請は不要です。2割5分のプレミアムについて、今までは2割でしたので、初めてとなります。お得ですので、地域の品物を中心に買っていただけるということで、地域経済の活性化にも非常に効果があると思っています。市内の登録店舗でご利用いただけますので、ぜひ参画していただければと思っています。店舗登録につきましては、8月23日までに登録していただければチラシ等への掲載もさせていただきます。この期限を過ぎても登録はできるのですが、チラシ等への掲載ができなくなります。和歌山市としましては、積極的に登録していただき、多くの市民の方にプレミアム付商品券を利用していただけたらと考えています。

【できるが広がる!マイナンバーカード】

 総務省から、マイナンバーカードを健康保険証として利用可能にするということが発表されました。令和3年の3月に運用開始するということで、今後、多くの方が一斉にマイナンバーカードの申請をされることが予想されます。今、和歌山市ではおよそ1か月半待ちなのですが、混雑することが予想されますので、可能な限り早いうちにマイナンバーカードを取得していただけたらと思います。出張窓口を昨年12月から設置させていただいており、申請者が増加しております。非常に便利で、通知カードがなくても受付をすることができますので、ぜひ取得していただければと思います。

【雑賀崎周辺の魅力向上について】

 和歌の浦全体を観光地として再生・活性化する取組を進めておりますが、そのうちの雑賀崎について内容等が固まってきました。まず、古民家活用事業について、雑賀崎にある寄付された大きな古民家を民間事業者に再生していただく事業となっております。アマルフィのイメージに近づけ、可能な限り観光客に親しんでいただけるように再生することを目的に事業者を公募し、決まりました。雑賀崎の地域の特性を生かすとともに、アマルフィのイメージに合ったような再生をしていただきます。また、雑賀崎灯台周辺に展望広場を設けました。このあたりは非常に景観が素晴らしく、双子島を赤く染めながら沈む夕日もきれいです。8月中に供用開始予定です。

【見学歓迎!大型クルーズ客船「ダイヤモンド・プリンセス」がやってくる!】

 これは以前から広報させていただいているのですが、8月16日の12時に入港、21時に出港となっているのですが、和歌山市では積極的におもてなしを展開していきます。全国的にも世界的にも珍しい、合唱団によるお出迎えをさせていただきます。岸壁では、様々なイベントをさせていただきたいと考えています。また、中央卸売市場にもご協力いただき、せり体験をしていただけるということで、クルーズ船を大歓迎できるようなおもてなしをさせていただきたいと考えています。出港時につきましては、エイベックスさんがご協力していただく忍者のふれあい及びパフォーマンスをはじめ、タカショーデジテックさんがご協力していただくフェスタルーチェや合気道演武、よさこい演舞や和歌祭の皆様にもご協力していただきます。様々な形の和歌山らしい文化で世界中から来られた方のおもてなしができればと考えております。

【ねんりんピックで和歌山市一体となったおもてなしを!】

 ねんりんピックでの和歌山市でのおもてなしについて、概ね固まってきました。和歌山市では開会式、閉会式が行われることに合わせて、4個の交流事業があります。そうした交流事業を通じて、多くの選手や関係者、家族が来られますので、和歌山市一体で和歌山市らしさを味わっていただけるような、おもてなし計画を策定しました。今回、さらにご協力していただける方、特に地元の文化や芸術のPRを考えている方について、公募します。可能な限りご協力していただいて、多くの方に和歌山市の文化に触れてもらうことで、和歌山ファンになっていただけるようにと考えています。

記者の質問事項

【新規開始の文化庁「Living History(生きた歴史体感プログラム)促進事業」第1次募集に採択決定!~文化財 
 の付加価値を高め、収益の増加等の好循環を創出するための先駆的事業~】

(記者):まずは最初の文化庁のリビングヒストリー促進事業についてなんですけれども、これは下のところに和歌山市の文化財を活かした歴史体感プログラム事業(案)とあるので、これは今やっていることが選ばれたのではなくて、案を市の文化振興課の方が考えて、それが選ばれたということでしょうか。

(市長):はい。当時の衣装やどのような形で行われていたかについて、歴史書を紐解いたり、学芸員さんと色々な形で調査しました。可能な限り正確に再現していきたいと思っています。

(記者):これが選ばれたことで国の補助も受けられて、これが実際に実現できるということですかね。

(市長):はい、そうです。文化財、和歌山城は史跡になっているんですけれども、それだけではやはり見るだけに終わってしまうということで、当時の歴史も思い浮かべられるように再現ができればと思っています。

