市長記者会見 令和元年9月3日

 

ページ番号1025301  更新日 令和1年10月21日 印刷 

9月市長定例記者会見
【令和元年9月3日(火曜日)午前10
時~】

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市長発表事項

発表項目

9月定例市議会提出案件について

 9月定例市議会への主な提出案件のうち、予算に関する項目1点目でございます。つつじが丘総合公園内の駐車場等の実施設計の業務委託事業を発注させていただきます。つつじが丘のテニスコート屋内屋外合わせて20面ということで、これから更にテニスコートを中心として色々なスポーツができるような公園にしていこうと思っています。子供達も段差を利用したような長いスライダーであるとか、最近流行しており、東京オリンピックの種目になったスケートボード、また、ボルダリングなど、子供達をはじめ若い人達やシニアもスポーツできるような総合公園化を目指しています。今回その中央の部分について、今一番不足している駐車場の整備に加え、備蓄倉庫を設置する等、防災機能を持たせることで、防災拠点としても活用できるような駐車場ゾーンの整備について、実施設計を発注してまいります。引き続いてスポーツ公園等を整備していく予定なんですけれども、こうすることによって、スカイタウンつつじが丘の価値も上がりますし、色々な世代の層の方がスポーツに親しんでいただくことができると思っています。

 2点目は四季の郷についてでございます。四季の郷は来年4月に、和歌山市としては初めての道の駅としてオープンすることになっています。併せて、道の駅に隣接した体験農園を整備することになりました。1区画が大体20平米程度で、45区画を整備していきます。色々な方が農園に親しんでいただけるとともに、プロの農家の方に指導していただけるので、作付けからどういう品目が良いか等、農業指導もいただける、今までにない体験型の農園になります。また、隣接している道の駅にはレストランや農産物直売所がありますので、農作物の店頭販売、食材としての提供、加工等、色々なことができますので、道の駅との連携も行っていきたいと思います。

 3点目は新北駐車場についてでございます。市民会館の建設が決まりまして、いよいよ工事も着工するのですが、もともと市民会館が伏虎中学校の後に移転してくると駐車場が足りないのではないかという不安もございました。そのような中で、今回、四輪が212台、新たに二輪車が60台置けるように北駐車場を整備します。外見を見ていただいたら分かるんですけれども、今までの立体駐車場と違って景観面も非常に良くしています。また、天守閣がずっと北に、鷺ノ森からも見える市道中橋線、ここを和歌山城からずっと導線として、ぶらくり丁・京橋・市堀川、ここへ引っ張り、歩いて楽しい空間にすることを考えています。その一環で駐車場という殺風景な場所に店舗を設けるようにしています。ここの運用につきましては、公募する事業者次第なのですが、この店舗スペースが特徴になっています。

 次は、9月定例市議会への主な提出案件のうち、条例に関する項目でございます。この9月に森林環境譲与税が入ってくることになります。それに合わせて基金条例を制定するということで、和歌山市は人工林が山地部に比べてそこまで多くはないんですけれども、譲与税が人工林の面積や人口とに比例して配分されます。和歌山市の役割としては、そういった人工林、森林の保全と合わせて、可能な限り、林業を和歌山市の地場産業である木材産業の振興にもつなげることによって、森林を更に守っていける役割が期待できる基金条例を制定してまいります。

9月定例市議会への主な提出案件については以上でございます。

和歌山市動物愛護管理センターがオープンします~犬猫の殺処分ゼロを目指します~

 大項目2項目目についてでございます。和歌山県で初めて市町村営の動物愛護管理センターが10月にオープンします。これはガバメントクラウドファンディングを実施したところ、1800万円の目標額に対して約2800万円という非常に多くの金額が寄附されました。関東圏からの寄附が非常に多かったのですが、全国からの寄附で集まったということになり、非常に動物愛護に対して興味を持たれている方、しっかりと考えられている方が多いのだと感じました。目標は犬猫の殺処分ゼロと愛護思想の普及です。収容可能数を大幅に増加させ、愛護教室や譲渡講習会等も実施しながら、殺処分ゼロを目指していきたいと思っています。10月12日に開所式を実施します。内容につきましては、テープカット及び動物愛護ポスターコンクールの表彰式、クラウドファンディング寄附者銘版除幕式を行います。ガバメントクラウドファンディングで寄附していただいた方をはじめ、多くの方が動物愛護管理センターにお越しいただけることを期待しています。。

