vol.7「コミュニティづくりからはじまるSDGs活動」NPO法人 ホッピング

 

ページ番号1045549  更新日 令和4年9月7日 印刷 

NPO法人 ホッピング

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NPO法人ホッピング
理事長
貫名 茜(ぬきな あかね)様

第7回目のSDGs活動レポートは、“子育て中のママたちが「家庭から地域へ」「地域から社会へ」と自分らしく、いきいきと社会参画していけるよう、地域社会と母親をつなぐ活動を通じてSDGsに取組んでいる「NPO法人 ホッピング」から、

理事長の 貫名 茜(ぬきな あかね)様 にお話を伺いました。


*今回ホッピングの活動が、“活動で助けてもらった人が、今度は助ける側になって活動が循環しています”とお話を伺って、これが本当の持続可能なSDGs活動をしていくための大切なポイントだと思いました。

NPO法人ホッピングの活動について

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子育て広場の活動の様子

 NPO法人ホッピングは、子育て中のママたちが自分らしく、いきいきと社会参画できる地域づくりをビジョンに、和歌山での子育て支援、女性の就労支援の活動をしていて、和歌山の子育て環境をよくしていきたいという、子育て中のママたちが集まり、ホッピングを運営しています。


*2011年に子育て中のママたち有志で手作りの子育て広場「子育て世代が集まるコミュニティカフェおしゃべり広場ホッピング」を作るところからはじまり、2015年に法人格を取得、2021年に10周年を迎えました。

はじまりは子育て世代が集まるコミュニティづくりから!

お話を伺った貫名さんご自身が子育て中に、以下のような思いを相談できる場所がなかったことから、“それなら自分でやろう”と、子育て世代で同じ思いを共有する仲間と集まり:コミュニティを作って、情報交換や交流する場を提供しようとはじめたのがきっかけでした。

〇「和歌山にこんなサービスがあったらいいな」「こんな仕組みがあればいいな」「こうした支援が足りないな」など、感じることがたくさんありました。そんな話をママ友などとすると、私もそう思っていたと共感されることが多くありました。

〇子育てママたちとお話していると、独身の時に取得した資格やしっかりとしたスキルなどの能力を持っているのに、子育てのために離職して家庭に入る方が多くいました。「子育てママの持っている能力を、そのままにしておくのはもったいない、活かす機会が必要だ」「女性が子どもを産んでも仕事がしやすい社会にしていかないといけない」と思いました。

子育て世代が集まる“コミュニティづくり”から始まるSDGs活動

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     具体的なコミュニティの事例

今でも大切にしているのが、ホッピングを立ち上げた時の“子育て世代で同じ思いを共有する仲間と集まり:コミュニティを作って、情報交換や交流する場を提供する”というところです。

最初はおしゃべり会から始まって、だんだん何がしたいのかが形になっていき、子育て中のママたちで、“仕事をしたい、起業したい人が集まるコミュニティ”“再就職したい人が集まるコミュニティ”“育休中のおかあさんが集まるコミュニティ”など、目に見えない思いが見えるように具体的なコミュニティが生まれて、活動が始まります。今では、ママ講師®(家庭・育児を両立しながら、資格や特技を活かしフリーランスとして活動しているママ)の運営、子育てイベントの開催、子育てママの再就職支援事業など、展開しています。

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ボランティア活動の様子

“たくさんコミュニティができてくると運営していくのが大変になっていくのでは?”とお聞きしたところ、「はじめはホッピングを利用していた子育て中のママたち(*保育士の資格を持っている方もおられます)が、子育てがひと段落したら、今度はそのママたちがホッピングのいろいろなコミュニティをスタッフや有償ボランティアとして助ける側に回ってくれて、自然と循環していく形が生まれてホッピングがうまく運営されています」と、教えて戴きました。

◎活動に助けてもらった人が、今度は助ける側になって活動が循環していく、
このお話を聞いて、これが本当の持続可能なSDGs活動をしていくための大切なポイントだと思いました。

 

また、“こうしたホッピングのような活動は、日本でどのくらい活動されているのでしょうか?”とお聞きしたところ、「【子育て支援】と【女性の就労支援・起業支援の社会復帰】の両方をやっているのは、全国でここだけで、そのため、いろいろなところから相談があったり、どのように活動しているのか視察に来られたりされることもあります。そうした時はいつも、地域団体、行政、企業、個人など、たくさんの方とのつながりを大切にしてください、こうしたいろいろな方とのご縁が、応援・支援や連携・協働事業への取組につながっていくと思いますとお話しています」と教えて戴きました。


お話の最後に、これからの思いを伺いました。

「ホッピングがあったからよかった」「子育て広場があったから助かった、大変な子育て期間が過ごせた」といってもらえるような団体になりたいな、そんな思いでホッピングの活動を続けて、和歌山の子育て環境をよりよくしていきたいと思っています。

基本情報

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NPO法人 ホッピング

会社・団体名:NPO法人 ホッピング
【SDGs 環境・CSRの取り組み】  https://hoppingmama.com/

所在地   :〒640-8108 和歌山市雑賀町58
連絡先   :073-425-8789
お問い合わせメール info@hoppingmama.com

SDGs目標

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NPO法人ホッピング
理事長
貫名 茜(ぬきな あかね) 様

子育て支援・女性の就労支援のサステナブル活動を通じて、SDGs達成に貢献していく。

SDGs目標
05.ジェンダー平等を実現しよう
08.働きがいも経済成長も  
11.住み続けられるまちづくりを
17.パートナーシップで目標を達成しよう 

概要   

◎ホッピングが取り組みを進める重要課題とターゲット
5.ジェンダー平等を実現しよう
ジェンダーの平等を達成し、すべての女性と女児のエンパワーメントを図る。
8.働きがいも経済成長も
すべての人のための持続的、包摂的かつ持続可能な経済成長、生産的な完全雇用および
ディーセント・ワーク(働きがいのある人間的な仕事)を推進する。
11.住み続けられるまちづくりを
2030年までに、包摂的かつ持続可能な都市化を促進し、全ての国々の参加型、
包摂的かつ持続可能な人間居住計画・管理の能力を強化する。
17.パートナーシップで目標を達成しよう
持続可能な開発に向けて実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する。

上記課題とターゲットを視野にNPO活動を行っています。

◎SDGs de 地方創生カードゲームの開催
自主企画、企業・行政からの依頼、学校教育への提供等

◎「和歌山食と暮らしプロジェクト」の実施
https://note.com/foodandlivingpj/

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このページに関するお問い合わせ

市長公室 企画政策部 企画政策課
〒640-8511和歌山市七番丁23番地
電話:073-435-1015
電話:073-435-1322(公民共創室専用)
電話:073-435-1325(統計調査専用)
ファクス:073-435-1213
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