(記者):これ、第1次募集に採択されたということなんですが、これは全国でいくつも選ばれるものなんですか。

(市長):第1次募集で11の都市かな。11都市が選ばれています。

(記者):11のうちの1つだと結構な競争率の中から選ばれたと思うんですが、このプログラムのどういうところが文化庁の目に留まってアピールできたと思いますか。

(市長):これは学芸員の方に苦労していただきました。今年は特に紀州徳川家になって400年という節目に当たるということで、我々も力を入れたわけなんですけれども、やはりそうした歴史的な背景や内容が良かったのではと思っております。

(記者):先ほどのリビングヒストリーで質問なんですけれども、こういうことを再現をしていわゆる観光の効果だったりだとか、どんなところを狙いたいと思っていますでしょうか。

(市長):和歌山城では今、忍者のおもてなしをやっているんですけれども、やはり正確に歴史を再現したものが必要と思っています。例えば参勤交代での大名行列について歴史書では学ぶんですけれども、実際に見たことはないと思います。そんな中で大名籠やお付きの方の衣装であるとかそうしたところを再現し、衣装や籠を展示するだけでなく、今後ずっと再現したものにつきまして、平成4年からの紀州おどりぶんだら節、消防の出初式等で活用させていただいて、400年前の和歌山の歴史を感じていただければ、文化等も理解していただけると思っています。

【4,000円で5,000円分のお買い物ができる!和歌山市プレミアム付商品券について】

(記者):ありがとうございます。あともう1つプレミアム付き商品券についてなんですけれども、今回10月の消費税増税に備えてということなんですが、消費だったり家計に影響ってどうしても免れないのかなというところで、この商品券を通じて、どういう効果をもたらしたいのか。もう1つ商品券を配ることで地域経済にどういう影響を起こしたいのか具体的に改めてお願いします。

(市長):消費に与える影響を緩和しようというのが1番大きな目的です。併せて消費税の増税によって影響を受ける世帯、所得が少ない世帯、あるいは子育て世帯、そのような方々に対して出来るだけカバーしていく趣旨で、今回このプレミアム付き商品券が出たものだと思っています。和歌山市としては出来るだけ多くの地域の店舗に参加していただいて、なかなか普段では買わないような店で買っていただければ、さらに地域での経済効果が上がるのではと考えております。店舗募集もこれから更に増やしていきたいなと思っています。いろんな地域の近所で買い物ができるということが地域の経済の下支えになるのではと思っていて、出来るだけ多くの店舗に登録していただきたいと思っています。

【見学歓迎!大型クルーズ客船「ダイヤモンド・プリンセス」がやってくる!】

(記者):ダイヤモンド・プリンセスのことを聞きますけれども、市としてのいろんな期待はおありだと思うんですけれども、どんなところに関心を持っていますか。

(市長):クルーズ船が段々と大型化されています。今回のクルーズ船は11万トン級ということなのですが、これから更に大きな船である16万トン級ベリッシマも寄港予定です。そうしたクルーズ船から多くの観光客が一斉に降りられてくる様子は、非常に象徴的であると思っています。普段、和歌山に訪れない方が海を通じて来県し、和歌山という場所と良さを知ってもらえます。今年はこのダイヤモンド・プリンセスをはじめとしたクルーズ船が入ってくるのですが、和歌山の港にもっと立ち寄っていただけるような仕組みを作っていかなければならないと思っています。和歌山港に立ち寄り、高野山であるとかそういった場所に1日以内で行かれるということで、そのようなことをしっかりPRすることが必要と考えています。和歌山県でしたらどうしても、1番立ち寄りやすい新宮港が多いんですけれども、大阪・横浜の中間にある和歌山市に立ち寄っていただけると、非常に近隣の文化とか歴史を肌で感じることができます。今後もクルーズ船に対して、日本の文化歴史に触れられるということのPRやおもてなしをやっていきたいと思います。そうしたことが地域経済、消費効果につながっていくのではと思っています。

【新規開始の文化庁「Living History(生きた歴史体感プログラム)促進事業」第1次募集に採択決定!~文化財の付加価値を高め、収益の増加等の好循環を創出するための先駆的事業~】