友ヶ島第3砲台跡が世界初の“音”の美術館へ

 3点目の大項目でございます。友ヶ島の第3砲台跡が世界初の“音”の美術館になります。これは非常にありがたいんですけれど、エイベックスエンタテインメントさんが、友ヶ島に大変注目されておりました。もともと昨年に実施する予定であったのが、台風等で延期になっていました。エイベックスさんというともちろん音楽の企画・制作であったり、安室奈美恵さんをはじめとした多くのアーティストを生み出されております。そのエイベックスエンタテインメントさんと和歌山市が協力して、音声ARアプリを開発しました。エイベックスエンタテインメントさんが主となっていただいたのですが、色々なコンテンツを選べるようになっています。3砲台跡ではアプリから流れてくる音声・音楽が、音で想像力を掻き立ててくれる等、世界初の音の美術館を友ヶ島で開催することになります。今回はエイベックスさんから詳細発表を控えるようにとのことなので、今回は予告編という形になります。コンテンツ内容の詳細等につきましては、後日エイベックスさんから発表されることになっています。スタートは10月3日です。常設展と企画展があり、企画展が10月末まで、常設展はずっと続ける予定になっています。

ひとり暮らし高齢者への支援について

 4点目の大項目でございます。今月9月は敬老の日や老人の日があったり、非常に敬老に関係のある月ですので、本日から高齢者100歳訪問をさせていただきます。大体25名程度の方に了承していただいております。毎年大体100人程度の方が100歳を迎えられます。資料のグラフを見ていただくと、和歌山市の高齢化率が全国平均・中核市比率よりも高く、30パーセントを超えました。これから高齢化率が高くなっていきます。高齢者の人口自体はそんなに変化しないんですけれど、市内で大体10万人程度の方が高齢者で占めています。100歳以上の方というのは、お手元の資料でも分かるように、5年間で100人増加しています。なんと1.5倍の増加ということで100歳以上の長寿の方が増えてきました。高齢者の中でおひとり暮らしの方というのが大体和歌山市で17パーセントとなります。1万8700世帯がおひとり暮らしの方ということで、大変おひとり暮らしの方も多くなってきています。そうした状況下で、今までも政策を実施してきましたが、全世帯に対しての実態調査及び支援を進めております。特に生活支援コーディネーターで、これは地域の方と一緒になって、高齢者の方の必要な支援をさせていただく制度を構築中です。和歌山市内を15圏域に分けて、可能な限り密にやっていきたいと思っています。またおひとり暮らしの方には緊急通報システムを提供しています。これは和歌山市と契約した警備会社が鍵を預かり、ブザーを押していただいたらどんな時でも短時間で駆け付けていただくシステムです。これによっておひとり暮らしの方の安心度を高めていきたいと思っています。他にも、おひとり暮らしの方のためのふれあい食事会も実施しています。こうしたことを通じて、高齢者の方の生活状況が可能な限り、常々と把握できるような仕組みを作っていき、おひとり暮らしの方が安心して生活できるような社会を築いていきたいと思っています。

~つれもてサポート事業~介護施設でのボランティアさんを募集しています!

 5点目の大項目でございます。こちらは、元気な高齢者の方が高齢者の方を支えていく制度作りの一環であります。65歳以上の元気な方が介護施設等でボランティアしていただいたら、ボランティアポイントを付与させていただく、つれもてサポート事業をやっています。年間5000ポイントが溜められることになっているんですけれども、こうしたふるさと名物チョイスの産品を選んでいただいたり、あるいは現金に代えていただいたり、そうしたことを通じて、社会参加していただけたらと考えております。社会参加していただくことによって、支援する側の方も受ける側の方も元気になりますので、重要な事業であると考えております。施設につきましては資料として添付させていただいています。その施設でボランティアをしていただくと、ボランティアポイントの対象になります。

