vol.5 「地域情報誌を活用した“情報発信”でSDGsに貢献」株式会社 ウイング

 

ページ番号1042707  更新日 令和4年3月14日 印刷 

株式会社 ウイング

第5回のSDGs活動紹介は、“地域社会への貢献を理念のひとつとし、地域の情報誌を発行”している「株式会社 ウイング」から、編集長 宇治田 健志(うじた たけし)様 にお話を伺いました。

*ウイングでは自社発行の地域の情報誌として、「ほうぼわかやま」「COURSE和歌山」「さくらノート和歌山」の3誌を発行しており、宇治田さんは、元新聞記者の経験を活かして、「ほうぼわかやま」「さくらノート和歌山」編集の責任者として携わっておられます。

“もっと和歌山のことを知ってほしい”、地域の情報誌を活用して情報発信!

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株式会社ウイング
編集長 宇治田 健志 様

宇治田さんから、自社発行の地域情報誌3誌(「ほうぼわかやま」「COURSE和歌山」「さくらノート和歌山」)を紹介していただき、各誌の特長などを表1にまとめました。

3誌の特長(表1を参照)

・「ほうぼわかやま」:和歌山の歴史・文化を紹介して、和歌山の魅力を再発見する

・「COURSE和歌山」:和歌山での就職を希望する高校生に地元企業の魅力を伝える

・「さくらノート和歌山」:和歌山市で学ぶ中学生・高校生に、和歌山で働く大人たちの姿(どんな仕事をしているのか、やりがい、苦労、成功体験など)を紹介して、子どもたちの職業観、価値観を育成する。

特に、和歌山で学ぶ、中学生・高校生などの若い世代に、“地元和歌山のことをもっと知ってほしい”“和歌山の魅力、地元企業の魅力を伝えたい”という作り手の強い思いが伝わってきます。この思いは、「さくらノート和歌山」の巻頭“発行にあたって”のところに、読者に向けてのメッセージとしても記載されています(図1)。

表1

【ふるさと再発見! ほうぼわかやま】

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・2008年創刊、年2回発行(7,12月)

・発行部数:10,000部

・配布先 :県の公的機関、和歌山市内の郵便局、コミュニティセンターなど。

・特長  :地元和歌山にゆかりのある歴史や文化を掘り起こして紹介する地域情報誌。和歌山の魅力が再発見できると共に、地域の活性化に貢献。

【COURSE和歌山】

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・2018年創刊、年1回発行

・発行部数:21年南部エリア版:2,100冊配布、21年北部エリア版:3,400冊配布                                                                           

・配布先 :和歌山県下の高校生約21,000人に配布(計42校;進学希望者含め3年生全員に配布)

・特長  :和歌山での就職を希望する高校生に、地元企業の魅力を伝える(和歌山の“企業”と“高校生”をつなぐ)就職応援BOOK。*掲載企業数は延べ220社

【さくらノート和歌山】

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・2019年創刊、年2回発行

・発行部数:13,000部

・配布先  :和歌山市で学ぶ中学生・高校生に、先輩たちの姿や郷土について知ってもらうための“郷土愛的キャリア教育(価値観教育)”情報誌。和歌山で働く大人たちの姿(どんな仕事をしているのか、やりがい、苦労、成功体験など)を紹介して、子どもたちの職業観、価値観を育成する。*「さくらノート」:和歌山県、石川県、富山県、北海道の1道3県で発行されています。“さくらノート”で検索すると、それぞれのさくらノートの概要やバックナンバーなどをみることができます。

こうした地域情報誌を発行するに至った背景・経緯について教えていただきました。

《状況》

1) 和歌山は県外大学進学率(和歌山県内の高校から、県外の大学(短大を含む)へ進学した学生の割合。*文部科学省が毎年実施する学校基本調査を基に分析される)が、とても高い状態が継続していること。

2) 県外に進学した高校生は、そのまま県外で就職することが多い傾向にあること。

*県内に戻ってくるUターン就職の割合は少ない

→ その結果、地域の人口減少や活力低下にもつながってくる。

3) 就職する人の多くは、「聞いたことがある企業」「親が知っている企業」「先生が教えてくれる企業」といった「知られている」企業への就職を考えます。

《取組の思い》

こうした状況から、就職するにあたり必要とされる「地元企業の魅力を掲載した地域情報誌」を作り、早いうちから県内の中学生・高校生に直接アピールしていく機会が必要だと思っています。そして、“和歌山で働くことを選択肢の1つに入れてもらいたい”、その結果、“地域の若者の地元企業への就職率を上げ、地域の活性化につなげていければ”と思っています。

地域情報誌を活用した“情報発信”でSDGsに貢献!

こうした地域情報誌を活用した“情報発信”で地域社会に貢献して、和歌山の“持続可能な地域づくり”“元気な和歌山市、和歌山市の活性化”につなげていきたいと思います。こうした取組は、SDGsの目標4“質の高い教育をみんなに”、SDGsの目標11“住み続けられるまちづくりを”につながります。

*「さくらノート和歌山」の巻末に、SDGsに貢献していきたいとの思いが掲載されています(図2)。

基本情報

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会社・団体名:株式会社 ウイング

和歌山の印刷会社ウイング(さくらノート発行) (w-i-n-g.jp)

所在地:〒640-8411 和歌山市梶取17-2

連絡先:073-453-5700

メール:mail@w-i-n-g.jp

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株式会社ウイング
編集長 宇治田 健志 様

SDGs目標:持続可能な地域づくりに貢献していく。SDGs目標4“質の高い教育をみんなに”・SDGs目標11“住み続けられるまちづくりを”

概要:地元・和歌山の地域に根差した印刷会社として40年以上歩んできました。自社媒体の『さくらノートわかやま』『ほうぼわかやま』『COURE和歌山』の発行を通じ、地域の発展に貢献していきたいと考えています。

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このページに関するお問い合わせ

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