(記者):よろしくお願いします。ちょっと戻って恐縮なんですが、リビングヒストリーのところで、大名行列の再現というとどれぐらいの規模になるのかなと、この資料ではイメージしづらいのですが、実際の紀州藩主の大名行列だと相当な規模だったかと思われるんですが、どれぐらいの規模の再現を考えているのか教えてください。

(市長):どこまで再現できるかというのがあるんですけれども、今回衣装として再現するのは藩主の衣装1名分、それから家臣の衣装1名分、それから籠を担ぐ方の衣装を6名分です。他にも籠、それから手槍とかそういった小道具も再現いたします。人数は衣装で考えると8名です。

(市長):当時の規模まではいかないですけれども、象徴的な衣装で行う形になると思っています。

(記者):ということは象徴的な中心的な部分をぶんだらとかで見ていただけるような形にするということですか。

(市長):そうです。

【雑賀崎周辺の魅力向上について】

(記者):雑賀崎周辺の魅力向上なんですけれども、この事業はIRの誘致とリンクするものなのか、あるいは外国人観光客に例えば和歌山の新たな観光のスポットを再発見・再発掘するとか、そういう意味合いというのはどういうことなんでしょうか。

(市長):まずIRとはリンクしていません。もともと、インバウンドに対応したような和歌山市の観光地を再生していくということで、雑賀崎を含む和歌の浦、加太、和歌山城等について魅力を向上させていく目的で取り組んでいました。その和歌の浦の一部である雑賀崎ということで、整備を進めていきたいと思っています。和歌の浦全体ではホテルの再生や景観の向上、食について等、様々な取組をやっているところでございます。雑賀崎についてはこうしたところが決まっており、まだ途中なんですけれどもさらに魅力を向上させることを考えています。国内外を問わず、出来るだけ多くの観光客が訪れていただければということで整備を進めていきたいと思っています。

(記者):今の雑賀崎に続いて内容を更に教えていただきたいと思うんですが、民間事業所公募ということだったんですが、この山平さん以外にもあったんでしょうか。また、この山平さんはこれまで他に事業をしていて実績があってということなのか、まずこの2点をよろしくお願いします。

(市長):応募していただいたのがお1人です。山平さん自体はもともと県外に住まれていた方らしいんですけれども、雑賀崎の魅力に惹かれて、何か事業ができないかということで、今回ご協力いただけることになったということです。また、和歌山市内でお勤めされた経験を生かしたいということもあったようです。

【4,000円で5,000円分のお買い物ができる!和歌山市プレミアム付商品券について】

(記者):ありがとうございます。それと戻るんですが先ほどのプレミアム付き商品券ですが、なるべくたくさんの地元のお店も協力出来たらということなんですが、まだ登録期限もう少しあるんですが、今現在どれぐらいのお店が登録されていて、それは過去のプレミアム商品券の時とどれぐらいになるのか教えていただけますでしょうか。

(市長):今現在、8月5日時点で289店舗が登録されています。前回が大体1000店舗だったということなんで、今回ペースが悪いと思っています。原因は分からないのですが、前回より限定されている部分ではないかと思っております。さらに呼びかけをしていきたいと考えております。

発表項目以外について

(記者):太陽光パネルの設置の問題について市内で何か所かありますけど、その後何か新しい動きや対応なさっているような事案はありますでしょうか。住民から一部署名も集まっているようですが。

(市長):太陽光発電の問題については地域の方の関心が高いと思っています。先日は第3ブロックの有功、直川、川永、山口地区の方が2万7千人の反対署名を提出されました。この反対運動について、活動が大きくなってきているのではと思っております。また、おそらく業者さん側にとってはFIT法の改正もあり、現在、急いで駆け込みをされている状況ではないかと思います。事業者側と反対される方の双方の動きは、非常に活発になってきているのは事実です。

(記者):それを受けて何か、太陽光を検討しているとか、そういったことはないという理解でよろしいでしょうか。

(市長):県の方は林地開発についての条例と太陽光発電設備についての条例があります。和歌山市の方でも同様に、「和歌山市環境と大規模な太陽光発電設備設置事業との調和に関する条例」があります。和歌山市としては地元の意見を最大限に尊重させていただいて、現在、条例に基づいて審査しているところです。それぞれの太陽光発電設備を設置する場所によって今の進捗状況は違います。今、条例に基づく地元説明会を開催されて、様々な意見をいただいているところで、市としてはそれらの意見を参考にして十分な審査をさせていただき、今後対応を決めていきたいと思っています。