ねんりんピック紀の国わかやま2019 和歌山市出場選手の壮行会を開催します

 6点目の大項目でございます。いよいよねんりんピックが11月から始まります。開催まで67日なんですけれども、和歌山市で壮行会を実施します。和歌山市からの出場選手は、26種目284名です。最高齢者について、男性の方が91歳の健康マージャンに参加される方で、女性の方はなんと96歳の方が水泳で出場されます。この方は95歳から99歳のマスターズの日本記録保持者でもあります。このような方も出場され、元気な高齢者の方が多くなってきていると感じます。お手元に写真等も掲載しております。和歌山市としても、健康と福祉の祭典であるねんりんピックをぜひ成功させて、更に高齢者を中心とする市民の健康と福祉の向上を図っていきます。併せて、県外から来られる方へのおもてなしもしっかりやって、和歌山ファンを増やしていきたいと思っています。

 発表項目は以上でございます。よろしくお願いします。

記者の質問事項

9月定例市議会提出案件について

(記者):まず予算の内容についてなんですが、市営北駐車場の所に店舗のスペースを設けるということですが、公募はこれからということなんですが、何か市長の中でこんな感じのお店というイメージがあるんですか。

(市長):この市道中橋線を見ていただいたら、ちょうど紀陽銀行と市民会館の建設場所との間なんですけれど、天守閣がまともに見えるんです。今度紀陽銀行が移転することになっており、天守閣がずっと見える通りですし、ぶらくり丁への導線にもなりますので、食べ歩きやまち歩きを楽しんでいただける場所にしていきたいと思っています。隣は市民会館が建設される予定ですし、飲食店もあります。また、中橋というトラス橋の橋があるんですけれども、ライトアップしたり、その向こうの市堀川周辺に親水公園も設置することを考えております。食べ歩きが出来たら一番だと考えておりますが、この店舗スペースでは、飲食もできるような場所にしていくことを考えています。

友ヶ島第3砲台跡が世界初の“音”の美術館へ

(記者):ありがとうございます。すみません、続けてになるんですが、友ヶ島のエイベックスさんとコラボするアプリのお話なんですが、その内容はエイベックスさんから発表があるとして、市が行政機関として何か契約をエイベックスさんとしたりするんでしょうか。

(市長):アプリ開発にあたり、多少費用負担もすることになっていて、共同開発ということでアプリの権利は市にもあります。

(記者):もう協定は結ばれているんですか。

(市長):開発の契約は締結しました。実はエイベックスエンタテインメントさんに和歌山市出身の方がおられて、その方が友ヶ島に注目されて、今回音の美術館につながりました。エイベックスエンタテインメントさんと言えば音楽が専門ですので、そのような事業者と協力できたということは非常にうれしいです。

(記者):費用負担とおっしゃいましたが、予算はこれからどの議会でついていくんですか。

(市長):当初で500万を予算化しています。この先も続けていただけるということで、非常にありがたいと思います。

 

(記者):今の友ヶ島の件なんですけど、友ヶ島1か所の時は本当に使えるアプリとして、観光をされて1回使って終わりかなと思うんですけれども、そこからエイベックスさんと一緒に取組が広がっていくようなイメージなんですか。

(市長):まさにその通りです。友ヶ島だけでなく、和歌山城等も事業対象に含めては、という話もあったんですけれど、まず友ヶ島ではじめるということで、この先、和歌山城をはじめとした色々な場所で、音声ARアプリ導入の効果、景観・音楽の調和等、様々な要素から、実施場所を見極めていけたらと考えています。

 

(記者):友ヶ島の音楽の話なんですけれども、全部デジタルで完結してしまうと高齢者の方とかがあまり楽しめないと思うんですけれども、その辺はどんなふうにお考えですか。

(市長):デジタルですので、その部分は確かに高齢者の方には難しいかも分からないですが、今のところこのアプリを利用していただくことを前提で進めております。しかし、これまで通り、観光を楽しんでいただくというのは特に変わりなくできますので、音声ARアプリは今までの楽しみ方にプラスしてという形になっております。やはり、デジタル化を考慮すると、どうしても若い人がターゲットになってきます。友ヶ島内の施設や歩道等の環境整備を行い、便利にすることで、高齢者の方も含めて楽しんでもらえるような有名な島にしていければなと考えております。

 

(記者):友ヶ島の話で、アプリをインストールしなければいけないと思うんですけれども、友ヶ島はWi-Fiを無料提供したりそういうことはされているんでしょうか。

(市長):確認してから、説明させていただきます。

和歌山市動物愛護管理センターがオープンします~犬猫の殺処分ゼロを目指します~

(記者):動物愛護管理センターなんですけども、和歌山県でこういった施設は初めてなんですけれども、例えば関西近畿で先進的な取組をしている自治体があって、それを参考にされたとか、その辺ちょっとお話伺いたいんですけれども。

(市長):他の自治体の動物愛護センターを参考にしています。

~つれもてサポート事業~介護施設でのボランティアさんを募集しています!

