vol.9「次世代環境車の有効活用でSDGs」和歌山自動車株式会社

 

ページ番号1045873  更新日 令和4年11月1日 印刷 

和歌山自動車株式会社

第9回目のSDGs活動レポートは、2021年にSDGs宣言を発表され、次世代環境車のエネルギーの有効活用の普及・啓発活動を通してSDGs活動に取り組んでいる「和歌山自動車株式会社」から、

代表取締役社長 西川 直人(にしかわ なおと)様
モビリティ課  石川 健二(いしかわ けんじ)様 にお話を伺いました。

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※次世代環境車 : 二酸化炭素(CO2)の排出量が少ない環境に優しい車で、「電気自動車」
「プラグインハイブリッド電気自動車」「燃料電池自動車」「HV(ハイブリッド)車」等があります。
 

最近のニュースの1つで、“停電になった時の備えとして、電気自動車を蓄電池として使うことで施設内に電気を送ることができる”“電気自動車は災害時の電源として非常に有効で「動く蓄電池」として普及が期待される”というニュースをよく聞きます。今回は、その具体的な取組について教えて戴きました。

和歌山自動車のSDGsの取組

和歌山自動車は、県内に5つの拠点(事業所)があり、各拠点を中心に地域に密着して、車のパーツ(部品)販売と回収・リサイクル活動(期限切れ発煙筒、廃棄バッテリー、フロンガス、廃棄バンパー)等を行って、人と車とのつながりを大切にしています。こうした中、和歌山自動車SDGs宣言にあるように、今、一番力を入れて取り組んでいるのが、次世代環境車の有効活用の啓発活動です。

“次世代環境車の有効活用”及び“給電機能装着車の有効活用”の啓発活動

※災害時の三助【自助】【共助】【公助】の観点から啓発

※【自助】とは自身(家族含む)で身の安全を守る事・備える事
 【共助】とは周囲の人たちで協力して安全を守る事・備える事
 【公助】とは公的機関による安全への対応・備える事

1) 次世代環境車のエネルギーの有効活用について教えて戴きました!

次世代環境車の電気エネルギーを蓄えている蓄電池の容量*1は、家庭用のものと比べてとても大容量です。そこで、災害・事故などで突然、停電になってしまった時、(AC100V コンセント装着車/非常時給電システム装着車)であれば、車とお家をつなげることで、車に蓄えられた電気エネルギーを(車を蓄電池として活用)、お家の電源の代わりにすることができます。

*1(車の蓄電池容量によって異なりますが)お家の1日の消費電力が400Wの場合、約4~5日間の電力供給が可能です。また、停電時に、(コンセント1口あたり)最大1,500W以内であれば複数の電気製品に給電することが可能です。
 

また、車とお家をつなぐ間のところに[(複数のコンセントを持つ)EVパワーステーション/外部給電器パワー・ムーバー]を設置すると、同時に複数の電気製品が使えるようになり、いつもと同じような“持続可能な”日常生活/暮らしが可能となり、とても便利です。

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停電した場合の
次世代環境車の
エネルギーの有効活用
のイメージ((1)~(4))

(1)パワーステーション


(2)パワームーバー

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2)その啓発活動について教えて戴きました!

官民一体の地域連携活動の一環として、災害時における連携協定の締結・給電車の体験会等に取組んでいます。取組の実例として、災害協定に於いて、和歌山自動車として給電車だけでは無く、全ての12V車で電力供給が出来る機器 (インバーター)の貸し出し・トヨタカローラ和歌山株式会社より給電車の貸出・パートナーシップ会社として前記(可搬型外部給電器パワームーバー)の貸出等々、給電車の有効活用を考え、積極的な活動案内及び協定締結・防災訓練等への参加に取り組んでおります。


《取組事例》
*西川様がトヨタカローラ和歌山の代表取締役社長も兼務されておりますので、和歌山自動車およびトヨタカローラ和歌山としての取組みも含みます。

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       田辺市「災害時協定」

【災害時における協力に関する協定】
  2022年05月 田辺市「災害時における協力に関する協定」
  2021年11月 紀美野町「地域防災支援に関する協定」
  2021年08月 海南市「地域防災支援に関する協定」


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 紀美野町立美里中学校 総合防災訓練

【次世代環境車の有効活用の体験会】
  2022年08月 紀美野町立美里中学校総合防災訓練
  2021年11月「すこやか橋本 学びの日」防災給電体験会
  2021年11月「おもしろミライまつり」給電体験
  2018年10月 有田市防災給電デモンストレーション


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    高野山金剛峰寺に超小型電気自動車を導入

【地域との連携・協力で災害時に備える】
  2022年04月 高野山金剛峯寺に
         超小型電気自動車を導入

 

これらの活動は、
SDGs目標07 エネルギーをみんなにもっとクリーンに
SDGs目標11 住み続けられるまちづくりを
SDGs目標13 気候変動に具体的な対策を
SDGs目標17 パートナーシップで目標を達成しよう
に貢献していくものです。
 

◎和歌山自動車は、これからの地域のみなさまのベストパートナーとしてSDGsに貢献していきたいと
 思います。

基本情報

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会社・団体名:和歌山自動車株式会社

【SDGs 環境・CSRの取り組み】 https://wakaji.co.jp/sdgs/ 

所在地   :〒641-0056 和歌山市秋葉町2-11
連絡先   :073-445-0180
お問い合わせフォーム https://wakaji.co.jp/contact/

SDGs目標 : 和歌山自動車 SDGs宣言

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    和歌山自動車株式会社
 代表取締役社長 西川 直人 様

2030年、カーボンニュートラルの目標に向けて次世代環境車
の普及がもたらす、住み続けられる好循環社会の未来を考え
持続可能な社会の実現を目指します。
地域の皆様・企業様・団体様とパートナーシップで連携・協力
して推進致します。

概要

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    和歌山自動車株式会社
  モビリティ課 石川 健二 様

自動車産業に携わる私達にとって、100年に一度の転換期と言われて
おります。私達は、持続可能な企業となる為にも、皆様と共に未来像に
向かって活動します! 

《私達の未来像》
次世代環境車の普及を通して、C02削減・減災への備えで
持続可能な社会の実現を目指します。

《私達の未来像へのアプローチ》
【次世代環境車の価値啓蒙活動】
パートナーシップで連携・協力し、給電システムが付帯した
車の価値の啓蒙活動に努めます。

【インフラ整備】パートナーシップで連携・協力し、EV・PHEV車等の充電整備設置に努めます。

【災害時の三助】
【自助】         パートナーシップで連携・協力し、色々な啓蒙活動から自助意識向上に努めます。
【共助】【公助】 パートナーシップで連携・協力し、共助意識を持って、防災協定の締結・防災訓練等へ
         積極的な参加に努めます。

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このページに関するお問い合わせ

市長公室 企画政策部 企画政策課
〒640-8511和歌山市七番丁23番地
電話:073-435-1015
電話:073-435-1322(公民共創室専用)
電話:073-435-1325(統計調査専用)
ファクス:073-435-1213
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