(記者):先ほどの太陽光に関連してなんですが、その条例が出来て今回市としての判断を初めて出すことになると思うんですが、市民の注目も集まっていると思うんですが、そういった初めての判断、市長にとっても重みがある事だと思うんですが、どういった態度で臨まれるのか教えていただけますか。

(市長):まず我々の条例の中では自然災害が大丈夫であるとか、防災面、環境面、生活面、様々な面をチェックすることになっています。それと地元の方々の同意につきましても条例で謳っています。最終的に、色んな観点を踏まえて審査させていただいて、条例上、許可か不許可を決めていきたいと思っています。いずれにしても非常に大規模な太陽光発電であり、影響も大きいことから、慎重に審査させていただいて、地元住民の意向というのも最大限尊重していきたいと思っています。

(記者):ありがとうございます。地元の同意という視点で、開発者側と地元の方と、お話を聞いてると食い違いがあるかなという気もしないことはないんですが、そういったところでものすごく大変な判断になるかと思うんですが、例えば地元の方はいや開発に同意したつもりはないということをおっしゃるかもしれないなとも、すみません素人判断なんですが、そういったこともくみ上げられるのか、厳しい判断になると思うんですが、改めてお考えを伺えましたら。

(市長):地元の方にも確かにいろんな意見があります。太陽光発電設備の場所によっては多少の違いがあると思っているのですが、ただ反対の方が多いのではないかと思っております。それぞれの地元団体等からも意見書の形で出てきますし、個人からも出てきますので、それをしっかりと審査していくことが私は大事と思っています。それを審査したうえで地元の意見というのを最大限尊重し、防災上、環境上、生活上の影響をしっかり見極めて判断していこうと思います。

(記者):先ほどの太陽光の事で同意書なんですが、同意書についてはフォーマットみたいなものを用意されていないそうです。自治会長の名前が書いてあればそれは同意書になり得るのか、それとも自治会で総会などを開いて同意書を作るというのが自治会の同意となりうるのか、そのあたり市長のご意見を伺いたいです。

(市長):単位自治会というものがあり、その上には単位自治会が集まった連合自治会があります。おそらく、自治会であれば機関決定方法が決まっており、自治会としての機関決定をするにあたり、例えば「総会で諮る」のように決定方法を会則等で規定していると思います。自治会が機関決定すれば角印の押印、会長さん個人であれば認印の押印をするのではないかと、自分の経験上、そのように判断しています。しかし、本当に自治会の総意になるかどうかについては、しっかりと確認する必要があると考えておりますので、慎重に見極めていきたいと思っています。

(記者):続けて太陽光についてなんですけれども、その行政としての手続き上はあくまで条例に照らして判断するということだと思うんですが、市長としてやはりFITが終わるというところに駆け込みみたいにこうやって業者がどんどん作ろうとしている状況に対して、何か思われることはありますか。

(市長):これは非常に難しい問題です。市長としてというと決定権者になりますので、最終判断に予断をもって判断したということになってしまいます。公の場で市長としての判断といったところは言いにくいところがあります。

 

(記者):和歌山市内の道路整備が進んで、通過交通の流れが変わっているように思うんですけれども、市長さんご自身ご覧になって市内の道路整備によってどんなところが改善されたと思いますか。

(市長):ここ市内の道路整備というのは国・県・市が合わせて進めてきました。国(NEXCO西日本)については特にインターチェンジを中心に整備していただき、南インターが完成しました。県・市では都市計画道路、主に4車線の道路の整備ということで、幹線道路を中心に整備してきましたので、ずいぶんと幹線道路の体系が変わったと思います。和歌山インター付近から、冬野や安原であるとか南の方へ行く南北の線について、松島本渡線ができたことによって市内中心部を通過する車が減少したのではという感じはします。東西で言えば、南インターに通じる南港山東線ができたことにより、南インターを利用される方が増えると同時に、和歌山インター付近の渋滞も緩和されてきているのではと思います。それらにより、交通の大動脈であるインターチェンジへの交通が変わってきており、渋滞が解消されつつあるかと思っています。ただ生活道路については、まだまだ整備が行き届いていないところがありますし、幹線道路もまだ残っているところがあります。和歌山市の分も残っていますし、和歌山工業高校の前あたりの道路は県に整備していただいていますが、生活道路と幹線道路というのはまだ整備を進めていく必要があると思っています。

                                                以上

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