(記者):つれもてサポート事業なんですが、これはすでに始まっているということでよろしいのかということと、そのボランティアの活動内容は、受け入れ機関さんの要望とかに応じてするものなのかというとこと、ポイントの付与ですが年間5,000円上限ということですけれども、年間というのは年度ごとなのか登録されてからの1年間なのか、どういう形でするのか教えてください。

(市長):これはすでに始まっています。大体100名程度が年間利用されているんですけれども、さらに広げたいという思いがあって力を入れてPRしていこうと思っています。特にこの9月というのは敬老週間もありますし、出来るだけ大勢の方が参加していただけたらと思います。活動内容につきましては、登録施設とボランティアをされる方との話合いで決めていくことになります。ポイントにつきましては、年度ごとになります。

ひとり暮らし高齢者への支援について

(記者):ひとり暮らし高齢者への支援についてお伺いしたいと思います。まずはこの生活支援コーディネーターであったり、緊急通報システムなど、この辺りは県内の他の市町村でやっているところっていうのはあったりするんでしょうか。

(市長):生活コーディネーター制度はおそらく、他の市町村からも始まっていると思います。ただ、おそらく和歌山市が県内では一番先行しているのではと思っています。元気な方にお年寄りを支援していただくためには、地域の力が大事ということで、和歌山市内15圏域でそういう方を支援してくれる方を募集したり、あるいは支援を必要とされる方についてアンケート調査や実態調査したりしていますので、先行していると思います。

(記者):このコーディネーターを務められるのは市の職員の方ではなくてボランティアの方だったりということでしょうか。

(市長):これは和歌山市と和歌山市社会福祉協議会等とが共同で実施しているんですけれども、そこから15圏域でそれぞれやってもらえる方、例えば社会福祉協議会構成員であったり、あるいは高齢者の福祉施設の方であったり、民間の方に担当していただきます。

(記者):まだこれからだと思うんですが、15圏域ですけれども、1圏域でどれぐらいの人を配置するような感じのイメージになりますでしょうか。

(市長):コーディネーターは1圏域につき1人です。そのコーディネーターの基に、民生委員さんの協議会や社会福祉協議会、自治会をはじめとした色々な団体、色々な方がその中に入ってきてくれることになっていて、実働数は非常に多くなると思います。

(記者):あと緊急通報システムなんですけれども、これ申込先が社会福祉協議会になっていますけれども、これは必要な高齢者の方がこちらの方に申し込むような形の制度なんでしょうか。

(市長):市が社協さんに委託している事業なんですけれども、受付を社協さんでやっていただいています。これは設置費も無料、維持費も無料ということで、なかなかご存じない方が多いと思っていて、これから特におひとり暮らしの方で、孤独死であったりとかそういう悲惨なことをなくすためにもしっかりこの緊急通報システムを活用していきたいと思っています。

 

(記者):今の緊急通報システムなんですが、平成26年からやられているということで大丈夫でしょうか。

(市長):はい。昭和63年にスタートしたんですけれども、PRが不十分といいますか、ほとんど利用されていない状態なんです。これからそのコーディネーター制度を通じて、お1人暮らしの方全員にこういう制度があるということを説明して、周知させていただければと思っています。

和歌山市動物愛護管理センターがオープンします~犬猫の殺処分ゼロを目指します~

(記者):続けて動物愛護管理センターの方なんですが、今まで犬が18匹、猫が12匹ということだと思うんですが、これは以前の施設で収容可能だった数なんでしょうか。今回40匹と50匹に増えるということで、これは十分な数字と思って大丈夫なんでしょうか。

(市長):もともと保健所という形で保護させていただいていたんですけれども、新たに動物愛護管理センターということで殺処分をゼロにしたいと思っています。環境省では治療の見込みがない病気や攻撃性があるなど、譲渡することが適切でない動物以外の殺処分を減少させていく方向性も示しつつあることから、そういったものを対象に殺処分ゼロを目指していきます。譲渡できる動物については、殺処分しないようにということで、その保育頭数等を一応勘案しています。ただ、これだけでは不安な部分もありますので、可能な限り譲渡機会を増やしたり、多くの方に動物愛護について知ってもらって、保護される動物を減らしたいですし、保護された動物については譲渡していけるようにしていきたいと考えています。それが今回の趣旨で、殺処分ゼロになるかどうかというのは、これからの活動次第であると思っています。

発表項目以外について

(記者):メガソーラーの事業者の提訴について、先日コメントを出していただいていますけれども、改めて現状進展とかがあれば、それと市の対応を改めて市長のご意見伺えればと思います。

(市長):和歌山市の和泉山脈に、太陽光発電施設設置の動きが出てきているのと、一部申請が出てきているのもあります。今回の件については、事業者は急いでいるということで、色々な手続きを早くしてほしいという要求がありました。手続き的には和歌山市の方は太陽光発電施設についての条例を持っています。これは許可制度になっています。今回の件は県の林地開発の許可に対して、その手続きを早くしなかったということで訴訟されたものだと受け取っています。その原因については、和歌山市が林発に関する許可をなかなか出さずに遅れたと訴えており、県市両方が提訴されたんですけれども、仮の義務付け申立については却下されたということで、我々は県市の主張が通ったと思っています。しかし、市条例に対しての本申請を出されてますので、これからは市の条例に基づいて、しっかりと審査していきたいと思っています。そんな中で地元の意見として、非常に多くの方が反対され、防災、環境への影響ということを心配されています。和歌山市の条例では影響を受けると認められる自治会の同意書を提出する事を条例の中で規定していますので、そうした同意書等を提出されている状況等も見極めて、それ以外のいろんな環境面の状況も判断して、これから審査していくことになります。地元の声を最大限尊重していきたいと思っています。

 

(記者):太陽光の関係なんですが、この間の八幡台とか西庄の地区で住民が説明会、住民自体が理解するための説明会みたいなものがあったんですけれども、その中で地域の人が太陽光というものはどういうものかってまだ知らなかった人がかなりいて、それで驚いて、それで業者側の説明は3回やったので一応これで終了したという形になると思うんですけれども、例えば和歌山市がもう一度、太陽光というものはこういうものですよというような基本的な知識ですとか、住民の疑問に答えるような説明会みたいなものはやられるようなお考えというのはどうなのかなと思うのですが。

(市長):市政報告会という形で6月から各地区を周らせていただきました。市の全体的な事業の説明、そしてご意見をお聞きするという会です。それぞれ太陽光発電施設についての意見が出ている地区もありますし、全く質問が出なかった地区もあるんですけれども、改めて説明することについては、今のところ考えていません。しかし、地域の方が市からの説明を要望することがございましたら、本市の条例内容等を説明していきたいと思います。

 

(記者):すみません、太陽光の事で。先ほどの地元の同意書を確認して審査していくということでしたけど、改めて地元の同意書というのはどういうものであるべきだとお考えでしょうか。

(市長):賛成か反対であるのかについて、地元の捉え方や範囲があると思います。和歌山市では可能な限り広域の範囲を選定しています。隣接した自治会だけでなくて、広範囲の自治会、全体をカバーしている連合自治会といったところの同意書を位置付けていますので、今回どこまでの範囲の同意で出てくるかというところについて、中身まで含めてしっかりと審査していきたいと思っています。

(記者):もしその同意書に必要だと考える地域が、和歌山市が考える地域が足りなければ、改めて事業者に指導して自治体の許可を得るようにとか、そういうこともあるんでしょうか。

(市長):そういうことです。我々が指定した地域と事業者が説明会をした地域が異なる場合、特に少ない場合については、それは審査の対象になってきます。説明会の実施を拒否する場合は、これは当然審査の中で大きなマイナス要素になってくるのではと思います。

 

(記者):ちょっと話逸れてすみません。今の市民図書館の後に出来る大学の進捗状況ってどうなっていますか。

(市長):理学療法士、作業療法士の専門職大学ということで、これは今年から出来た制度でして、その専門職大学について、認可申請をしていたところでした。一応8月末で文科省の回答が来ると思っていましたが、少し延びています。審査意見、附帯意見等がついてきました。大学側としては来年4月のオープンを希望していますので、可能な限り間に合うように文科省の回答がいただければと思っています。

                                                以上

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